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俺たちの旅 0
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外部査読の結果が返ってきた。「軽微な修正でよい」とのこと。よかった。でもめんどくせーなー。あ、英語もしなければ。。。ウルトラマン 第39話「さらばウルトラマン」円谷プロのこだわり制作スタイルが原因でスケジュールが押して押して押しまくり。ついに当日の放送に間に合わない緊急事態を迎えてしまう。そのため人気爆発&高視聴率にもかかわらず「打ち切り」が決定。そんな衝撃的な事情で「ウルトラマン」って終わったらしい。息切れするどころかドラマも特撮もどんどん質が高くなっているのに。スタッフの平均年齢約20代というヤングパワーが発するボルテージの高さを反映してか、ものすごいテンションで最終回は幕を開ける。初めて観たとき子どもながらに「これって30分でまとまるのか?」と思ったぐらい。地球に向かって円盤の大群が飛来。あと40分で大気圏に突入するという。円盤が初めて目撃されたのは1930年代。それから約40年。岩本博士曰く、宇宙人はその間地球侵略のチャンスを狙っていたのだ。さらに科特隊パリ本部からの情報によると宇宙人の目的は科特隊日本支部とウルトラマンを撃滅することと判明。キャップは航空自衛隊に先制攻撃を要請するがあえなく全滅。アキコを残し全員ジェットビートル3機で出撃、円盤群をほぼ撃墜することに成功するが一機だけ取り逃がしてしまう。その頃岩本博士は何者かに襲われてしまう。コントロールされた岩本博士はアキコを襲うと科特隊本部を破壊、壊滅状態に追いやられてしまう。アラシは逃げる岩本博士を追いかけてボコボコに。立ち上がった岩本博士の容貌はゼットン星人(ケムール人そっくり)だった。ハヤタはマルス133でゼットン星人を撃つ。「ゼットン・・・ゼットン・・・」と断末魔の叫び声をあげながらゼットン星人(ケムール人そっくり)は絶命。その声に応えるかのように円盤から青い球体が膨れ上がる。球体が爆発すると宇宙恐竜ゼットンが姿を現す。ハヤタはウルトラマンに変身。光線技の応酬。ゼットンはウルトラマンの攻撃を次々に跳ね除ける。そしてゼットンの光線によってカラータイマーを破壊されたウルトラマンはその場に倒れ、ついに最後を迎えてしまう。しかし岩本博士の新兵器によってゼットンは大爆発。科特隊だけで初めて勝利をつかむ。そのときもう一人のウルトラマンが飛来。宇宙警備隊員ゾフィだ。ゾフィはウルトラマンに光の国への帰還を命じる。さらに「地球の平和は人間の手でつかみ取ることに価値がある」と諭す(実に重たいセリフ)。しかしウルトラマンは自分のミスで命を落としたハヤタへの償いの気持ちからそれを拒否する。さらに2万年も生きてきた自分よりハヤタに命を与えてほしいと言う。ゾフィは二つの「命」を持ってきた。そのうちの一つをハヤタに与えることを提案する。ウルトラマンとハヤタは分離され、赤い球体となったウルトラマンはゾフィと共に光の国へ帰還していく。ぼんやりとその光景を眺めるハヤタ。「キャップ!あれですよ!僕が竜ヶ森で見たのは!・・・あれから僕はどうしていたんだろう?」。ハヤタにはこの間の記憶がない。最後まで空気のような主役だった。一方、視聴者を代表するかのように感謝と万感の思いを込めてウルトラマンを見送る科特隊メンバーたち。ありがとうウルトラマン。さようならウルトラマン。こうして円谷プロは「ウルトラマン」の呪縛に取りつかれ続けることになる。お・わ・り
2015年11月19日
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信じられないことに今年もあと一か月半。ウルトラマン 第38話「宇宙船救助命令」次回作「ウルトラセブン」の世界観を想定してか全編宇宙が舞台。脚本は上原正三。ご本人いわく「最後なのでお情けで書かせてもらった」とのことだがハッキリ言って駄作。これホントに上原正三が書いたのか?書きたいものを書いたというよりも「書かされた」ような感じ。事実このお話は円谷一がアイディアを出したといわれている。そのせいか上原正三が得意とするキャラクター同士の葛藤や足枷みたいなものは皆無。タイトル通り宇宙船を科特隊が救出するだけのお話。次回で最終回だというのに新しいメカや2匹も怪獣を登場させたり、お話の設定を宇宙空間だけにするなど、それなりに予算を割いてサービス旺盛なのだが本当に面白くなかった。ひょっとして「ウルトラセブン」の制作を想定してパイロット的に撮影されたのでは?宇宙空間でのメカの撮影にかかる時間と予算、フィルム上での特撮シーンの映え具合(とくに照明)、宇宙を舞台にしたストーリーの展開など。そう考えるとストーリーはあってもなくても問題ではなく、むしろ高度なドラマ性は却って邪魔になる。脚本もテレビ界の売れっ子ライターたちで占められていた「ウルトラマン」の執筆陣のなかで一番ギャラが安くてペーペーの上原正三にお鉢が回ってくるのは尤もなこと。「お情けで書かせてもらった」というのも本当なのかもしれない。さらに特撮は本家・東宝から円谷英二より特技監督の称号を引き継いだ有川貞昌をわざわざ招聘。ますます技術テストを目的に作られたような気がしてならない。円谷プロは技術系の会社なので本編の撮影よりも特撮に時間と予算が優遇されるという。当時の円谷プロなら技術テストのためだけに一本分の予算を丸々費やすことは十分考えられる。ついでにスケジュールが末期的な状態にあり、本編と特撮の両方に時間をかける余裕がなかったことも背景にあったかも。そんなこんなで個人的にはスケジュール上の問題と、技術テストを目的にでっち上げられた一本だと思います。お・わ・り。次回いよいよ最終回。
2015年11月18日
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相変わらず身震いするほど腹の立つことばかりの毎日ですが、頑張らねばならないと時々我に返ります。ウルトラマン 第37話「小さな英雄」最高視聴率を取ったお話。ひょっとしたら最近の紅白歌合戦より高いかも。当時と現在では視聴習慣が違うとはいえ40%超えはやはり普通ではありません。今回、金城哲夫も悩めるイデを主役に据えて執筆。ただし佐々木守のように斜に構えるのではなくメインライターらしくストレートすぎるぐらい分かりやすく、ハラハラや感動もありの一本に仕上げている。ある日デパートにおもちゃ売り場に死んだはずのピグモンが出現。科特隊が「この怪獣は怖くないですよ~」とお客さんたちにアピール。しかしピグモンはフガフガ叫びまくっている。これは何かを伝えようとしているに違いない。そこでイルカの研究者に分析を依頼する。このあたりの展開と演出が結構雑で気になります・・・。そんなこんなで解明した結果、怪獣酋長ジェロニモンがウルトラマンに倒された怪獣も含め60匹を引き連れて人間たちに総攻撃を仕掛けてくるというのだ。ピグモンはそのうちに1匹であり、正義の怪獣と知らずにジェロニモンがよみがえらせてしまったらしい。怪獣との対決に士気が高まる中イデだけ落ち込んでいる。怪獣を倒すのはいつものウルトラマン。科特隊は何の役にも立っていないのではないか?視聴者と同じ疑問をイデも持つようになってしまったのだ。ハヤタはそれを否定する、むしろ科特隊のおかげでウルトラマンは勝つことができた。「持ちつ持たれつだよ」と言うが「そうかなあ・・・」。その頃とある山奥で再生したテレスドンとドラコが不気味な唸り声をあげていた。そんなこんなで科特隊とピグモンはジェットビートルで出撃。キャップ・アラシ・アキコとハヤタ・イデの二手に分かれて攻撃開始。しかしイデだけ「そのうちウルトラマンが助けに来てくれるさ」とやる気なし。キャップたちは早々にテレスドンを倒すが。ハヤタはイデへの説教で精いっぱい。そうこうしているうちにドラコが迫ってくる。「ウルトラマーン!ウルトラマーン!」とビビりまくりのイデ。ハヤタは仕方なくウルトラマンに変身しようとするが、その時ドラコの気を引こうとピグモンが現れる。しかしハエを叩くようにドラコの右手に押しつぶされてしまう。激昂するハヤタ。「イデ!ピグモンでさえ我々人類の平和の為に命を投げ出して戦ってくれたんだぞ!科特隊の一員としてお前は恥ずかしいと思わんのか!」。涙を浮かべてハッとするイデ。「僕が・・・間違っていた!くそぅ!」。ドラコに立ち向かい「イデ隊員発明の新兵器スパーク8をお見舞いするぜ!」と叫ぶとスパーク8発射。ぶち抜かれるドラコ。ものすごい破壊力。そしてジェロニモンとウルトラマンの対決。ジェロニモンの羽攻撃をスペシューム光線で撃退。ウルトラマンはジェロニモンを持ち上げるとイデにとどめを刺すよう促す。イデはスパーク8をぶっ放し見事ジェロニモンを倒す。「やったー!やったぞー!ジェロニモンはオレがやったぞー!」そして飛び去るウルトラマンを見つめながら「ウルトラマン・・・」と口にする。キャップたちと合流「依頼心を捨てて人類の平和のために頑張りまーす!」「イデさんは今日の英雄よ」とニコニコムードのところへピグモンの亡骸を抱えたハヤタが現れる。「英雄はここにもいるぜ」。キャップはピグモンの功績を認め科学特捜隊特別隊員の称号を与える。「黙祷ー!!」。お・わ・り
2015年11月18日
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書きたいこと(書けそうなこと)は山のようにあるが時間と集中力がない。忙しいことは理由にしないし、理由にならない。ウルトラマン 第36話「撃つな!アラシ」「帰ってきたウルトラマン」的熱いエピソード。マムさまこと毒蝮三太夫一世一代の名演技についもらい泣き。これ大傑作です。児童会館が新しくオープン。視察に訪れたキャップ、アキコ、アラシの三人。屋上はドームに覆われているが最新技術を採用、人工的に太陽光線を作り出し、屋外にいるのと全く変わらない。どう見ても天井ではなく青空。しかしその青空が割れた。そして強烈な光が差し込んだせいで職員は網膜をやられてしまう。科特隊はパトロールを開始。児童会館を襲い、強烈な光を放ったのは怪獣ザラガスの仕業だった。ザラガスは攻撃を受ければその分だけ耐性が増す恐るべき怪獣。児童会館に取り残された子供たちを救うためにハヤタとアラシが現地に急行する。キャップは全員にザラガスには絶対手を出さないよう命令。一方ザラガスは600万カンデラの光を放ち、ハヤタと子どもたちを視力を奪う。迫り来るザラガス。ハヤタたちを救出するにはザラガスを攻撃し、少しでも奴の進撃を食いとどめるしかない。しかしキャップの命令は絶対だ。苦悩するアラシ。「キャップ!許してください!!撃ちまーーーーーす!!」。アラシはイデが開発した新兵器QXガンでザラガスを攻撃するが、ザラガスは倒れるどころか攻撃を受けたことで更なる耐性を身に着けてしまう。命令違反によりアラシは科特隊隊員の資格を停止、流星バッヂをはく奪される。ハヤタは入院、ただでさえ戦力が欲しい状況にあることをわかったうえでアラシに謹慎処分を下すキャップ。アラシは入院中のハヤタと子どもたちを見舞う。けなげな子供たちに居たたまれなくなったアラシは単身ジェットビートルで出撃、ザラガスとの勝負に打って出る。「俺は隊員じゃないんだ!勝手に攻撃するぜ!」。止めようとするアキコたちとの通信を聞いてハヤタはウルトラマンに変身。しかしウルトラマンも600万カンデラの攻撃を受け視力を奪われてしまう。絶体絶命のウルトラマン。しかしアラシがQXガンで援護射撃。怯んだザラガスをウルトラマンがスペシューム光線でとどめを刺す。キャップはアラシに再び流星バッヂを与える。そして科特隊の誓い第4条を復唱させる。「科学特捜隊員は命令を守り、命令に従って行動し、自分に与えられた責任を果たします。科学特捜隊員は命令を守り・・・」。涙を流しながら何度も何度も繰り返し復唱を続けるアラシ。お・わ・り
