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楽文謙

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2005.12.02
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カテゴリ: クロノス
どうも~楽文謙ですヾ(・ω・`)


さて、勇気を振り絞りリレー小説です(´∀`;)
本を読むのは好きだけど、文章構成力が・・・・orz

30分であらすじを調べ、1時間30分で本文を書き上げた強行軍。
微妙な見方の違いなどは、あるかもしれません。それは否めませんorz
では、是非続きを想像しつつ読んでください(´∀`*)




クロノス城を拠点とする、駆け出しパラディン「リザード万太郎」は、
共有倉庫の一室で刺殺されたゲート魔術師「マエル」を発見してしまう。
(2話より)
動揺する万太郎。そこで河伯氏と出会う。
疑われるのを恐れた万太郎は、状況を説明できず曖昧にやり過ごしてしまう。
河伯氏が去った後、クロノス町内会の顔役の男が現れた・・・・。
(3話より)
顔役の男を欺き、早業で鍵を奪った万太郎。
再び、マエルの倒れていた部屋に赴く。
胸中には、マエル殺しの罪をかぶせた犯人への憎悪が渦巻いていた・・・。
(4話より)
再び倉庫に入る万太郎。一般市民に見せてはまずいと鍵を閉める。
暗がりの密室で、万太郎はマエルが生きているのを知り、驚嘆する。
持ち合わせの薬をありったけ使い、突き刺さった短剣を抜こうとしたその時・・・。
(5話より)
隣室から聞こえる、謎の男と、覚えある声の持ち主の語らう声。
静観していた万太郎だが、マエルが咳いたため気取られてしまう。
(6話より)
扉越しに聞こえる男達の声。
その会話は、男達がマエルを殺めようとしたことを示していた。
男達が扉を開いた。マエルは、やっと取り戻した意識で呪文を唱える。
その呪文は万太郎とマエルを未開の地へと運んだ。
マエルは言う。「ここは・・・ワシの里・・・」
(7話より)
村を探す万太郎。だが、衰弱はマエルを確実に蝕んでいく・・。
それは万太郎にも言えることであった。ようやく着いた川沿いの村。
マエルを村人に委ねると、万太郎も意識を失い、倒れてしまった・・・。
(8話より)
気がつくと、そこは療養所のベットの上。
薬湯を貰ったが、頭が重い。
再度眠りを貪り、目を醒ましたそこには、体を鍛えるたくさんのマエルがいた・・・。

================================================================






目が覚めた。全身が、汗でぐっしょり濡れている。
さっきのマエルの群れは何だったのだろうか・・・。夢にしては、はっきりしすぎている。


疲労?いや、だるさは強いわけではない。
怪我?いや、体には傷一つ無い。
暫くして、万太郎は自分の力が衰えているのを悟った。
傍らに置かれたセルキスソードに、うっすらと埃がかぶっていた。
それは、時間の経過を意味していた。
あごに手を触れる。髭が少し伸びているようだった。


(いままでのは、すべて・・夢?)
万太郎は、辺りを見回す。
見覚えのある風景。だが、少なくともクロノス城ではない。
夢で見た診療所である。
そして、窓から見える風景にマエルは見えなかったものの、景色はそれと一致していた。

「夢ではなかったか・・・」
吐き出すように言った。


「気がついたかの?」

どこからか声が聞こえた。その刹那―
ベットの横に青白い魔方陣が展開し、マエルが現れた。

「じいさん・・・無事だったんだ・・・。」

自分がすくなからず安堵していることに、万太郎は気付いた。
「え~っと・・・」
続く言葉が出ない。
マエルの里とはなんなのか?一体俺はどのくらい寝てたのか?

そして・・・・夢で見たマエルの大群はなんだったのか?
マエルは、困惑している万太郎を見て、諭すように語り掛けた。
「事態が飲み込めんじゃろうから、説明しよう・・・・。」


「万太郎、お主はワシの命を救ってくれた。
もっとも、お前のくれた薬はマナ薬じゃったがの・・・フォッフォッフォ・・。
じゃが、それが幸いした。おかげでワシは移動魔法を使うことが出来たからの。」

万次郎は回想していた。
確かにあの時、慌てていてポーションの種類など確認していなかった。
マエルは続けた。
「ワシは、連れてこられた病室で治療を受け、なんとか一命を取りとめた。
じゃが、命の恩人たるお主はまだ意識を取り戻しておらんかった。
原因がわからぬまま、二ヶ月が過ぎたが・・・いやぁ、目が覚めたとは、好々」
かっかと、マエルは目を細めて笑った。


微笑みかけるマエルを見ながら、今までのことを一つ一つ思い出していく。
万太郎は、マエルに聞かなければならない事があるのに気付いた。
それは、万太郎にとっても重要なことであった。
それは、たくさんのマエルでも、マエルの里のことでも、今の状況でもなかった。


万太郎は、衰弱した体の背筋を伸ばし、マエルに目を据えた。
居住まいを正した様子に気付いたマエルは、万太郎に言った。
「何か、質問がありそうじゃな・・・それも重大なの。」

万太郎は、弱弱しいが─落ち着いた、凛とした声を放った。



「じいさんを狙った奴は誰なんだ?」

* * To be continued * *


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はい、楽文謙ですヾ(・ω・;)

荒唐無稽に事件の核心に迫っていきます。
無理があるとか、読みにくいとかあんまり触れないでくれるとありがたいです(マテ

続けにくいかもしれませんが、続きを楽しみにしています(´∀`*)






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Last updated  2005.12.02 22:04:24
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