『ゲーム脳』を責めないで。

そもそも「ゲーム脳」とは何なのか



「(森教授の価値観において)羞恥心やマナー・常識に欠けた振る舞いをする若者も、すべてTVゲームが生み出したものと見て間違いない。」

「この症状はお手玉で改善できる。」

これが、森昭夫・日大教授が声高に唱えた「ゲーム脳の恐怖」説の大まかな定義です。

ここで踏まえなければならないのは、まず
(1)TVゲームは非生産的・依存症的な単純作業でしかなく、そこから派生するものもきわめて退廃的・反社会的な「文化」と呼ぶにも値しないものである。
(2)人間らしさとは、脳が現代映像娯楽メディアに毒されていないことである。
という2点です。

いかにも「TVゲームが人を殺す」という、TV・新聞に媚を売る旧態依然のゲーム害悪論なわけで、こんな旗を「科学」の名のもとに振り回されてはゲームメーカーも態度を硬化させるのが当然。もっとも協力を求めるべき相手であるはずのゲーム愛好家および製作者たちを敵に回してどうするのでしょうか?子供たちによりよい環境を与えたいという目的意識も感じられません。

何より、「恐怖」です。カルトや訪問販売が使う手口ですよ。

こういうものを基準に酷な事を言いたい放題出任せいわれて、業界団体はなぜ黙っていられるのか、不思議でなりません。ユーザーのみんなは何処に怒りをぶつけたらよいのか?

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