2015年11月14日
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風邪なのか過労なのか。のた打ち回る一週間。一昨日あたりからやっと体調が戻り始めた。ウルトラマン 第35話「怪獣墓場」前回に続き実相寺昭雄・佐々木守コンビによる一本。「ウルトラマン」の作品設定における最大の問題点はウルトラマンと科特隊がエピソードによってはたんなる破壊者にしか見えないこと。おそらく他のスタッフも薄々気が付いていたと思われる。その証拠に同じ作品にもかかわらず初期と終盤ではトーンがあまりにも異なっている。製作者側にとって自らの首を絞めることにもなりかねない今回のお話に撮影のゴーサインが出た背景にはそういった事情があったのでは?パトロール中、アラシとイデは宇宙空間に漂うウルトラマンに倒された怪獣たちの亡骸を発見。イデは怪獣墓場と名付ける。報告を受けたキャップは怪獣供養を行うことを提案する。ハヤタは屋上でウルトラマンに変身。人知れず怪獣たちに哀悼の意をささげる。科特隊本部にて怪獣供養(仏式)が行われる中、ロケット発射実験に巻き込まれた怪獣が地上へ落下。シーボーズと名付けられた怪獣は宇宙へ帰りたがっている。建設中のビルに上り宇宙に向かって泣き叫ぶ。宇宙へ帰るためビルから飛ぼうとするがあえなく落下。夕焼けの中、荒野をとぼとぼ歩くシーボーズ。宇宙へ帰りたがっているだけなのに容赦なく発射されるミサイルランチャー。そもそも地球に落下したのも人間側に原因がある。シーボーズはこれまで登場した怪獣たちの典型ともいえる。ウルトラマンと科特隊はシーボーズを宇宙へ帰そうとする。子どものように駄々をこねるシーボーズを叱りつけるウルトラマン。ウルトラマンと科特隊はシーボーズをロケットにしがみつかせる。こうしてシーボーズは無事宇宙に戻る。後日科特隊はパトロールの最中、ロケットにしがみついたまま宇宙空間を漂うシーボーズを発見する。今回は「ウルトラマン」の評価を決定するような一本であり、意味もなくひたすら怪獣を倒すエンタメ系から「まぼろしの雪山」や実相寺・佐々木作品のような社会派系まで連続物テレビドラマとしては非常にふり幅の広い、稀有な作品になったと個人的には思います。お・わ・り
2015年11月13日
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電気の供給量が安定してても節電はするべきだと思う。震災直後の節電の呼びかけはただのブームだったのか?ウルトラマン 第34話「空の贈り物」ある日、空からやたら重たい怪獣が落ちてきた。スカイドンのと名付けられた怪獣を科特隊がひたすら宇宙へ帰そうとするお話。ストーリーらしいストーリーはなく科特隊による奇妙な作戦が次々展開される。しかも隊員たちの描写もふざけすぎ(褒め言葉)。外出先で雨に降られてしまい「傘を持ってきてほしい」と本部へ連絡するキャップ。本部で待機していたアキコは大福を食べ、ハヤタはやすりで詰めを磨く。デスクには湯呑みとヤカン。ジェットビートルで傘を届けるハヤタ。赤坂上空で停止、地上へ傘を落下、キャッチして傘をさすキャップ。小学生並みの発想(佐々木守)を忠実に映像化(実相寺昭雄)。その他、作戦成功を祝してビールで乾杯(本部にアルコール持ち込み)、鼻毛を抜くイデやアラシに肩を揉ませるハヤタなど、ふざけたシーンが連続。放送にギリギリ間に合うかどうか、シャレにならないぐらい切迫したスケジュールだったことをわかったうえで撮影したと思われる。つまり確信犯。通常なら撮り直し(リテイク)間違いなし。「ワイヤーロープ作戦」「オートジャイロ作戦」「ロケット弾作戦」いずれも失敗。そしてとどめの「怪獣風船化作戦」。水素ガスをスカイドンに注入させ空に舞い上げようというバカみたいな作戦。水素ガスのホースを打ち込む際のキャップのセリフが傑作(「奴の尻の穴を狙え」)。スカイドンは空の彼方へ消えていったが、航空自衛隊の戦闘機が演習中に誤って撃墜。水素ガスをたっぷり蓄えたスカイドンは地上めがけて落下。航空自衛隊から通報が入るが科特隊の連中は呑気にカレーを食べ続ける。「いかん!」と慌てて本部を飛び出すハヤタ。屋上でウルトラマンに変身。あれ?変身できないよ。高々と上げたハヤタの右手にはベータカプセルではなく何とスプーンが!「エヘヘ」と照れ笑いを浮かべながらもう一度ウルトラマンに変身。このシーンがTBSの上層部で問題になったらしい・・・。シュワッチと飛び立ったウルトラマンは落下するスカイドンと体当たり。大爆発。ところ変わって梅の花が咲く場所。野点を堪能する科特隊の面々。ウグイスの糞がイデの額に落ちてトホホ。「東京の春はもうすぐだ。春になったらもう嫌なモノは絶対に空から降ってほしくない。何故って?だって春だもん。そう、春は人の心を明るくさせる季節だからである」。お・わ・り
2015年11月03日
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風邪なんだか過労なんだか。しんどいながらもいつもの喫茶店へ。博士論文の章立てを考える。今まで書いた論文をサンバルカンロボや浜ちゃん&みちこさんのように合体させたら完成やんけと安易に考えていたが、こりゃ結構書き直さないとヤバくね?(JK風)ウルトラマン 第33話「禁じられた言葉」メフィラス星人は暴力による侵略を好まない。そこで勝手にアキコの弟・サトル君を地球人の代表に選んで「地球をさしあげます」と言わせようとする。自らのことを紳士と称しながらもタンカーを空中に浮かばせて爆破、ハヤタ、アキコ、サトル君を車ごと拉致(車は宇宙空間にポイ捨て)、アキコを巨大化させて丸の内のオフィス街を破壊、続いてバルタン星人、ケムール人、ザラブ星人を出現させて地球人を威嚇などなど、タチの悪いことをしたりする。「ウルトラマンタロウ」に登場するメフィラス星人二代目は素っ頓狂なキャラで有名ですが、初代も結構キテますよ。そんなこんなで当然サトル君は拒否。怒ったメフィラス星人はサトル君をアキコ共々無重力空間に閉じ込めてしまう。これが紳士のすることか?そんなこんなでハヤタと対峙。この時、ハヤタは「ウルトラマン」の人格で自論を主張する。この辺りの描写がこれまで曖昧だったが、今回初めて明確に描かれる。すなわちハヤタの人格は「ハヤタ」ではなく「ウルトラマン」のものだったのである。主人公でありながらも自己主張せず、控え目な立場に留まっていたのは、地球人をサポートすることが自分の役割だと認識していたから?そう考えるとハヤタがこれまで自己主張してこなかったことに明確な整合性が帯びてくる。ここに来てやっと「ウルトラマン」というテレビ番組が面白くなってきました。さらにメフィラス星人から地球人と宇宙人のどちらにアイデンティティがあるのか聞かれると「両方さ」とさらりと答える。日本と沖縄のコスモポリタンたろうとした金城哲夫ならではの名シーン。そんなこんなでウルトラマンとメフィラス星人は巨大化して対決。しかし身体能力は五分と五分。メフィラス星人は停戦を申し入れる。「宇宙人同士が戦うのは馬鹿げている」と。そして再び地球人の心に挑戦すると言い残して姿を消す。結構とんでもない宇宙人でしたが「ウルトラマン」全体を通して貴重なお話でした。同時に次回作「ウルトラセブン」のプロトタイプにも位置づけられる一本ですな。お・わ・り
2015年11月01日
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今日で10月も終わりですか。早いですな。お花見シーズンもすぐそこです。ウルトラマン 第32話「果てしなき逆襲」これはちょっとひどいお話です。森林開発によって住処を追い出された灼熱怪獣ザンボラーが大暴れ。被害を食い止めんとする科特隊と防衛隊がザンボラーに総攻撃する。その描写がすごい。火薬の煙で画面が真っ白になるぐらい。そこまでせんでもええやろ~と思ってしまった。何せザンボラーにまったく罪はありませんから。むしろ伝説怪獣ウーに匹敵するぐらい悲劇的な怪獣のはずなのに。ウルトラマンも今回は迷わずザンボラーをボコボコに叩き伏せる。スペシューム光線を浴びてザンボラー絶命。くだらない冗談に腹を抱えて笑う科特隊メンバーの笑顔でおしまい。なんじゃこりゃ。「ウルトラマン」って全体を通して観ると出来不出来の落差が激しい。キャラクターの統一はともかく、怪獣に対する立ち位置・捉え方があまりにもバラバラすぎる。現代の視点で観ると当時、異端とされた実相寺昭雄と佐々木守の手掛けたエピソードが正統に見える。当時は派手に特撮でドンパチやって、怪獣倒してナンボ、それがバカ受けだったのかもしれないが、それでも「ウルトラマン」で時々見かける今回のようなエピソードはおかしい。ストーリーは全然破綻していないが、怪獣が暴れる原因を作ったのは人間なのに、それに対する内省や自己批判がほとんどなされないのはきわめて不自然。子ども番組だけに。この問題に金城哲夫はいち早く気づいていたようだが。。。そんなこんなで特撮は迫力あったがお話に問題のある一本でした。お・わ・り
2015年10月31日
