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2007年01月31日

融通無碍な四国霊場寺院に感心する

カテゴリ：古寺巡礼

仏教の懐の深さを思い知らされ、融通無碍であるのに感心する。第７８番札所仏光山郷照寺も、寺暦を紐解いて驚く。

　仏光山郷照寺は行基菩薩、弘法大師、一遍上人が深く関わっており、その影響で変遷していることが分かる。
・神亀２年（７２５年）に 行基菩薩 が開山して仏光山道場寺と号した。
・大同２年（８０７年）に唐から帰国した 弘法大師 が、郷照寺と改め第７８番札所と定めた。
・正応元年（１２８８年）に 一遍上人 が訪れ時宗に改めたという。幕に付いている寺紋（写真）は縮三文字で鎌倉時代の伊予国大名である河野氏の家紋である。一遍上人が河野氏の出だから納得。

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