投機家への道程

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30代個人投機家のブログ
2020年01月24日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
五感のデータを駆使して心地よさを探る技術「快感テック」が普及し始めている。蒸留酒大手バカルディの日本法人、バカルディジャパン(東京・渋谷)は高級ジン「ボンベイ・サファイア」のマーケティングで、味覚を数値化する快感テックを活用している。ボンベイ・サファイアを使ったジントニックの味を分析して、相性の良い食品を紹介するプロモーションを展開中だ。

■「ご飯に牛乳」73点=まずい

味の分析に採用したのは、慶応義塾大学発のベンチャー企業AISSY(アイシー、東京・港)が開発した人工知能(AI)味覚分析装置「レオ」だ。味の要因となる化学物質を検知する複数のセンサーを搭載しており、投入された食品や飲料の成分を自動的に分析する。検知した化学物質の種類と量を基に、ニューラルネットワークで解析して人が感じる味を推定する。

ニューラルネットワークを利用するのは「人が感じる味は成分の相互作用で変わるから」(AISSYの鈴木隆一社長)。カフェインは苦味の要因となるが、砂糖を加えると甘味が増すと同時にカフェインの苦味を覆い隠す。レオは物質同士の相互作用を解析して、味を甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の5軸で数値化できる。


AI味覚測定装置「レオ」(出所:AISSY)
食品と飲料の相性度も算出できる。「異なる味の特性を持った食品と飲料の組み合わせで、味のバランスが取れた時においしいと感じる」(鈴木社長)という仮説に基づき計算している。仮説ではあるものの、実食時の感想とほぼ一致するという。

分かりやすい例がご飯だ。お茶との相性度は97点と高いが、牛乳との相性度は73点と低い。90点以上は多くの人が「おいしい」と感じ、80点未満は多くの人が「まずい」と感じるという。

■「赤ワインと肉」も超える魔性の組み合わせ

バカルディジャパンのケルン梓マーケティング部アシスタントブランドマネージャーは「バーで飲む酒というジントニックのイメージを変え、食事とともに日常で飲まれる酒にしたい」と話す。その一環として、日本で人気の高い食品とジントニックの相性をAISSYに依頼して測定してもらった。



この結果を受け、バカルディジャパンは2019年10月に開催された「下北沢カレーフェスティバル」に参加。カレー店に2本のボンベイ・サファイアと、レオの測定結果を分かりやすく示した販促ツールを無償提供した。


下北沢カレーフェスティバルで提供されたカレーとジントニック(出所:バカルディジャパン)
「20店舗でジントニックを提供してもらい、複数店舗から今後も継続してボンベイ・サファイアを購入したいとの反応をもらった」(ケルンアシスタントブランドマネージャー)。消費者に対する販売数の目標もクリアして、カレーとの相性のアピールは着実に進んでいると評価している。

11月にはレオによる測定で相性度が高かった肉まん(97.2点)、おでん(95.7点)といったコンビニグルメとの相性の良さをアピールするプレスリリースを配信。ジントニックの日常生活への定着を目指している。

■生体反応で「おいしい」感情も測定

味覚の測定はまだまだ発展途上である。AISSYは20年に、味覚測定装置のレオに新技術を実装する計画だ。辛味を測定する技術である。

AISSYの鈴木社長は「甘味や塩味などが舌の味蕾(みらい)で感じるのに対し、辛味は舌の痛さとして感じる。味を感じるメカニズムが全く異なるため、今まで実装できずにいた。ここにきてようやく、辛味の原因となる物質を検出するセンサーと、分析するニューラルネットワークのめどが立った」と話す。他の味の原因となる成分との相互作用も測定できるという。


AISSYの鈴木隆一社長
またAISSYは、「おいしさ」を数値化する研究を20年に開始する。具体的には、レオで味覚データを測定した食品や飲料を多数の被験者に飲食してもらい、そのときの生体反応を測定する。「多数のデータを集めると、好意的な生体反応をしている味とそうでない味が分かる。このデータを学習したAIを開発すれば、レオで測定した味覚データを『おいしさ指数』に変換できる」(鈴木社長)。

20年内に味とおいしさの関係を特定する仕組みを開発する。研究は慶応義塾大学と共同で実施する。鈴木社長は「おいしさの判断基準は時代で変わる。どんな味をおいしいと感じるのか、時系列でデータを蓄積すれば味の流行の予測もできると考えている」と意気込む。

「おいしさ指数」で食品や飲料のおいしさを直接的に表現できるようになると、味覚の快感テックの使いどころが変化しそうだ。ビールメーカーが「うちのビールが一番おいしい」とアピールするような使い方が出てくるかもしれない。





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最終更新日  2020年01月24日 12時38分10秒
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