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ダルイ。何気に「ウルトラマンX」とやらを観たが、何も印象に残らなかった。ウルトラマン 第31話「来たのは誰だ」南米支部からやってきたゴトウ隊員。30歳。南米に移り住み10歳から科特隊の特別隊員として勤務しているため20年の大ベテラン。そのせいか超老け顔。どうみても50歳過ぎ。日本語もかろうじて。そんなゴトウ隊員が日本支部にやってきた目的は特になし。ぶらりやって来たという。とりあえず科特隊本部の特別室を案内する。ゴトウ隊員は本部の建物が何で出来ているかを知りたがる。アキコは「鉄筋コンクリートですよ」と笑って答えるが、実はあらゆる電波などを遮断するため特殊な金属も埋め込まれていた。そんなことを知ろうとするゴトウ隊員とは?不審に思ったキャップは南米支部に身元照会する。その頃ゴトウ隊員は部屋で変な注射器みたいなものを腕に刺してリラックスタイム。変なクスリやってますな。さらに変な機械をピコピコいじくり始める。そして街では変な巨大植物が発生。ハヤタ、アラシ、イデの三人は植物の専門家・ニノミヤ博士を訪ねる。ニノミヤ博士は移動できる吸血植物と、それを発見した恩師・ゴトウ博士のことを語る。ゴトウ博士とはゴトウ隊員の亡父だった。そんなこんなでゴトウ隊員の部屋を訪ねるアキコ。スーツ姿の吸血植物ケロニアがタンスから出現。目から怪光線発射。ゴトウ隊員のスーツケースから植物体のケロニアを発見。しかも人間の血液組織を含んでいた。そんなこんなで今回かなりお話が削られているため以下推測。ゴトウ隊員はケロニアに乗っ取られた様子。ケロニアはわずか20年の間に急激な進化を遂げ、さらに科学文明を築き、人間社会を乗っ取ろうと画策したのだ。空を覆い尽くすケロニアのエアシップコンビナート。円盤と言わないところがカッコイイ。そんなこんなで巨大化したケロニアとウルトラマンの対決。ウルトラマンと科特隊の活躍でエアシップコンビナートは次々墜落、ケロニアたちの侵略計画はあっけなく阻止され平和が訪れる。しかし、なぜ植物が高度な文明を持つようになったのか?ニノミヤ博士は科特隊の隊員たちに語りかける。「それは全く謎です。こんなに科学が発達した世の中でなんと不思議なことが多いんでしょう。しかし、このような事件が再び起こらないとは誰も言えない。いや、再び三度起こりうるでしょう。我々人間は心しなければならない。いくら高度に発達しても、血を吸って身を肥やすのは、もはや文明とは言えないですから」。ケロニアが進化を遂げた「20年」は戦後日本の復興(放送時、昭和41年。終戦から21年)を例えているのでしょうか?お・わ・り
2015年10月27日
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風邪ひいた。過労のような気もする。ウルトラマン 第30話「まぼろしの雪山」飯田山。雪深い山奥に開発されたスキー場。しかし、そこには伝説怪獣ウーが今も潜んでいるという。熊を追いかける最中、猟師のおじさんは「ゆきんこ」に会う。「ゆきんこ」は幼くして母親に死なれた後、炭焼きのじいさんに育てられたが、じいさんが死んでからは一人で生活しているという。素性がハッキリしないことから、村人たちに何となく煙たがられている。おじさんは「ゆきんこ」をぶっ殺そうとするがウーに遭遇。凍死寸前に。村人は警察を通じて科特隊にウーの退治を依頼する。現地に急行するハヤタ、アラシ、イデ。その頃「ゆきんこ」はクソガキ共の作った落とし穴に嵌ってしまい、クソガキ共特有の執拗ないじめに遭っていた。そんなこんなで科特隊の三人は「ゆきんこ」の姿を見つけ捕まえようとする。「ゆきんこ」はイデに向かって科特隊を批判する。「なんでもかんでも怪獣呼ばわりして殺してしまう恐ろしい人たちだわ!」。「恐ろしい人たち?ちがう!我々科学特捜隊は人類の平和を乱す怪獣だけを退治するんだ」と言い返すイデの言葉がむなしい。そんなこんなでスキー場にウーが現れる。スキー場はパニック状態に。「ゆきんこ」はウーに山へ帰るよう諭す。それから数日後。落とし穴に嵌って凍死したおっさん発見。「誰だ!こんなところに落とし穴を掘ったのは!」「ゆきんこだ!ゆきんこの仕業に違えねえ!」と短絡的な村人たち。その頃スキー客はどんどん帰り支度。これでは商売あがったり。村の代表のおっさんは改めて科特隊にウーの退治を依頼するが、イデは「できればそっとしておきたい」と言う。ここでもイデは悩む。そして暴徒と化した村人たちはライフルを持って「ゆきんこ」を追い詰める。そこへウー登場。アラシとイデの乗ったビートルが攻撃を開始しようとする。しかしイデは「待ってくれ。なんだか今回の事件はひどく気が重いんだ」。「もうそれを言うな。怪獣所詮は人間社会に入れてもらえない悲しい存在なんだ」と言い放つアラシ。「僕にはウーが15年前に死んだゆきんこの母親の身代わりのような気がする。ひょっとすると母親の魂が今でもゆきんこのそばに・・・」「おい!いい加減にしないか!ウーを退治するのは本部命令なんだ。今はそんな感傷に浸っている場合じゃない」。イデとアラシのハードな応酬。そして地上ではまだ村人たちが「ゆきんこ」を追いまわしていた。「ゆきんこ」は叫ぶ。「ウー!ウーよー!」。姿を現したウーはジェットビートルを攻撃し、スキー場を襲う。ウルトラマン登場。スペシューム光線を発射しようとしたその時、ウーを呼ぶ「ゆきんこ」の声がこだまする。吹雪とともに姿を消すウー。誰もいない雪原に倒れている「ゆきんこ」。死んでいるのか、気を失っているだけなのか。一匹のウサギだけがそばに寄り添っている。イデはハヤタとアラシに話す。「俺はこう考えていたんだ。ゆきんこって女の子は実際にはいなかったんじゃないかって。俺たちが会っていた女の子は雪山の幻じゃなかったんだろうかってね」。実相寺・佐々木コンビに触発されて書いたと思われるメインライター・金城哲夫によるウルトラマン批判の一本。重い。それにしてもハヤタって意図的に脇へ回されていたのではないかと思えるぐらいの空気っぷり。でも明るいイデを実質的な主役に据えていたからこそ、重たい話があっても「ウルトラマン」は陽性のカラーを保てていたのかもしれない。お・わ・り
2015年10月27日
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走ると疲れが取れるし、頭の中もスッキリする。しかし帰宅してメールをチェックするとろくでもないメールばかりでうんざりさせられる。ウルトラマン 第29話「地底への挑戦」とある金山。金が取れなくなってしまった原因は地底怪獣ゴルドンの仕業だった。ゴルドンは地上に現れ、街を破壊してしまう。科特隊はイデが発明した地底戦車ベルシダーを駆使して地底へ逃げたゴルドンの追撃を図る。ベルシダーに搭乗するのはキャップとイデ。ここはフツウ主人公のハヤタが乗るべきなように思うが。やはり無色透明のハヤタより喜怒哀楽がはっきりしているイデのほうが使いやすいのでしょう。そんなこんなでベルシダーは地底へ。機体よりもドリルがデカイ強烈なデザイン。「こんなん機体が揺れまくるがな!」と特撮の神様は怒ったらしい。地底でゴルドン、ではなく大村千吉を発見。大村千吉は金に取りつかれ地底に留まっていた。しかも「俺が発見した金をゴルドンが食っちまった!ゴルドンは俺のものだ~!げへへ」と我々の期待を裏切らないリアルアクトで唸らせてくれる。そんな大村千吉を一応救助。そしてゴルドンと戦闘。しかしその衝撃でベルシダーは故障してしまう。でも復活。でも故障。尺が短いからとはいえちょっと展開早すぎでは?「そんないいかげんなものにキャップを乗せるとは何事だ!」とアラシから怒られるイデ。そんなこんなで酸素がどんどん減っていく。大村千吉が暴れるので消耗が早い。苦しむキャップとイデ。脱出は難しいがその代わり一発だけ残っていた地底魚雷でゴルドンを地上へ追い出すことに。最後の気力を振り絞ってミサイルの発射スイッチを押す。作戦は成功するもののベルシダーに残された三人は意識を失ってしまう。地上に姿を現したゴルドンを迎え撃つウルトラマン。スーツボロボロです。でも強い。スペシューム光線で撃退すると地底に潜りベルシダーを救出する。無事に地上へ帰還を果たすキャップ、イデ、大村千吉。演出を担当した野長瀬三摩地は黒澤明や本多猪四郎の助監督を務めた経験を持つが、二人のような大陸的なデカイ作品よりも前回や今回のような密室モノやサスペンスモノのほうが合っているような気がしますな。面白かったです。さらにゴルドンから採取された金を街の復興資金に充てたというオチも素敵です。お・わ・り
2015年10月26日
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味の素の冷凍唐揚げ買ったけど、不味かったなあ。コマーシャルに騙されたよ。ウルトラマン 第28話「人間標本5・6」バスの転落事故が多発。いつも同じ場所。同じ時間。そこで警視庁は科特隊に捜査を依頼。キャップとイデがそのバスに乗ることに。案の定バスは転落。キャップは一命を取り留めたものの他の乗客の姿が無い。イデもいない。どうやら病院へ搬送された様子。そんなこんなでキャップは同じく一命を取り留めたアキカワ女史と宇宙線研究所を目指す。バスの転落事故は三面怪人ダダによって引き起こされたものであり、目的は人間標本の採集にあった。宇宙線研究所はダダに乗っ取られ、職員は人間標本にされていた。ダダはキャップとアキカワ女子を狙う。キャップとの連絡が途絶えたためハヤタがキャップの代行を務め、アラシとアキコを現地に急行させる(イデは脚を骨折したためベッドで寝たまま)。そんなこんなでウルトラマン登場。ダダはキャップとアキカワ女子を狙いながらもウルトラマンとの死闘を繰り広げる。顔面にスペシューム光線を浴びるダダ。顔面大火傷。その状態で等身大へ。執拗にキャップとアキカワ女子を追う。グロくて怖い演出です。ミクロ化機によって等身大されるウルトラマン。巨大化するダダと巨大化するウルトラマン。長きにわたるウルトラシリーズでこんなにめまぐるしく展開する戦闘シーンはこのお話ぐらいでは?そんなこんなでウルトラマンの勝利。最後まで恐怖感を煽る演出が貫かれましたが、ラストのイデのずっこけでホッとさせられます。緩急のつけ方がうまいです。さすが本家・東宝出身の野長瀬三摩地監督。ただしよく分からないシーンや伏線が収集されなかったり。とてももったいない。この辺りはスケジュールが圧迫していたことの弊害でしょう。お・わ・り
2015年10月25日
