祇園界隈①

祇園界隈ウォーキング① (2003年5月28日)

祇園~圓徳院~高台寺~円山公園~青蓮院
所要時間約2時間 約8,000歩 約3.5キロ



四条河原町を2時前に出発。四条大橋を渡ると南座が見え、そこから徒歩2分ほどでもう祇園。
大きな赤い壁の家屋「御茶屋一力亭」(老舗)を曲がる花見小路一帯は昔ながらの祇園風情が色濃く漂う。



花見小路をまっすぐ行くと建仁寺(今回素通り)。
道なりに左へカーブする道をまっすぐ東大路も突っ切り正面の住本寺を右へ曲がると左手に「そば・親子丼 ひさご」の地味な看板が。
実はここでジモティーにも有名な親子丼を食べようというのが今回の目的のひとつでもある(笑)
昼時は並ぶそうなので外してきたんだけど、まだ3人ほどのお客さんが店の外で待っていた。
ここで時間をつぶすのも勿体無いので先に高台寺へまわることにする。
ひさごの少し先に石畳の道があるのでそこを左に折れると丁度高台寺の「ねねの道」あたりに出る。
高台寺の前に圓徳院あったのでこちらから拝観することに。

『圓徳院』
北の政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うために建立した高台寺(ねねの出家後の法名が高台院)側に、秀吉との思いで深い伏見城の化粧御殿と前庭を移築して移り生んだ所で、ねねの終焉の地となったのがこの圓徳院。
ねねを慕った大名や歌人、茶人などの文化人が多く訪れたという。茶室や襖絵などは見事なものがある。



圓徳院を出ると正面が高台寺。
造営に際し当時徳川家康が多大な財政援助を行ったというので寺観は壮麗を極めたという。当時家康は『いい人』でいたかったからね(笑)

『高台寺』
広大な敷地の庭も見事ながら、高台寺第一世住持・三江紹益禅師を祀る開山堂から秀吉と北の政所をお祀りしている霊屋(山頂)までを結ぶ階段『臥龍廊』(龍の背に似ていることから)がまた見事。



茶室も『遺芳庵』、『傘亭』『時雨亭』(利休作いずれも重文)と趣のあるものが点在。



さて、時は3時。そろそろお腹も限界なので、「ひさご」で親子丼を食べようと、少し道を戻る。
丁度店先の待ち人も居ないのですんなり今度は入ることが出来た(*^_^*)
「ひさご」は蕎麦屋ながら、親子丼を頼む人が殆どというくらい親子丼が美味しいと聞いてきたのだが・・・その味は?
まず店内は飾り気のない普通の食堂の風。席も15人ほどしか座れない。
出てきた親子丼は見た目実にシンプルながら、上に掛けられた山椒の香りが食欲を誘う。
箸を付けると卵のとろとろ感が実に美味しそう。
口の中で九条ネギの香りと山椒の香りがあいまって・・・うーまい!!
あのね、卵のとろとろ加減と絶妙な出汁の味はちょっと家庭では出来ない技だよー!♪(これは丸星もの)

さてお腹も満たされた所で、最後の目的地『青蓮院』に向かいましょう。
八坂さんを右に折れて、円山公園の中を通り抜け、「神宮道」を進んでいくと右手に「知恩院」が見えてきます。でっかい門前だなぁ。
それを越えて更に神宮道を進むと右手に青蓮院の門が。

『青蓮院』
天台宗比叡山延暦寺の三門跡のひとつ。比叡山を開くに当たって山上に僧侶の住坊を作るものらしいがこの青蓮院の起源である青蓮坊は慈覚大師、安恵はじめ著名な僧侶の住居となり主流の坊であったとされる。
平安時代の日本天台宗の祖最澄の頃から鎌倉期に最も栄えたといわれるとあれば、歴史的には知恩院よりも古い。
浮沈を経ても尚、維持されている寺院は少なく非常に興味のある寺院である。
寺内に叢華殿、華頂殿、小御所、本堂、宸殿と殿舎が渡り廊下でつながり、そのどこからも見事な庭を拝見できる。



一周後に受付横から先に拝見した庭を歩いて外に出ることもできるとあって、殿舎からの眺め、さらに回遊の眺めと二度おいしい拝観だ(笑)
庭を回遊して帰るときに宸殿から眺めた梵鐘堂まで辿り着くと、そこに『ご自由にお突き下さい』の看板が・・・!(*^o^*)
なんと嬉しいサービス?じゃないかい?!
気合を込めてひと突き・・・「ごぉぉぉ~~~ん!」
しばし美しい音色の余韻を楽しめた。



最後にまっすぐ四条通へ戻らずに、祇園風情が漂うもうひとつの一角『白川南通り』を回って帰ることにする。
今回はやはり青蓮院が期待に違わずよかった!
宸殿の広い廊下にたたずんでしばし時を忘れる新緑の風に身を任せるともう諸々の猥雑さから 心は遠く離れゆく。


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