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2017年04月22日
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カテゴリ: ヨタ話
30年以上の前の話

オレはゲーセンが好きだった。

小学生の限られた小遣いで、いかに長くゲームを楽しむかを常に考えていた。

その方法とは・・・単純に、上達である。

その頃好きだったゲームは、

ムーンクレスタ

トランキライザーガン

クレイジークライマー

などなど。



しかし、小学生の小遣いで「やりこむ」ことなど言語道断である。文字通り、わずかな小銭しか持ち合わせていないのだ。

では、どうやって上達すればいいのか?

「見(ケン)」である。

とにかく、上手い兄さんのプレイをガン見する。ガン見するだけなら当然タダである。日によっては見るだけで帰った時もあったように思う。50円玉1枚も無駄にはできないのだ。

特に、クレイジークライマーは上手いプレイヤーのプレイを毎日ガン見していた。ガン見三昧である。いまの年齢であんなにガン見したら、確実にドライアイになる。そのくらいのガン見である。

ガン見の合間に、少ない小遣いをやりくりしてプレイする・・・。すると不思議なことに、大してやりこんでいるゲームでもないにも関わらず、意外と自分が上手いということに気づく。

例えて言うなら、自動車学校で運転したら、教官が「あれ、お前もしかして、無免許で運転してた?」って言うレベルである。とてもビギナーじゃねえと疑われるレベル。

少ないプレイをガン見で補う。そして、わずかな投資しかできない小学生にも関わらず、俺はいつしか、クレイジークライマーのハイスコアボーイとなった。

つまり、そのゲーセンに集うプレイヤーの中で一番うまくなったということである。

その当時のオレの年齢は、10歳くらいだったと思う。

大人のプレイをガン見して上手くなったオレのプレイを、いつしか大人がガン見するようになった。



「最近のガキには敵わねえな」・・・そんな呟きが聞こえてきそうだった。

先日、ユーチューブを見ていて、ふと思い出しクレイジークライマーのプレイ映像を見た。

妙に懐かしく、30年以上前の思い出が一瞬にしてよみがえった。

植木鉢、鉄アレイ、コンドル、ゴリラ、看板、バルーン・・・

齢40をとっくに過ぎたおっさんが、パソコンの画面をガン見してた。それは30年以上前のオレの姿だ・・・。



あれから30年・・・(きみまろではない)

いつしか大人になり、当時熱中していたゲームのことなど半分忘れかけていた。

しかし、

たまたま、ユーチューブで見たプレイ映像で、オレは30年以上前に見事にタイムスリップしてしまっていた。

当時プレイしていたゲーセンは、本屋になり、コインランドリーになり、更地となり、今はファミリーレストランになっている。

あの日、1回りも2回りも年上の大人に、プレイをガン見されていたハイスコアボーイ・・・

その得意気で、少し生意気な表情の少年。

ゲーセンの雰囲気を支配していたその少年こそ、オレだったのだ・・・。

何の自慢にもならないくだらないことなのだが、

ほんの少しだけ誇らしい。そんな気持ちがちょっとだけよみがえった気がした。





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最終更新日  2023年02月21日 05時38分46秒
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