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仕事をさぼって公園でぼんやり。そこで迷子と遭遇。親探し。おかげでさぼりタイムはおじゃん。しかし、そんなことよりも「ありがとうございました」とか「すいませんでした」とか、当たり前の言葉が出てこない母親にムカついた。股広げりゃ子どもなんてすぐに出来るからなあ。特にこの手の親に限って。ウルトラマン 第27話「怪獣殿下 後篇」前回の続き。そんなこんなで何としてでもゴモラを撃退しようとする科特隊と防衛隊。ゴモラは地下を進み、大阪市役所あたりの中之島に出現。御堂筋で大暴れ。ゴモラに向けてミサイル一斉攻撃。おかげでオフィス街のビルもろとも破壊しまくり。はっきりいってやりすぎ。おかげでゴモラの武器ともいうべき長い尻尾をぶっちぎることに成功。これもやりすぎでは?どっかのへんぴな島で静かに暮らしていただけでゴモラに罪はないのにね。そんなこんなで今度は大阪城に出現。「お前らやりすぎじゃー!」と言わんばかりに大阪城を粉々にぶち壊す。このシーンのためにカメラを3台投入。大迫力なのですがスケジュール大丈夫か?そこへ怪獣殿下が自転車で駆け付けた。自転車で千里中央から神戸まで移動するタフな少年。今回は大阪城までやってきましたよ。ひたすら大阪市に向かって真っすぐ下るだけなので移動できないことはないですが・・・。で、ハヤタにベータカプセルを渡す。この展開もなんだかな。落とすかねえ。そんなこんなでウルトラマン登場。ぼろくそに叩きのめします。頭を地面にガンガン打ちつけて角を折ったりして。とどめにスペシューム光線。絶命。大喜びする科特隊と防衛隊のみなさん。夕日に輝く大阪タワー(取り壊されて今はただのマンション)。初の前後編、しかも大阪ロケということで理屈抜きの娯楽作品となっておりますが、違和感はどうにもぬぐえません。ゴモラに全然罪ないしね。文明批判めいたセリフが少しでもあれば作品としては救われたけど、ジャミラでやったばっかりということで敢えて削った可能性はある。それと大阪が舞台なのに大阪弁をしゃべらない怪獣殿下たち。子どものときにも不自然さを感じたが、これも「そんなこと」をわかったうえで標準語に徹底した可能性あり。というのも今回の脚本を担当した金城哲夫は沖縄出身にもかかわらず、東京で教育を受けてきたことからウチナーグチがさほど上手ではなかったといわれている。そんな背景を持つ金城哲夫が当時、言葉(文化)よりもわかりやすさを優先したのは考えられないことではない(事実、準備稿は大阪弁だったらしい)。ただし、沖縄へ帰郷後、歴史ものの戯曲を執筆する際、言葉(文化)でかなり苦労し、アルコールに逃避する要因の一つになったと指摘されている。そんなことを考えると今回のお話は違った印象を与えてくれるのでした。お・わ・り
2015年10月22日
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今日の仕事はつらかった。。。ウルトラマン 第26話「怪獣殿下 前篇」スポンサーの武田薬品と当時系列局だった大阪・朝日放送による全面バックアップの下、関西ロケ敢行。製作スケジュール限界状態にもかかわらず恐ろしいことをするもんですな。それぐらい気合いが入ったお話なのですが何か変な仕上がりぶりにオヨヨ。阪神大学の中谷教授率いる学術調査隊は南太平洋のジョンスン島でゴモラザウルスの捕獲に成功。大阪万国博覧会に展示させるため、科特隊の協力により輸送されることに。しかしその途中で麻酔が切れてゴモラザウルス大暴れ。2千メートルの上空から地上へ落下。落ちたところが六甲山。ところが全くびくともしない。むしろ落下したショックで本来の凶暴性が蘇ってしまう。こうして怪獣ゴモラが誕生する。そこへ怪獣マニアの少年・オサムくんたちがゴモラ見たさに千里中央から自転車で駆け付ける。しかし当然のことながら防衛隊から追っ払われる。そしてゴモラへ一斉ミサイル攻撃。何も悪いことしていないのにえらい迷惑です。地中へ姿を消したゴモラはオサムくんの住む千里ニュータウンに出現。とはいえ、まだまだ山を切り崩している段階。資料的価値の高い映像です。大阪にも当時は自然がたくさん残っていたみたい。そこへウルトラマン登場。激闘を繰り広げるがゴモラの圧倒的パワーにウルトラマンやや劣勢。尻尾で殴打された際なんとベーターカプセルが吹っ飛んでしまいオサムくんの手元へ。ウルトラマン、持ち歩いてたの?持ち歩いててもいいけど大切なものを落としてはダメだと思うが。そんなこんなで両者リングアウト。ベーターカプセルをゲットしたオサムくんは大喜び。ちなみに舞台は大阪なのにオサムくんを始め誰ひとりとして大阪弁を話さない。つ・づ・く
2015年10月12日
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涼しくなってきたのでランニング再開。ウルトラマン 第25話「怪彗星ツイフォン」またしてもスケールのデカイお話を飯島敏宏が演出。さらに世界のスーパーアクター・中島春雄も顔出し出演だよ。巨大な彗星ツイフォンが地球に向かって飛来。当初衝突は避けられないとのことだったが寸でのところで最悪の事態を免れる。しかしツイフォンの最大接近距離は僅か5万キロ。何らかの影響が起きなければいいが。イデはオホーツク海に投棄された水素爆弾6個が紛失した事件を懸念する。あの水素爆弾は安全装置がついていなかったはず。ツイフォンの影響で自然に爆発する可能性も。アラシは事件をデマだと否定するが「デマならデマで確認する必要がある」とするイデの意見が採用され科特隊は調査を開始。結局ツイフォンの接近による影響は何も起こらなかった。一夜明けて日本アルプスで平和な朝を迎えるハヤタ、アラシ、イデ。しかし三人の前に冷凍怪獣ギガス出現。そこへツイフォンに寄生していたと思われる宇宙怪獣ドラコが飛来。二体は激闘を繰り広げる。三人はとりあえずビートルへ搭乗、高みの見物を決め込むアラシとハヤタに対し、イデは暗い表情でぼそっと呟く。「人間ってずるい生物だ。太古の昔からこうやって我々人間だけが生き残ってきた秘密が分かったよ」と。そんなこんなで山の中からレッドキングが出現。イデ発明の水爆探査装置が爆発するほど反応を示す。オホーツク海の水素爆弾を飲み込み地底深く眠っていたのだ。ギガス、ドラコ、レッドキングは日本アルプスで激突。レッドキングはギガスとタッグを組んでドラコをボコボコに。ドラコを絶命させると今度はギガスをボコボコにしようとする。水素爆弾を飲み込んでいるレッドキングを迂闊に攻撃することができない科特隊。そこへウルトラマン登場。ギガスは科特隊(というよりイデの発明した強力爆弾)によって木端微塵。レッドキングはウルトラマンの八つ裂き光輪で体を切断されて首チョンパ。ウルトラマンは水素爆弾が詰まった頭部をナイスキャッチすると宇宙へ運び去る。彗星、怪獣、水素爆弾の三つの危機が去ってホッしたのも束の間、岩本博士は一枚のメモをキャップに渡す。電子計算機によると3026年7月2日にツイフォンと地球が衝突するという。しかしキャップと岩本博士は力強く語りあう。「その頃人類は想像もつかない科学を持ちツイフォンの軌道を変えることができるだろう。地球が自分で作った武器で自滅しないためにも、その時までに人類はもう少し賢くなっていなければ」「なっているさ。僕は信じるよ」「僕も信じている」。お・わ・り
2015年10月11日
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本が増えすぎて本棚がグチャグチャ。以前から「何とかならんのかのぉ~」(広能昌三風)と思っていましたが、本日意を決して整理に着手。素晴らしくキレイになりました。ついでにいらない物も処分しようと押入れを整理したところ、普段からの心掛けのせいか、不用品がほとんど出てこなかった。やや残念。ウルトラマン 第24話「海底科学基地」ハードだった前回に対して今回は本流モノ。とはいえやや凡作。海底科学基地に閉じ込められたキャップ、ホシノくん、総裁、ジェニーを救出するべくアキコを中心とした科特隊の活躍が描かれる。前回といい今回といいイデとアキコはデキテいるのでは?と思わせる描写が気になる。さらに「ウルトラマン」はイデが実質的な主役のような気がしてきた。ハヤタはエリートすぎて隙が無い。よく墜落する以外、目立った失敗は無い。発言も優等生。自己主張しない。悩まない。要するに描きようが無い。そのため存在感は薄くなってしまう。その点イデは正義感が強い、頭脳明晰、おっちょこちょいの三枚目、でも悩む、しかも半端なく。ということで動かしやすいイデが狂言回し以上の役割が与えられるのも尤も。そんなこんなで海底怪獣グビラ出現。海底パイプの破損は人為的なものではなくグビラの仕業と判明する。ウルトラマンとグビラの対決が秀逸。八つ裂き光輪を先端のドリルで軽く交わすグビラ。こいつホントに地球産の怪獣なんでしょうか?結局スペシューム光線で大爆発。ホシノくんたちを避難させ、最後まで残っていたキャップも無事に救出される。お・わ・り
2015年10月09日
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信号を待っている間、点字ブロックで足裏マッサージ。ウルトラマン 第23話「故郷は地球」実相寺昭雄・佐々木守コンビによる傑作。ただし位置づけはあくまで傍流。「ウルトラマン」の抱える矛盾を真正面から描いた一本。フツウなら没になるところを採用した円谷一、金城哲夫らがすごいと思います。国際平和会議が東京で開催されることになった。一方で航空機の墜落事故が多発した。いずれも国際平和会議の出席者たちが乗っていた。パリ本部から派遣されたアラン隊員を迎え科特隊は調査を開始。その結果事故の原因は見えない円盤によるものだと判明。見えない円盤を可視化させるためイデは徹夜でスペクトルa線・γ線・β線を開発。それぞれ照射することで見えない円盤は姿を現す。さらに破壊された円盤から怪獣ジャミラが出現する。アラン隊員は今回のミッションの本当の目的を語る。かつてアメリカやソ連を中心とした大国間で宇宙開発競争が盛んに行われていた頃、ある国の宇宙飛行士が遭難する事故が発生した。しかしそのことは揉み消された。宇宙飛行士の名前はジャミラ。大国間の競争の犠牲となったジャミラは水のない星に漂着、怪獣化しながらも円盤を開発し、復讐のため地球に戻ってきたのだ。国際平和会議を無事に開催させるため、ジャミラを宇宙から来た一匹の怪獣として抹殺せよ。それが科特隊パリ本部からの指令だ。イデは戦うことを放棄する。「ジャミラは俺たちの先輩じゃないか!」。翌日ジャミラは農村を襲う。家を踏みつぶし、村を焼き払う。逃げまどう人々。イデはジャミラに向かって叫ぶ。「ジャミラ!てめえ人間らしい心は無くしちまったのかよー!」。我に返ったジャミラは自分が焼き尽くした村をじっと見渡す。ところ変わって国際会議場。迫りくるジャミラに対して防衛隊は人工降雨ロケットを発射。水に弱いジャミラは人工降雨を浴びて苦しみ回る。さらにウルトラマン登場。ウルトラ水流をジャミラに向けて発射。泥だらけになってのたうち回る。苦しいのか、悲しいのか。ジャミラの断末魔の声は赤ちゃんの泣き声を加工したものと言われている。各国の国旗が泥で汚れ、ポールが折れ、ずたぼろに。ジャミラはアメリカの国旗に手を伸ばそうとするが、あと少しのところで絶命する。翌日国際平和会議は無事に開催された。そして会場に設置された墓碑には「人類の夢と科学の発展のために死んだ戦士の魂、ここに眠る」と記されていた。イデは吐き捨てるように呟く。「犠牲者はいつもこうだ!文句だけは美しいけれど・・・!」。ジャミラの鳴き声が響く。お・わ・り
