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『離盃』 2
「これはこれは、初めましてガラテアさん。色んな武勇伝を耳にしてはいましたが・・・ふむ、実際本人を目の前にすると納得させられますね。」
一番最初に口を開いたのはミコトでもガラテアでもなくまた2人と対峙している者達でもなかった。
「あなたは・・・・ブルネンシュティングにその男ありと言われ、世界4大智将の一人“北のにゃるら”!それに・・・」
「キラ・・・・・」
ガラテアの目線の先には共に死線をくぐり抜けたかつての戦友、キラーボーイズの姿があった。
「よぉ、兄弟。元気にしてたか?どうだ俺を裏切って剣士になった気分は?」
キラーボーイズが問うた。
「キラこそ元気そうだな・・・SCの部隊長と他部隊参謀官が現場をほっぽり出してどこへ行く?返答しだいではお前たちの身柄を拘束させていただく。」
ガラテアの声が響き渡る。
「・・・・・・・・・バアル?」
横でミコトが小さな声で呟いた。
「ふん、ミコトか。バアルが見た物は俺も見ている。しかし、残念だがここにいるバアルはバアルではない。」
「??」
ミコトが顔をかしげた。
「俺の名前はベル・ゼ・バブ。バアルはもう死んだ。」
「なっ・・・・」
バアルならぬベルの言葉にミコトの体に衝撃がはしった。
「ふん、これから死ぬ行く者にはどっちでもいい話だろ?」
そう言うとベルが背中に背負っていた槍に手をかけた。
続いてキラーボーイズも構えた。
「ちぃ、何がどうなったかわからんけど今はやるしかないみたいやな。」
ガラテアも剣をとり構えを見せた。
「ミコト?」
横ではミコトが状況が掴めず放心状態のまま立ち尽くしていた。
パァーーン
ガラテアがミコトの頬を平手で打った。
「お前の気持ちもわかるが今はどうしないといけないか考えろ!」
「・・・・・はい!」
ガラテアの言葉と平手に我に返ったミコトの目に力が蘇る。
「ガラテアの相手は俺がする!誰も手を出すな!」
キラーボーイズはすでに戦闘体勢に入っており言葉遣いも段々と荒々しくなっていた。
「なら俺はこっちをいただこう。」
ベルがミコト向け槍を突き出す。
「ではお二方のお手並み拝見といきましょう。」
にゃるらと付き人が数歩下がり見物に入った。
ミコトとベル、ガラテアとキラーボーイズ
それぞれが相手を見定める形で対峙する。
そして戦いの火蓋は切って落とされた。
『真説RS:
赤石
物語』
第4章 『離盃』-2
キィーーン
ミコトの剣とバアルの槍がはげしくぶつかり丁度鍔迫り合いの様な体勢となった。
「くっ・・・何があった?」
「ふん、別に何もないさ。強いて言うなら理解しただけだ。」
「理解?」
お互いが押し切り離れあった。
そして出来たスペースを埋めるのは自分だ。と言わんばかりの勢いで再度2人がぶつかり合う。
「バアルは人は生れながらにして悪の心を持つ。人の性は悪だという事を理解したんだよ。」
「性・・・・悪・・・・?」
「そして、その事実に耐えられる事が出来なかった。そこで俺が生まれたわけだ。」
「ひとつの肉体に人格が複数あるって事か?」
「ふん、はぁっ!」
ベルの気合と共に繰り出された一撃によってミコトは後方へと吹き飛ばされ尻もちをついた。
「多重人格か・・・・それとはまた違うがこれ以上知ったところでどうなる物でもない。」
追い撃ちをかけるためべルが一気にミコトへ詰め寄る。
しかしミコトもすぐに体勢を立て直し攻撃をかわす。
「せっかくの50戦目がこんな形とはな・・・・・でも俺は負けない!自分の為にもバアルの為にも!」
対峙する2人の間の空気がピリピリと張り詰めていった。
ドォン!
ドォン!
少し離れた所では大きな音と共に地響きと砂煙が巻き起こっていた。
「兄貴、よけているばかりじゃあ決着なんてつかないぞ?」
キラーボーイズが大の大人でも振る事はおろか持つ事さえ困難であろう超巨大な斧を振り回しながら話しかけた。
斧が地面に振り下ろされるたびにまた一つの地響きと砂煙を生んだ。
「ガディウス大砂漠の・・・・あの凄惨な光景はなんだ?答えろ!」
ガラテアがキラーボーイズの攻撃をかわしながら問うた。
「さぁ、何の事だかわからんな。けけけ・・・・」
「キラ・・・・どうした?」
「うるさい!兄貴に・・・・お前に・・・・俺の気持ちがわかってたまるかぁ!余計な話はもう終わりだ。剣士なんか戦士の足元にも及ばないことを証明してくれるわ!」
キラーボーイズが叫ぶと見事なまでに隆起した筋肉がさらにもう一回り膨らむ。
「今こそガラテアを越す時!猛り立て、我が愛斧“FierceBraveAxe”よ!」
天高く突き上げられた斧が妖しく黒光る。
「・・・・・・わかった。出来れば話し合って済ましたかったとこやけど覚悟決めないといけない様やな。」
左手に携わられていた盾をシマーリングシールドによって自分の周りで浮遊させ剣を構えた。
キラーボーイズが力強くそして荒々しく全てを飲み込むかの様な勢いの闘気を発した。
ガラテアは対照的に極限まで集中を高め針の様にするどい闘気を内に宿らせた。
2人の周りをそれぞれの気が覆う。
2人の間でお互いの気がまじりあい空間を歪ませた。
「ふふっ。」
離れた所でその様子を見ていたにゃるらが笑いをこぼす。
「にゃるら様、この戦い長引かしてしまうと何かと不利になるのでは?」
横にいた付き人が初めて口を開いた。
「もちろん頃合を見計らって私達も参戦するさ。今はまだ大丈夫だ。それに・・・」
「それに?」
「私はね、人が戦っているのを見ているのが好きなんだよ。特に負ける時の悔しそうな・・・歯痒そうな・・・・表情がね。ククッ」
2組の戦闘を見ていたにゃるらは恍惚の表情を浮かべていた。
「はっ、失礼しました。」
「なに、誰よりも戦いが好きなお前だ。戦いたくてうずうずしているのはわかっている。もう少しだけ辛抱してくれ。」
にゃるら達の目線の先にはミコトとベル、ガラテアとキラーボーイズがお互いのプライド、それぞれの思惑、信念をかけて戦っている。
戦う姿はまるで華麗なダンスを踊っている様で飛び散る汗や血、地響きと共に舞い上がる砂、そして金属と金属とがぶつかる音がさながらオーケストラの様にダンスを色づけていた。
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