フンストンの100禁ブログ!

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<2>一夜にして滅んだ国



ニコチン大陸北西部 見知らぬ森の中
時刻は真夜中のことであった・・・

???:(うぅ~さむっ。どっかに家とかないかなぁ・・・ないよなぁ・・・)

一人の少年が森の中を歩いていた。
どうやら旅をしているらしい・・・。

???:(どうしようかなぁ、とりあえずここら辺で野宿するか・・・)

     ガサガサッ!!

???:なんだぁ!!!!!?? (◎□◎;)!!?

謎の老人:おぉ、すまんすまん・・・。脅かしてしもうたのぉ・・・。

闇から現れたのは、小さな老人であった・・・

???:・・・・・おじいさん・・・誰?

謎の老人:わしは・・・誰じゃったかのぉ・・・?

???:・・・・・・?

謎の老人:まぁよい、お前さん旅のもんじゃろ?家に泊まってきなw

???:え?!いいんですか?ww(よっしゃぁあ!!)

謎の老人:ほ~ら、こっちおいで♪

謎の老人はそう言うとすぐ森の奥へと歩き始めた・・・
しかし少年は何の疑いも無くその老人について行った。疑っている余裕など無かったのだろう・・・

しばらく歩いて行くうちに小さな小屋が見えてきた。
少年はその小屋から漏れる光に暖かさを感じた・・・。
謎の老人はドアの取っ手に手をかけながら少し振り返って少年に尋ねた

謎の老人:そういえばお前さん、名前はなんて言うんじゃ?

場の雰囲気から言って当然出てきてもよい質問であったが、少年は戸惑った

???:名前・・・・?(どーしよー・・・知らないって言うのもなぁ・・・)

実は少年も自分の名前を知らなかったのだ・・・・

???:うーん・・・無い!!

謎の老人:おぉ、おぉ、わしと同じかw。うっはっはっはうぉほっぐぉほっぐぇほっむぉrひおyうp・・・・

謎の老人は笑いながら咽(むせ)ながら笑った・・・

すると、家の中からおばあさんが現れた・・・

おばあさん:じぃさんや何独りで笑うとるんじゃ?おや?なんじゃ?こども?!

おじぃさん:森の中で見つけたんじゃw。今夜だけでも泊めたっておくれ。

???:よろしくお願いします。

おばあさん:あぁ、ええよええよ。泊まってきな・・・

???:ありがとうございますw

家の中に入るとおばあさんはご馳走してくれた

おばあさん:おめぇさんはどっから来たんだい?

???:ずっとずっと南西のアッチャク島からです・・・

おじぃさん:ふーん。ばぁちゃんお茶!

おばあさん:それで、何の旅をしてるんだい?

おじぃさん:おぅおぅ、そういえばまだわしも聞いてなかったわい。ばあちゃんお茶は・・・?

???:記憶を取り戻す為の旅です。そしてその記憶をいつどうやって無くしたのかも調べようと思っています。

おばあさん:・・・・なるほど・・・。それで、なんか手掛かりになるような事は見つかったかい?

おじぃさん:ばぁちゃん・・・・お・・・おちゃ~・・・

おばあさん:メコッ>おじぃさん

おじぃさん:ぐふぅうっ!!

おじぃさんはその場に倒れた・・・

???:・・・・はい。この大陸の北西部にいるウサン仙人が時空系魔法を使えるらしく、その人なら何らかの魔法で記憶の回復をできると聞いて、この大陸に来たんですけど・・・

おばあさん:(〇□〇;)!!!

???:(?ε?)ゞ

おばあさん:ウサン仙人!!!?

???:・・・?確かに・・・そう聞きました・・・よ?

おじぃさん:はて?どっかで聞いたような名前じゃな・・・?

おばあさん:オマエだよっ!!じじぃだろ!!

おじぃさん and ???:えぇー!?そうなのぉーーーーー!!???

???:っじゃあさっそく魔法教えてもらえますか?

おじぃさん:え?マホウ?マ・ホ・ウゥ~♪?

この時おじぃさんの口の形はありえないほど「W」の発音をする時の形になった

???:この人もしかして・・・・

おばあさん:うん。忘れてるっぽいね・・・

???:ーーーーーーーーーーーっ!!!( ̄□ ̄;) がびーん

おばあさん:ふぅ・・・・・・・・・じぃさんと旅を続けな。

???:え?でも・・・おばあさんは、いいんですか?

おじぃさん:えぇ?チョーめんどいし、だりぃよ!

おばあさん:ドゴッ!( ̄ー ̄)b

おじぃさん:ぅう~死むぅ~・・・

???:・・・・

翌日の朝、少年が親切にしてくれた老夫婦に別れのあいさつを告げ、小屋から一歩踏み出した瞬間、ソレは起きた!

びちゃっ!!

???:ぎゃぁああぁあぁーーーー!!またかぁーーー!!

???の顔面にハトのフンが直撃した!!

おばあさん:あんた、もしや!?フンストン王子?!

???:あぁフンが目に入る!あぁー今は入る!

ウサン仙人:ばあさんや、わしの笛見んかったかのぉ・・・?

???:なに?フンストンって?(〇_<)イテテテッ

おばあさん:昔フンストニア大陸のモッサリ帝国というところがあったんじゃ。そこで国王フンバフンと王妃ウリクの間に王子が産まれたという話を聞いたことがある。その王子は話によると5歳の時に初めて「フンスの聖印」を受けたと聞いておったんじゃが、もしかしたらおまえさんがその王子かも知れんな・・・っていうかもうおまえさんフンストンでいいよ

フンストン:・・・・。あったって、その大陸、今はもう無いの?

ウサン仙人:あぁ~あったあったコレコレ♪

おじいさんは変な笛を持ってにやけている・・・

おばあさん:うん、今はもう無いはずじゃよ。15年前のジュケン戦争で大陸ごと無くなってしもうたんじゃから・・・。

フンストン:・・・・・・。

ウサン仙人:じゃ、とりあえず隣の町で装備を整えてから出発しようか!

おばあさん:またいつでも戻っておいでよ~( ̄∇ ̄)ノシ

こうしてフンストンの旅はまずウサンくさいこのじじぃの記憶を取り戻すことから始まったのであった・・・

つづく

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