2015年10月09日
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内部審査通過。しかしスッキリしない。査読者からのコメントがまたしてもネチネチしていたから。うるせーなー。でも通った者勝ち。何とか外部査読へ。ウルトラマン 第22話「地上破壊工作」地底人による地上侵略と科特隊との攻防が展開するお話。子どもの時は他と比べて地味で面白くなかった、という感想。そのためこれまでずっといい印象は持っていなかったが、今回久しぶりに観たところ実に面白かった。何故こんなに印象が違うのか?考えてみた。その結果、子どもの時に面白くないと思った点と今回面白いと思った点が見事にピッタンコしていたのであります。ハヤタがほとんど登場しない・BGMがほとんど使われない・科特隊本部の照明がやたら暗い・地底人が怖い・地底怪獣テレスドンが黙々とビルを破壊しまくるがBGMが流れないので観てて起伏感とか高揚感なし・逃げるエキストラなし・科特隊の攻撃がナパーム弾の投下だけ・特撮シーンも照明が暗い・ウルトラマンがスペシューム光線を使わない・テレスドンは背負い投げされただけで死亡(というか明確な死亡は描かれていない。気絶しただけかも)など。これは子どもには受けません。時間があればリテイクされるところをスケジュールが切迫していることを逆手に取った確信犯としか思えません。監督は実相寺昭雄。先輩方の顔色を窺いながらやりたい放題。この暴走気味な演出がさらに暴走を増していきますよ。お・わ・り
2015年10月07日
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仙台に行ってきたのが早くも一週間前。楽しかったなあ~。で、今週は現実に戻った一週間。つらいのお~。ウルトラマン 第21話「噴煙突破せよ」死火山である大武山から毒ガス発生。それは怪獣ケムラーの仕業だった。火口から姿を現すケムラー。その時のBGMはなぜか「ウルトラQ」のテーマ。なんで?ひょっとしてこのお話「ウルトラQ」の没脚本だったのか?とか思ったりして。そんなこんなで今回はアキコ隊員とホシノくんが小活躍。結局オヤジ隊員たち(キャップ、ハヤタ、イデ、アラシ)が現地に駆け付ける。ケムラーはカエルとオオサンショウウオとカブトムシが合体したような結構グロいデザイン&リアル造形。なんか怖いよ。口をあけると「ビカッ!」とフラッシュ。妙に生物チックですよ。ケムラーは麓の街を破壊。街のミニチュアとカメラアングルが凝っています。スケジュールにそんな余裕は無いはずなのに。。。そんなこんなでウルトラマン登場。ところがスペシューム光線が効かない。そこでイデが開発したマッドバズーカをお見舞い。ウルトラマンと科特隊の勝利。でもこのお話やっぱりケムラーに罪はないんだよな。怪獣を倒す展開に無理がある。シンプルなお話だけにそのことだけが際立ってしまう。サラッと観る分には「ウルトラマン」って楽しいんだけど、冷静に考えるとかなりよろしくない問題を含んでいるように思えます。お・わ・り
2015年10月03日
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論文提出。もちろん修正要求に全て応じて。連日の睡眠時間4時間程度。それでも日曜日に仙台行ってきましたけどね(目的はジュリー)。ウルトラマン 第20話「恐怖のルート87」交通事故で死んだ少年に代わって怪獣ヒドラが車を襲撃するお話。のちの「ノンマルトの使者」の原型。そのせいか分かりやすいお話なんだけど荒削りな感じ。でもウルトラマンと戦う中、少年と共に空を飛ぶヒドラを殺さずに見逃すところは秀逸。演出はTBSの樋口祐三。円谷一、飯島、実相寺だけでは間に合わない状況だったのか、TBSからなんと4人目の出向。ホントにスケジュールが危機的だったのかも。そういう意味では興味深い一本。とにかくネタの重さの割にサラッとした仕上がりに物足りなさを感じました。
2015年09月29日
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朝からイライラ。温泉に行きたい。ウルトラマン 第19話「悪魔はふたたび」映画並みにスケールの大きなお話ですが、雑な作りが目立つ。工事現場から謎のカプセルが発見。宇宙考古学の権威・福山博士の調査によると3億5千年前に栄えた超古代文明よって封印されたものと判明。3億5千万年前ではなく3億5千年前。この中途半端な数字に誰も気にならなかったのでしょうか?そして別の場所からも同じカプセルが発見。それぞれ中に青い液体と赤い液体が入っている。なんだかよくわからないままカプセルをこじ開けようとする福山博士たち。しかし、カプセルと同時に発見された金属板には「我々はやっと悪魔の怪獣アボラスとバニラをとらえ、地中深く潜った。決して開けてはならない」と記されていた。それに気づいたときはすでに遅く、アボラスとバニラは復活。二体は破壊を繰り返しながら国立競技場で激突。科特隊は二体を戦わせながら総攻撃を行う。イデはマルチ133(マルス133の間違い)を用意、責任を感じた福山博士も自ら攻撃に加わる。つうことで出動。なのにハヤタだけヘルメットを持ち忘れ。こっそり隊員たちの後ろから手を伸ばしてヘルメットをつかんで何事もなかったかのように出動。これNGだろ?そんなこんなで激突するアボラスとバニラ。そしてバニラを倒したアボラスとウルトラマンの最終対決。もちろんウルトラマンの勝利。「やった~!ウルトラマンが勝った~」と喜ぶイデの姿で唐突に終わる。全然無駄のないストーリーなんですが、尺が足りなかったのか、この終わり方はどうなんだろう。他のシリーズや従来の「ウルトラQ」だったら文明批判のナレーションやセリフを用意して終わるところですが。特撮パートは円谷英二自らが担当(ただしノンクレジット)。演出だけでなくおそらく編集も。いつもの短いカットを積み上げるクセが良い感じっすね。とはいえ脚本のチェックが不十分だったり撮り直しもなし、特撮は監修者自ら演出といったようにかなりスケジュールがヤバい状態にあったことがうかがえます。そういった意味でも貴重な一本(か?)。お・わ・り
2015年09月23日
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怒りで数時間かしか眠れず。そのため(おかげで?)早朝から修正作業開始。でももうやめる。今日は元々夏休みに充てていたのだ。だからこれから遊びに行ってくる。修正なんて4~5日もあればできる。できなかったら今回の論文取り下げ。査読者の揚げ足取りがあまりにも酷い。ウルトラマン 第18話「遊星から来た兄弟」東京都内が謎の放射能に包まれる。科特隊が現地へ調査に向かうがほとんど丸腰なのが見てて怖いよ。そこでザラブ星人と遭遇。ザラブ星人は自らの科学力で放射能を取り除く。彼は地球人と友好を深めるために訪れたという。ホンマかな?しかし本当の目的は文明のある星を破壊することであり、これまでにも宇宙を旅しながら数々の星を壊滅に追いやってきた。そのためだけにザラブ星人は存在している。ウルトラマンとは真裏の設定です。携帯型の自動翻訳機を開発したことで、用人たちが集まる重要会議に現れては流ちょうに日本語を操って「なるほどね~」と納得させる。ほとんど言葉を発しないバルタン星人とは違った意味で不気味です。ちなみに声の出演は「ちびまる子ちゃん」二代目おじいちゃんでおなじみの青野武。なんとスーツアクターも御本人とか。若いですな。そんなこんなでニセウルトラマン登場。街を破壊しまくる。つづいて本家ウルトラマンも登場。ニセウルトラマンの頭部をチョップしますがFRP製なので硬いです。思わず「痛~!」のリアクション。明らかにNGでしょ?でもこの時点でかなりスケジュールが切迫していたらしく撮り直し出来なかったと思われます。そんなこんなでニセウルトラマンはザラブ星人の姿を現し、ウルトラマンの発するスペシウム光線で倒される。お・わ・り
2015年09月21日
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内部査読の結果が返ってきた。査読者の指摘はただの揚げ足取り。チンピラの難癖としか思えない。オマエちゃんと読めよ。腹立つ~。あまりにも腹が立ったのでチューハイ四本一気飲み。おかげで今日は二日酔いで何も出来ず。というより修正に応じる気ゼロ。こんな荒んだ世界から一日も早く足を洗いたいと思います。ウルトラマン 第17話「無限へのパスポート」前回力を入れまくった分、今回はサラッとしたお話。でも不条理モノ。バローン砂漠で発見された2つの隕石。科特隊本部で保管されることになったが、2つの隕石は融合して四次元怪獣ブルトンに。ブルトンは超常現象を発揮。科特隊本部を四次元空間に閉じ込めてしまう。脱出を試みるイデは空の彼方まで延々とつづく階段を上らされたり(この合成の出来がすごい)、崖から飛び降りたつもりが本部のゴミ箱に頭から突っ込んでいたりと翻弄される。また防衛軍(自衛隊?)の戦車も空を飛び、戦闘機が地上を走るなど超常現象の前には方なし。あげくは次々と爆発させられ全滅。そんなこんなでウルトラマン登場。地底に閉じ込められたり動きを止められたりと苦戦。シュールです。しかしスペシウム光線によって2つの隕石に戻り、ウルトラマンの手で握りつぶされる。お・わ・り
2015年09月20日
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昨日は一日雨だったので、この間に散らかった部屋を徹底掃除。ついでにトイレも風呂もピカピカ。提出した論文、修正なしで印刷、なんてことになってくれたらいいなあ。ウルトラマン 第16話「科特隊宇宙へ」飯島敏宏によるとんでもない大傑作。5~6話分ぐらいのネタを惜しみなく投入。そのためお話の密度が濃く、自ずと展開もフルスピード。金星探検のため毛利博士設計による有人ロケットおおとり号が打ち上げられる。万が一に備え科特隊が護衛にあたっていたが無事打ち上げに成功。しかしおおとり号は何者かに襲われる。生中継でその様子を観ていたイデは自ら開発していたパンスペースインタープリンター(万能翻訳機)を12487回路に接続するよう指示。なんと毛利博士を襲ったのはバルタン星人であり再度地球侵略の挑戦状をたたきつける。毛利博士を救出するには岩本博士のフェニックス号しかない。フェニックス号は毛利博士と金星探検に向けて開発競争をしていたロケットだ。しかし岩本博士は完成度が低いことからむしろ科特隊のジェットビートルにハイドロ・ジェネレート・ロケットを装着させ宇宙ビートルとして救出に向かうよう提言する。さらに相手がバルタン星人であることからイデは火星にある物質スペシュームから新兵器マルス133を開発。しかも「こんなこともあろうかと2丁作っておきました」と。こうしてキャップ、ハヤタ、アラシは宇宙ビートルで毛利博士の救出に向かう。一方、イデは羽田空港に襲来したバルタン星人の大群に向かってマルス133を乱射。次々と撃退されるバルタン星人。そんなこんなでキャップたちは謎の惑星に漂着。毛利博士を見つけるもののバルタン星人に襲撃される。ハヤタはウルトラマンに変身。スペシューム光線をリング状にした新必殺技八つざき光輪発射するが、バルタン星人は胸に装着したスペルゲン反射鏡によって跳ね返す。しかし頭から突っ込んでくるバルタン星人に向かって再度八つざき光輪を発射。真っ二つにされるバルタン星人。ウルトラマンはテレポーテーションを使って一瞬にして地球へ移動。続いて羽田空港にてバルタン星人と対決。こちらも八つざき光輪によってバルタン星人真っ二つ。とどめにスペシューム光線を一発ずつお見舞い。完全勝利。そして惑星の取り残されたキャップたちを岩本博士のフェニックス号が救出。固い握手を交わすキャップと岩本博士。以上、怒涛の展開。これでもかと新ネタの連発。大人になって気がつくこのすごさ。あまりにすごすぎて呆然。お・わ・り
