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★第1子妊娠・出産★



妊娠発覚


私が結婚して半年が経った頃、2~3年前に結婚した職場の先輩達の間は出産ラッシュに!
本当は”結婚してもしばらくは遊ぼう!”なんて思っていたんだけど
先輩達の子供の話を聴いているうちに「私も自分の子供がほしいっ」 と思うようになったんです

そんなことを思っていた頃、月経が予定の日を1週間過ぎてもが来ず・・・あれ、もしかして妊娠?
そこで 市販の検査薬を買ってテストしてみましたが、 結果は・・・「陰性」
な~んだ。と思いながら、通常通り仕事をしていました

それから1週間が過ぎた頃、なんか熱っぽくて風邪かな?なんて思いながら出勤したある日
当時担当していた年配の患者さんに「今日はなんか熱っぽくて、調子がいまいちなんです~」と話したところ
その 患者さんに「風邪の症状もないのに熱っぽいなんておかしいよ。妊娠したんじゃないの?」って言われたんです。
私、1週間前に自宅で検査したばかりだったので「それはないですよ~」なんて言ってたんだけど
「勤務先に産婦人科があるんだから、診てもらいなさいよ!」となかば強引に診察することになったんです

そしてその日診察すると・・・ 予想外に医師から「妊娠6週です」って言われたんです
1週間前にはホルモンが少なくて検知されなかったんですね・・・
患者さん、すごーい!!思わず彼女の病室まで言って報告しましたよ~★
で、家族にも報告し、翌日職場の上司に報告
(後から知りました。その頃が妊娠中で一番不安定で、流産する危険もあるってことを・・・)



妊 娠 中


職場には前の年に出産し育休中の先輩がいたので、職場での対応はスムーズでした
上司には予定日が正確に分かったらまた改めて報告することにし、
産後の休暇をどれ位取る予定かを考えておくように言われました

自分自身は妊娠発覚をきっかけに自転車通勤だったのを、電車通勤に変更しました

妊娠初期に一番辛かったのが「つわり」 です
私のつわりは決まって「仕事が終わる頃」やってきました
朝は比較的調子良く、朝ごはんも食べ出勤し、通常業務
で、夕方4時近くになり仕事が一段落つき始める頃・・・吐き気が(-_-;
本当に毎日、毎日、それの繰り返しでした
電車で通ってたので途中駅ビルで夕飯のお惣菜を買って、帰宅というのが精一杯
その頃の夕飯はパンと果物しか胃が受け付けませんでした(特にスイカなら食べられた!)

胎動があるまでは普通に体が動いてしまうため、いつも通り仕事が出来ちゃうんです
で、ついつい自分のお腹に赤ちゃんがいることを自分で忘れてしまったりして(^_^;
初期はお腹が目立たないし、周りにも気付かれない
でも本当は一番守ってあげなきゃいけない大事な時期なんですよね


この時期自分で妊娠していることを忘れないように、(普通は忘れないのかなσ(^_^;!?)
とりあえず私は毎朝婦人体温計で検温し高温期が続いていて
赤ちゃんが無事なことを確認してから出勤しました(^-^)b

「つわり」はちょうど妊娠5ヶ月に入る頃落ち着きました
つわりの最中はいつまでこの真っ暗なトンネルが続くんだろう!?と思いますが
大丈夫、ちゃんと終わりはありますv(^_^)v(中には後期まで続く人もいるみたいですが…)

妊娠中期に入ってもまだまだお腹は目立ちません
とくにケーシーは体型を隠すので、スタッフも私が妊娠しているとこを忘れてしまう位でした
安定期にも入り初期に動けなかった分取り戻そうと無理をしてしまいがちですが、
お腹にいる自分の子供は自分が守るしかありません
体調不良もママにしか分かりません
もしも何かあった時に後悔しないためにも自分の体を優先に考えていいんだと思います
自分の周りにいる人たちにもアピールしてね(^_-)-☆

私の勤務先は急性期病院なのでベットサイド訓練や立位訓練など重度な介助を要する患者さんも少なくありません
だから 上司にはなるべく担当患者を振り分け時に選んでもらい、
比較的軽症なケースを担当させてもらいました


中期にはつわりが明け食欲が増し、食事は一日4食状態!
つわりで体重が4キロも減ったのに、あっという間に取り戻し
検診ごとにどんどん体重が増え、ついに助産師さんからイエローカードをもらいました(;^_^A

後期に入るとさすがにお腹が目だってきました
でも子宮が圧迫して食欲が落ちる・・・なんてことは全くなく
逆に仕事もおしゃれも思うように出来ないストレスを食べることで満足させたりして(-_-;
産休に入る頃には ウエストが1メートルに! 自分でもビックリ!!
こんな大きいお腹のPTに担当され、患者さんの中には私の介助で怖がってしまう方もいました
PTとしての仕事がちゃんと出来ない事に悔しさを覚えたりしました
でも今考えると、ちゃんと仕事が出来ないのはあの時だけだったんですよね
不安がることなんてなかったんです