2015年09月07日
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論文の修正作業終了。先週完成した思いきや、さらなる修正要求にブチ切れ。でも素直に修正に応じた原稿のほうが完成度は格段に高かったりする。そんな疲れ果てたボクの元にゆうびんやさんがジュリーのチケットを届けてくれましたよ。なんと前から3列目(笑)。神様っているのね。つうことで宮城県民会館大ホールでボクと握手だ!ウルトラマン 第15話「恐怖の宇宙線」今回も実相寺昭雄・佐々木守コンビによる一本。前回がフェミニストを挑発する内容だったのに対して、今回は完全に視聴者目線のお話。というより実相寺昭雄が子どもを意識した作品って後にも先にもこれ一本のような。しかし、しっかり「ウルトラマン」に対する強烈な批判を反映させていたりする。それを許容してしまう懐の深さが「ウルトラマン」最大の魅力。ある日の小学校。教室にクラス全員が描いた思い思いの怪獣(ミーコちゃんだけベートーベン)が張り出される中、見たこともないはんぺんのような怪獣が。それはムシバが描いたオリジナルの怪獣・ガヴァドンだった。ムシバは土管にガヴァドンを描く。ガヴァドンは宇宙から放射された不思議な宇宙線によって身長50メートルの怪獣に実体化。ムシバを始め子どもたちは大喜び。しかしガヴァドンは何もせず、ただグウグウ寝ているだけ。怪獣出現の一報を受けて科特隊はガヴァドンに攻撃をするが、抵抗することなく夕焼けに向かって姿を消す。このシーン、特撮パートは真っ赤な夕焼けなのに本編は曇り空で全然つながっていない。子どもながらに違和感を覚えた。けど情感たっぷりなので今でも印象に残っている。そんなこんなでフツウなら撮り直しと思われますが、そうならなかったのはスケジュールが既に逼迫していたからだけでなく、監修の円谷英二がこの一本をえらく褒めたらしく「まあいいでしょう」となったのではないかと。グウグウ寝てばかりいるガヴァドンに失望した子どもたちはもっと強くなってほしいと思い、土管に描かれたガヴァドンをヴァージョンアップ。ストロングなデザインに描き直しましたよ。それでもガヴァドンは寝てばかり。街を壊すようなこともしません。ところがガヴァドンがグウグウ寝ていることでいびきがうるさくて会社はお休み、流通も滞るなど日本経済がマヒを起こすことが判明。科特隊は再度ガヴァドンを攻撃することに。必死に抵抗する子どもたち。そしてウルトラマン登場。ウルトラマンはガヴァドンを持ちあげると宇宙の彼方へ運んでしまう。「ウルトラマンのバカヤロー!」と叫ぶムシバ。その夜、悲しんでいる子どもたちにウルトラマンが語りかける。7月7日、七夕の夜にガヴァドンと会わせることを約束する、と。「雨が降ったらどうなるんだよ~」とウルトラマンに突っ込むムシバ。星座になったガヴァドンは流れ星になった涙を流す。お・わ・り
2015年08月30日
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DVDレコーダーが突然故障。ものすごいお宝が収録されているHDもおじゃん。何が収録されていたか今度整理します。後悔と共に。そして全く興味のないブルーレイレコーダーを購入する羽目に。今DVDレコーダーって売ってないんですね。。。ウルトラマン 第14話「真珠貝防衛司令」2クール目突入。トップバッターはTBSの超問題児・実相寺昭雄。しかも脚本は大島渚軍団の佐々木守。普通なら手堅く飯島敏宏か円谷一のはずですが。誰の采配が分かりませんが自信の表れか。それとも不安の反動か。というのも高視聴率をキープしながらも1クール目は平凡なお話が多く、怪獣の存在意義もこれまで指摘した通り。この路線だとウルトラマンが悪者に見えてしまう。つうことで、要するに変化球を投げてみたということですね。真珠を食べる怪獣ガマクジラ登場。おかげで真珠が手に入りにくくなりお値段も高騰。給料が安くて真珠を買うことのできないアキコ隊員はガマクジラを「女の敵」として憎く思う。あとはひたすらガマクジラと科特隊との攻防戦。ブサイク顔のガマクジラは真珠が大好き。これは女性に対する皮肉ですね。初登板ということで先輩たちの顔を立てて大人し目の作風ですが、逆光を生かしたり、わざわざ望遠で撮ったりと早くも前衛的なシーンを観ることができます。子どもの視聴者を意識してません。1クール目からお話の質が一気にグレードアップ。そんなこんなでウルトラマンの勝利(スペシューム光線使わず)。ガマクジラが死んだことで真珠は以前にも増して取れるようになり、科特隊の給料でも十分買えるようになった。銀座までアキコ隊員のお買い物に付き合わされるイデ。「馬子にも衣装っていいますけど豚に真珠ですね。まるで自分のほうがガマクジラみたい」とイデのモノローグ。フランス映画の様な終わり方がおしゃれ。子ども心にも印象的でした。お・わ・り
2015年08月20日
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エライことの連続でちょっと困ってます。論文の修正然り、布団の買い替え然り。。。ウルトラマン 第13話「オイルSOS」よっぱらいの梅津栄(港湾労働者風)が千鳥足。港に目を向けると怪光線。タンクローリー大爆発。翌日、現場検証にて梅津栄の話を信じようとしない刑事たち。ところが目の前でタンカーが大爆発。「俺が言ってたのはアレだっつうの!」。一方中近東でも謎の油田火災が多発していた。今回の事件は中東の一件と関係があるかも。そんなこんなで犯行は油獣ペスターの仕業だった。早速科特隊の出番。東京湾に出現したペスターにガソリンの入ったドラム缶を食べさせながら湾外へ誘導。安全な場所へ移動させたところで攻撃という作戦に打って出る。ただし東京湾内では絶対攻撃しないことが約束。もしペスターが爆発あるいは引火しようものなら東京湾の石油コンビナートも一蓮托生となるからである。しかし焦るあまりイデはミサイルを発射してしまう。ペスターに命中するものの湾内は炎の海に。さらに次々と石油コンビナートが爆発してしまう最悪の事態に。唖然とするイデ。炎に巻き込まれペスターは自滅してしまうが火の勢いが止まらない。石油会社の社長は激怒。そりゃそうだ。イデは責任を感じ、単身で消火活動を行う。科特隊もジェットビートルで消火活動を行うが追い付かない。そうこうしているうちにイデは爆風に吹き飛ばされて気を失ってしまう。そんなこんなでウルトラマン登場。ウルトラ水流で消火(ホース丸見えでした。子どもの頃は気付かなかったのに)。あっという間に鎮火。イデは助け出されたものの朦朧としながら辞職を申し出る。「イデは科学特捜隊員として失格であります。今日限り退職します」。しかしキャップは笑顔でイデを慰めるのだった。つうことで特撮すごいです。コンビナートの爆発シーンは半端ないです。「アイゼンボーグ」でも流用されていました。お話もよかったです。梅津栄のエピソードが広がらなかった点だけ気になりましたが。上原正三だったらそこから一本仕上げるところを、今回脚本を担当した金城哲夫はエンタメ路線へ持って行ってます。しかも三枚目のイデに悩ませる役どころを与えることで単なるエンタメ路線で終わらせないところがいいです。今回のエピソードを契機に「ウルトラマン」の作風が変わっていきますよ。お・わ・り
2015年08月18日
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眠いな。ウルトラマン 第12話「ミイラの叫び」ある洞窟から7千年前のものと思われるミイラが発見。生命の謎を解くため早速科学センターに運ばれる。岩本博士役の平田明彦がかっこいいですな。それにしてもこのミイラ。どうみても宇宙人ですよ。とても地球人、しかも我々モンゴロイドの御先祖様とは思えない粗暴な面構え。そんなこんなでミイラ復活。ミイラは死んでいたのではなくただひたすら眠り続けていたのだ。つうことで警官隊が追跡。ただし岩本博士の命令により生け捕りにすること。貴重なサンプルですからな。警官隊と科特隊に追い詰められるミイラ。警官のエキストラが多く投入されているせいか結構迫力あり。ミイラは目から光線を発射して抵抗。明らかに宇宙人でしょ?状況が変わったためキャップはアラシにスパイターショットで攻撃を命令。ミイラ死亡。それに呼応するかのようにミイラ怪獣ドドンゴ出現。山奥の砕石工場を襲撃する。またしてもエキストラ大量投入。セットも火薬も豪華。ジェットビートルの挿演もキレッキレ。本編特撮共に今回やたら気合いが入ってます。いつもと同じ狭いステージのはずなのにわざわざ地面を掘って奥行きを出したとのこと。おかげで迫力が全然違います。つうことでウルトラマン登場。今回も馬乗りになったり首を掴んだりと好き放題。結局スペシウム光線で倒す訳ですが、腕を組んでも発射まで「溜め」てます。妙にリアルなシーンでした。そんなこんなでただ寝ているところを起こされただけのミイラと怪獣が人間たちの犠牲になってしまいました。「7千年どころか一万年でも二万年でも眠らせてあげるべきだった」とアキコ隊員。こういうセリフが一つ入るだけでドラマにも奥行きが出ますな。ここで仮説。今回本編の演出を担当したのは円谷一。特技監督は高野宏一名義ですが実は円谷一が担当したとのこと。飯島敏宏が担当した初期3本も特技監督を実質的に兼ねていたことから、制作に余裕があった1クール頃まではすべて本編の監督が特撮も演出していたのでは?そう考えると毎回トーンがやや異なっていることについて説明がつきます。ただし演出方法を巡って高野宏一と実相寺昭雄が激突する件は有名なので、2クール目以降より完全2班体制になったと考えられます。こういう楽しみ方ができるので「ウルトラマン」は侮れませんな。お・わ・り
2015年08月13日
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腹減ったなー。。。ウルトラマン 第11話「宇宙から来た暴れん坊」謎の隕石が落下。隕石と言ってもソフトボールぐらいの大きさ。ただし意思を持っている。そのため何ごとかを念じれば隕石はそれに応えてくれる。たとえば「ケーキ食いてえなー」と思えば隕石はケーキに姿を変える。そんなこんなで記者会見。青島幸男が「嫁さん欲しいなー」と念じたところ隕石は花嫁に。青島幸男うきうき。でも、ケーキも花嫁も全てまぼろし。念ずることを止めてしまうと元の隕石に戻ってしまう。そんなこんなで記者会見の場に潜り込んだおっさんは隠しマイクをセット。隕石に「液体になれ」と命令。さらに「ロケットになって飛んで来い」と命令された隕石はその通りに応え、まんまとおっさんは隕石をゲット。おっさんは隕石を怪獣にさせる。そして街を大破壊する・・・のではなくプールやリゾートホテルでいたずらし放題。びっくりする人たちをみて大喜び。バカですな。前回の二階堂教授と言い、今回のおっさんと言い、背景がサッパリ分かりません。そんなこんなでおっさんは怪獣に「大きくなれ」と命令。怪獣は大きくなるが建物の中で巨大化したもんだからおっさんは瓦礫に埋もれてしまう。ホントにバカですな。そんなこんなでウルトラマンと対決。慰安旅行でも兼ねていたのか、前回は下田、今回は熱海みたいな感じですね。セットのプールが結構深そう。これはマスクに大量の水がガバガバ入ってるのでは?で、結局助け出されたおっさんが意識を取り戻したことで怪獣は消滅。ウルトラマンは隕石を宇宙へ運び去る。うーん、何かが足りない。というより浅い。お・わ・り
2015年08月13日
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子どもが子どもを作ったり、生んだり、捨ててはいけない。そういう子どもは松方弘樹同様パイプカットすべし。ウルトラマン 第10話「謎の恐竜基地」モンスター博士こと中村博士は恐竜大好き。でも偏屈な人。少年誌の記者が取材に訪れるが、うっとおしいんだか、うれしいんだか、よくわからない。中村博士の近くにある北山湖ではやたらと魚が取れる変な事件が続発。実は中村博士は北山湖でこっそり怪獣を育てていたんだね。しかも、中村博士とは世を忍ぶ仮の姿で、その正体は数年前にネス湖で行方不明になっていた二階堂教授だった。どうやら怪獣は元々ネス湖にいた恐竜の生き残りらしい。そんなこんなで姿を現す怪獣。その名もジラース。見た目ゴジラそっくり。ジラースは二階堂教授を踏みつぶす。そして「快傑ズバット」みたいにウルトラマンと珍勝負。結局ウルトラマンの勝利。絶命したジラースにすがりつこうとする二階堂教授。仰々しい音楽と共におしまい。つうことで凡作以下の出来。二階堂教授の行動がサッパリ分からない。ネス湖から蒸発した理由、ジラースを育てた理由、世捨て人みたいになってしまった背景など一切説明ナシ。おかげでラストシーンは盛り上げているつもりなんでしょうが却って白けてしまう。演出もものすごく雑。指摘すればきりがないぐらい。さらっと観る分には楽しめるんですが・・・。これでは先が思いやられますな。と、約50年前のテレビ映画のことを心配してしまいました。お・わ・り
2015年08月11日
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起伏のない論文と言われた。わかってねーなー。世界の本多猪四郎と同じでソレがいいの!ウルトラマン 第9話「電光石火作戦」台風直撃でボーイスカウトの諸君たちはとある村のバンガローに取り残されてしまう。「みんなー元気を出すんだー」と「おお牧場はみどり」を無理矢理唄わせるおっさん。そんなこんなで台風は過ぎ去ったものの食べ物がもうないよ。つうことで少年二人が代表して調達しに行くことに。その頃、村に怪獣ガボラが出現して大騒ぎ。おっそろしいことにガボラの主食はウランだったりする。さらに村にはウランの貯蔵庫があったりする。なんでそんなもんが日本にあるんだ?場所は何となく伊豆方面っぽい。原発も近くにあるんだろうなあ。そんなこんなでガボラを誘導させるためウランの入ったカプセルをヘリコプターでぶら下げてガボラを誘導することに。ヘリコプターのパイロットはハヤタ。嫌な予感がしますな。こいつの失敗歴は既に相当なもんですよ。子どもの時は全然気がつかなかったけど。で、誘導作戦開始。ミニチュアも登場しますが本物のヘリコプターもバンバン飛ばしてます。結構お値段高いはずですよ。10分で何十万円とか。ノッてるから大盤振る舞いですな。そんなこんなで少年二人を発見。安全な場所へ避難させないと・・・つか作戦の邪魔。というよりもウラン大好きガボラから放射能がたっぷり出まくってて少年二人被ばくしてんじゃね?そうこうしている間に目的地点へ誘導成功。ここでカプセルを切り離すはずが「キャップ!装置が故障して切り離せません!」またかよ・・・。で、ガボラに襲われて少年二人の目の前でヘリコプター墜落&大爆発。奇跡的に脱出に成功したため気絶だけで済みました。そういう問題ではないような気もしますがね。で、ウルトラマン登場。今回は近くにウランの貯蔵庫があることに配慮してか、合成に掛かる費用を節約してか光線技ナシ。その代わりガボラをボコボコに殴って撲殺。いいの?これ?今回のガボラも悪いこと何もしてませんよ。台風の被害で目が覚めて、腹が減ったのでエサを求めてやってきた。それだけなのに一方的にウルトラマンと科特隊から袋叩き。フツウに観てても結構酷い話です。既に番組として限界が見えて来たような。金城哲夫も早い段階からこの限界に気がついたのか、次回作では番組構成上矛盾が生じないよう侵略モノへシフトするのですが・・・。そんなこんなでハヤタも無事生還。それをマジで胡散臭そうに見る少年二人。お・わ・り
2015年08月10日
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「なので~」をやたら使いまくる人間は信用できない。ウルトラマン 第8話「怪獣無法地帯」多々良島に開設された気象庁の測候所。そこへ4人の職員が派遣されたけど音信不通になっちゃった。そこで科特隊に捜査の依頼がありましたよ。音信不通の理由。それは多々良島の火山活動が活発化したことで有史前の環境へ激変、怪獣たちが蹂躙するとんでもない世界へ。で、いきなりレッドキングとチャンドラーが血を流しながら激突。結構怖いですよ。チャンドラーの右腕をちぎり取ってレッドキングの勝ち。つづいて地底からマグラー登場。でもこちらは科特隊のナパーム弾で撃退。そんなこんなでキャップ・ハヤタ組とアラシ・イデ・アキコ組の二手に分かれて捜査することに。二組とも川口浩探検隊のように次々と危険の連続に直面。キャップ・ハヤタ組はレッドキングに遭遇。暴れまくってくれるせいで崖下へ転落するハヤタ。その落ちっぷりは絶対死亡してます。さらに上から岩石がゴロゴロ落下。絶対死んでますよ。第1話につづいてこのへタレっぷり。仕事出来そうに見えて実はただの足手まとい?その頃アラシたちも巨大吸血植物に遭遇したり。でも友好珍獣ピグモンに助けられます。そして唯一生存していた職員・松井さん発見。松井さんもピグモンに助けられていたのだ。それにしても長年の疑問。ピグモンって隕石怪獣ガラモンと瓜二つなんですが何で誰も突っ込まないの?ちびっこい怪獣ですが、ついこないだ東京を大群で襲ったガラモンとそっくりですよ。フツウ何も考えずにソッコー射殺でしょ?そんな真面目な視聴者を置き去りにして物語は進みます。そんなこんなでレッドキングがまたしても大暴れ。人間たちを助けるためにピグモンは犠牲に。そしてウルトラマンの一本背負いであっけなくレッドキング死亡。科特隊と松井さんはピグモンに哀悼の意を捧げる。結構大味なお話でした。お・わ・り
2015年08月09日
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なんでいつもそんなにおどおどしてんの?ウルトラマン 第7話「バラージの青い石」中近東にて各国支部の科特隊が次々行方不明。そして日本支部にも調査依頼がやってきましたよ。アキコ隊員を除いて男連中出発。謎の磁力ゾーンを発見。それは怪獣アントラーが発したものだった。さらに5000年前、伝説の街・バラージを滅ぼしたという。そんな話をバラージで謎の女性・チャータムから聞いちゃった。チャータムは日本人と会ったことは無く、日本語も知らないのにテレパシーで科特隊男連中と会話を交わす。不思議な能力を持つ、霊媒師みたいなものか。そして5000年前の伝説を語る。実はその時アントラーを倒したのは「ノアの神」だという。その像はなんとウルトラマンそっくり。そんな昔から地球を守ってくれていたのか。でも劇中「ノアの神」とウルトラマンが同一人物かどうかは明確に語られてはいない。そんなこんなでアントラー出現、街を壊しまくりますよ。と言っても砂漠の中にぽつんと存在する小さな街。そんな街を破壊して住みあるのかなあ。そんなこんなでウルトラマン登場。しかしアントラーに苦戦。そこでムラマツキャップは「ノアの神」が抱えている青い球体をアントラーに投げつける。すると大爆発。ウルトラマンと人類の勝利。でもバラージはもう年老いた街。放っておいても消えゆく運命。なんだか「スッキリ!」しないまま科特隊男連中は日本に帰還。なんとなく「ウルトラQ」っぽいお話でしたが科特隊やウルトラマンが登場した途端、一気に嘘っぽくなるような印象を持ちました。子どものころはもっと素直な視点で楽しめたのにね。それとやたら特撮ステージが狭いように感じました。カラーだとその辺がくっきり分かってしまいますな。今後の課題です。約50年前のテレビ番組ですが。お・わ・り
2015年08月07日
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ダルっ!!!(怒)ウルトラマン 第6話「沿岸警備命令」ホシノくん(前回はイサムくん。ちゃんと統一しろよ!)たちを中心とした少年冒険譚。「ウルトラQ」のような文明批判はなし。元々は南米に生息するトカゲの一種が東京湾の汚水の影響で怪獣化。ゲスラが誕生しましたよってどんだけ東京湾汚れてるねん。放射能並みやんか。一方ダイヤを狙う強盗・ダイヤモンドキックも登場したりで物語に奥行きを設けていますが、盛り上がっているような、盛り上がっていないような。そんなこんなでウルトラマンと対決。これは第4話(ラゴン)と2本撮りか?今回もプール登場。ウルトラマンもゲスラも頭からプールに潜ったりして怖いもの知らずだなあ。。。マスクに水が入り込んできっと恐ろしいことが・・・。そんなこんなでウルトラマンの勝利。それにしても何かが物足りない。ライター陣は割り切って執筆していると思われるが本当の方向性はそっちじゃないヨと助言してあげたい気持ちになりますな。お・わ・り