そしてなんとか無事予定日7週前まで勤務し、産休に入りました




出 産


産休中は仕事をしていたら出来ないことを!と思い、
なかなか会えない友達と会ったり、ベビー洋品の買い物に行ったりして産休生活を満喫~♪

そして何よりも増えすぎた体重を少しでも落とすために散歩したり、病院のマタニティエクササイズに通いました!
でも努力も虚しく、最終的には体重14キロ増に!!増えすぎです!!
出産は自分の勤務先の病院ですることに決めていたので、産休に入っても診察の度に職場に行きみんなの顔を見て安心したっけ

予定日直前38週の検診のエコーで 「少し大きめかな~」 って言われたベビちゃん 
内診の時、子宮口が2センチ開いてきたから、そろそろかな?!と主治医に言われドキドキ☆
・・・でもでも予定日になっても、まったく音沙汰なく???

いつも通り40週の検診を受け、そこで「来週まで何も兆候がないようなら入院しよう」と言われました
結局 予定日を10日過ぎても何も反応がなく、入院し陣痛促進剤を投与 するとこととなりました

入院翌朝9時、点滴にて陣痛促進剤の投与開始!
初めての陣痛は徐々にくるものの時間はマチマチ。強くなったり弱くなったりを繰り返し・・・
結局一晩が明けてしまいました

で、翌朝は投与量を増やし、再チャレンジ!!
その甲斐あって、かなり強い陣痛が来て、 子宮口も7cmまで開口! 陣痛も5分間隔まできました!
あと一息だよ!と主治医に励まされました
マタニティエクササイズに通い、出産前あんなに呼吸法も練習したのに何度も 過呼吸 になり脱力
練習と本番は違います(^。^;)
後から陣痛室に入ってきた人はどんどん分娩室へ・・・
次から次に追い越され、7人抜きされました
そして段々悲しくなってきた私。お腹のベビちゃんはママに会いたくないのかな!?

そして陣痛室で2回目の夜を過ごし12時も回った頃「こんな辛い状態がいつまで続くの~!?」と嘆いていたら
急に寒気が・・・そして 検温すると40度の発熱!!

発熱の報告を聞いてすぐに主治医が来てくれましたが「あと少し、翌朝まで頑張れば産まれるよ」とまた言われ
でも私、丸々2日にわたる陣痛に耐えた疲労と高熱のだるさと、それでも容赦なく襲ってくる陣痛の痛みに
本当に辛くなっていたんです
こんなヘロヘロな体で今から翌朝まであと6~7時間耐えられる自信はなく

主治医に 「お願いです。帝王切開してください!」 と懇願しました
本当は私も自然分娩したかったし、それが当然と思っていたけど
本当に辛くて涙が出てしまったんです・・・
結局主治医は手術をしぶしぶ承諾。それからバタバタと手術の準備が始まりました
朝一番、9時の手術が決定
結局それまでは「あとちょっとの我慢」と自分にいい聞かせ陣痛を乗り切り

ストレッチャーで手術室に入り、まだ来る陣痛の痛みをこらえながら手術台に移り、
いよいよ腰椎麻酔・・・
その直後、スーッと私を苦しめていた陣痛が消えていき、全身脱力
やっと終わるんだぁ~(T-T)と思いました

手術開始後26分、無事長女が引っ張り出され、吸引してもらい「オギャー!」と元気に泣きました
そして我が子を取り上げた主治医の開口一番 「デカイなぁ!!こりゃ出ないはずだわぁ!!」


長女の体重:4008g! よくぞそこまで育ったな・・・
でも2日半お腹の中で陣痛に耐えた長女の顔は浮腫でパンパンに、
そして最後は苦しくて子宮の中で 胎便 もしていてそうです
あと少し手術が遅かったら危なかっただろう。って後から言われました
手術前自然分娩出来なかった自分を「意気地がない」と我ながら思ったものだけど
あの時主治医に懇願しておいて良かった
最後のママの高熱はお腹の長女からの体を張った非常メッセージだったのかもしれません
4008gの我が子。検査の結果、巨大児に診られる病的な症状は特にありませんでした

どんなに周りが手を尽くしてくれても、最後に産むのは母です。
ママの感覚を大切に・・・

ずっしりととっても重たい我が子を抱いて、
本当に、本当に生まれてきてくれてありがとう!!
そう思いました。


nana
1996年8月長女出産



第2子出産へ赤ちゃんやじるし




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