2015年08月03日
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洗濯ものがすぐに乾きます。いい季節ですなーウルトラマン 第5話「ミロガンダの秘密」飯島敏宏3本持ちの一本。南洋・オイリス島に生息していた肉食植物ミロガンダが品種改良のため放射能を浴びせられた結果、知能を得て怪獣化。またこのパターンかよ。さらに科特隊の攻撃を受けて巨大化。丸の内のオフィス街を破壊しまくる。それはそれとして今回も狂言回しはイデ隊員。一方ハヤタは空気キャラ。ここぞという時に的確な指示やアイディアを出すのですが人間味なし(郷秀樹みたいにいちいち悩まない)。イデは思ったことを言いまくるだけでなく、視聴者の感情を代弁する役割を与えられている。ウルトラマンが活躍している間「あれ?そういえばハヤタ隊員はどこへ行ったんだ?」とか。ま、ボケキャラと言ってしまえばその通りなんですが、とにかくイデ隊員の言動が見逃せない。そんなこんなでウルトラマンの登場。相手が植物怪獣なので非常にアクションしにくそうです。でも両者の間に時計台を置くことで派手な動きは無いものの緊張感を演出。そんなこんなでウルトラマンの勝利でめでたしめでたしなんですが、東宝の役者を大量投入、今の視点で見ても珍しいアングルの連発(飯島敏宏のセンス爆発)など見どころ満載。地味でベタなお話でしたが飽きさせませんな。お・わ・り
2015年08月03日
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今すぐお電話下さい(激怒笑)ウルトラマン 第4話「大爆発5秒前」木星に向けて惑星探査用ロケットが打ち上げられた。しかし失敗。太平洋上へ落下。ロケットには原爆が5個積まれていた(なぜ?)。その1個がまだ見つからないよ。つうことで科特隊に協力要請が入った。のっけからヤバい設定でスタートです。そのくせ大らかな雰囲気なのは時代のなせる技。つうことで謎の白い航跡を追ってハヤタは千葉へ。その頃アキコは久々の休暇をもらって三浦半島へ。お供するのはイサムくん。前回までホシノくんて呼ばれてたのに誰かちゃんとチェックしろよ。と思いました。そんなこんなで白い航跡の正体は海底原人ラゴンだった。しかも原爆から発せられて放射能の影響で巨大化。さらに行方不明の原爆をぶら下げてるぜ。なんかさ、放射能で巨大化とかさ、いいんでしょうかね?こういう設定。さらにラゴンは元々音楽大好き怪獣だったことから海上自衛隊の協力でクラッシックを流すものの「ムキーッ!」と大暴れ。ムラマツキャップ曰く「放射能の影響で狂ったんだ」。なるほどね。なるほどね、じゃねーつうの。いいの?そういう適当なこと言ってて?そんなこんなでラゴンはホテルに残っていたミチコちゃんを襲う。窓越しからミチコちゃんを覗いてますよ(マーシーのように)。寸でのところでアキコとイサムくんに助けられるがその時点で放射能ピンピンじゃねーの?ハヤタはラゴン出現の一報を受けて千葉から三浦半島へ移動(フェリーで)、アラシはジェットビートルで出撃。そんなこんなでウルトラマン登場。ラゴンを倒すと原爆を宇宙へ運んで大爆発。めでたしめでたし。でもなーラゴンは何も悪いことしてないヨ。そもそも原爆を5個も木星に運ぼうとしたことに問題があるのでは?しかも開発用とはいえ原爆を使うって、何か別の目的でもあったのでは?と下衆の勘繰りをしてしまう。登場人物たちは誰も悩まない。イデに至っては大した働きもしていないのにウルトラマンの助けを願う始末。これでいいのか?お・わ・り
2015年08月03日
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何とか論文完成。近所では夏まつり。研究者は孤独だなあ。ウルトラマン 第3話「科特隊出撃せよ」電気を吸うことで実体化する透明怪獣ネロンガ登場。江戸時代に「むらいせいえもん」というお侍さんに退治されたという記録が残っている。元々水からエネルギーを吸収していたが、いつしか火力発電所から電気を吸収するようになり巨大化したらしい。そんなこんなで火力発電所を守るため科特隊出撃。ネロンガを退治する科特隊の活躍が描かれるが別にネロンガは悪いことした訳ではないのにね。食べ物を求めて山から降りてきた最近の熊みたいなもんです。怪獣に罪はありません。ほどなくして円谷のスタッフはそのことに気づき創作上行き詰ってしまうのですが、かたやピープロのスタッフはそんなちっぽけなことは気にしない。「スペクトルマン」の豪快さには清々しいものがあります。そんなこんなでネロンガ大暴れ。火力発電所を襲撃。電気を吸収して姿を現します。一班体制で作られたせいか本編と特撮のつながりがものすごく自然。流れるように観ることができるのでうっかり見落としてしまいがちですがこれはなかなかすごいことです。反面教師として「スペクトルマン」を観て頂きたいものです。特技監督は大映から招聘された的場徹ですが「怪獣プロレスは演出しねーよ」と言われたとかで実際には本編の飯島敏宏が演出したと思われます。これがまたすごい迫力。円谷英二が東宝のスタッフを差しおいて自分の後継者に考えていたのも頷けます。そんなこんなでウルトラマンの勝利。ネロンガを殺さなくてもよかったんじゃね?という疑問に気づかないふりをして最後まで見続けることに大きな意義があると思いました。ちなみに我らのイデ隊員は前回大活躍したせいか今回はあまり登場しません。なんでも三本同時撮影だったとか。お・わ・り
2015年08月02日
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新しい命を授かりました(笑)ウルトラマン 第2話「侵略者を撃て」かなりハードなお話。でもコミカルに演出することで堅苦しさを払拭。冒頭イデ隊員がカメラに向かって話しかけるアバンギャルドなシーンからスタート。顔に青あざを作った理由を視聴者に語り出す。それは今から33時間前のお話。。。そんなこんなでバルタン星人登場。でも何を要求しているのかよく分からない。政府は対策会議を行うが、とりあえず核ミサイルをぶっ放してやっつけようという恐ろしい意見にまとまりつつある。そんな中ムラマツキャップのみ彼らが何を望んでいるのかまず対話することを提案する。今回の脚本・演出はTBSの俊英・飯島敏宏。のちに劇場用映画「ダイゴロウ対ゴリアス」「ウルトラマン・コスモス」でも同じテーマを扱っていたことに気づきました。異文化との接触。そんなこんなでイデ隊員が先鋒に選ばれる。「アナタ ワタシ トモダーチ」。ところが緊張しまくりのあまり交渉決裂。バルタン星人がものすごい勢いで分身、イデ隊員が翻弄されるする名シーンが必見。これも多分飯島敏宏のアイディアだと思う。この人ホントすごいです。先に潜入して捕獲され、バルタン星人に脳髄を操られたアラシ隊員がハヤタ、イデと折衝。バルタン星人は一体何を望んでいるのか?実は発狂した科学者の核実験によってバルタン星は住めなくなり、放浪の果て地球に辿り着いたという。そして移住を求める。ハヤタはそれをあっさり受け入れる。ただし、地球の文化に順応し、法律を守ることを条件に示す。それがダメなら火星に移住することを進めるが拒否。理由は「火星には我々の嫌いな・・・」とだけ言うとアラシ隊員気絶。そんなこんなで本当に交渉決裂。バルタン星人は巨大化して街を破壊する。そして防衛隊は迷うことなく核ミサイル発射。ところが全然効かない。そんなこんなでウルトラマン登場。バルタン星人と激しい空中戦を展開。真夜中のコンビナート上空をウルトラマンとバルタン星人が飛行。そしてバトル。今見ても斬新なシーン。そんなこんなでバルタン星人はウルトラマンの発する光線を浴びて大爆発。火星にある物質とはスペシュームであり、ウルトラマンが発した光線こそスペシューム光線だったのだ。そしてウルトラマンは20億以上のバルタン星人がバクテリアほどの大きさになって潜んでいる円盤を発見。大気圏外へ運んで破壊する。直接描写は無いが大量虐殺。。。そんなこんなで要するに顔に青あざを作った理由を改めてカメラ目線で説明するイデ隊員。ラストには視聴者に「ねっ!」とウインクまで送る過激でポップな演出。実相寺昭雄の演出が過激すぎるあまり問題視されたそうだが、こっちのほうがかなりアレなんでは?しかも製作第一回目ときている。今回を持ってウルトラマンの世界観は確立されましたな。お・わ・り
2015年08月01日
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昨日今日と2日連続で休みを取ったけど休んだ気がしませんな。ウルトラマン 第1話「ウルトラ作戦第一号」「ウルトラQ」の続編として始まった「ウルトラマン」。脚本は超大御所・関沢新一。ただし問題があったのか弟子の金城哲夫がリライト。師匠の脚本を弟子が手直しするなんて前代未聞。でもなんとなくわかる。展開がやや遅い。宇宙からやってきた青い球体と赤い球体。青い球体は竜ケ森湖へ潜伏。赤い球体はパトロールに来た科学特捜隊・ハヤタ隊員が操縦する小型ビートルと衝突。赤い球体の正体は青い球体・怪獣ベムラーを追ってきた宇宙警備隊隊員・ウルトラマンであり、ハヤタ隊員と一心同体となることで地球に留まることを決意する。ようするにハヤタへの罪滅ぼしですな。後の歴代ウルトラマンと大きく違うのはこの点。ウルトラマンが地球に留まる理由は主人公・ハヤタ隊員の行動に感動したとかではなく、事故で殺しちゃったんで俺の命をあげるから勘弁して、つうことです。そんなこんなで死んだと思われたハヤタ隊員が出てきたのでみんなびっくり。しかも陣頭指揮までとったりして。そして姿を現すベムラー。ウルトラマン曰く「宇宙の平和を乱す悪魔のような怪獣」らしいがそんな風には見えません。。。で、ウルトラマンから「困ったときにはこれを使いたまえ」と渡されたペーターカプセルを掲げるハヤタ。その瞬間、身長50メートルの巨大な超人に変身。ベムラーとの激しい肉弾戦を繰り広げる。前例がないので殺陣師などの導入はなく本当に肉弾戦。そんなこんなでウルトラマンの勝利。ハヤタは科学特捜隊の仲間たちに巨大な超人ことを「ウルトラマン」と紹介する。前作「ウルトラQ」から対象年齢をグーッと下げたような作風ですがこれぐらいのサラッとした感じがいいです。むしろこういう作風のテレビドラマが絶滅してしまったことのほうが悲しいですな。お・わ・り
2015年07月31日
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