カテゴリ未分類 0
俺たちの旅 0
全3件 (3件中 1-3件目)
1
『ジャッカー電撃隊』エンディング曲「いつか、花は咲くだろう」歌:ささきいさお横溝正史シリーズⅡ 不死蝶 最終回「ボク金田一耕助デス」の名セリフと共にこれまでのあらすじを全部解説。宮田が警察に連行された。峯子は慎一郎に相談するが動こうとしない。初めて慎一郎に不満をぶつけるが、慎一郎は峯子と古林が密会を重ねていることに強い不信感を抱いていた。あえて動かないのは「あんたのためじゃない。都のためだ!」。金田一は改めて神父さんに聞き取り調査。鮎川君江と鮎川マリが一緒に教会へ来たことが無いと聞く。その頃、宮田は連続殺人犯の容疑者として日和警部から取り調べを受けていたが、英二が殺された時、宮田はフィリピンにいた。少なくとも英二殺しの犯人ではない。慎一郎と峯子の衝突に嫌気が差した都は康雄に東京行きを懇願。そこへ金田一が現れ康雄に聞き取り調査。鮎川マリは金田一に鮎川君江と一人二役を演じていたこと、鮎川君江と玉造朋子が同一人物であることを直撃されるがあっさり認める。そして本当の名前は玉造マリであること、玉造朋子は2ヶ月前に亡くなったことを話す。玉造朋子はパウロ神父の助けで鍾乳洞を抜けた後、スペインを経てブラジルに渡りマリを産んだ。マリの父親は慎一郎だった。玉造朋子は亡くなる前に英二を殺したのは自分ではない、せめて慎一郎だけには伝えたいと話していた。手紙を出せば済むことだったが、マリはどんなことをしてでも朋子の無実を証明しようと今回のことを企てた。英二の命日にパーティを開き、古林をわざわざ呼んだのも真犯人を誘き出すためだった。そんな中、玉造家の血をひく康雄と知りあった。しかし、祖父・杢衛が殺されたのは想定外だった。そのことで自分を責めるマリ。金田一には真犯人の目星が立っていた。その夜、真犯人を誘き出すため偽の手紙で挑発。真犯人は囮とは知らず鍾乳洞に来たマリを襲う。日和警部たちは真犯人を追いかけるが峯子の死体が横たわっていた。真犯人は宮田だった。矢部家の財産を狙っていたが妹の峯子に見つかったため殺したと話す。そして署長に峯子の供養を頼むと井戸に身を投げる。事件はこれで終わった。しかし、玉造朋子の無実は証明されていない。マリは金田一に真実を聞き出そうとする。当事者の全てが死んでしまったため憶測でしかないと前置きしたうえで真相を話す。玉造朋子を追って英二を鍾乳洞に向かったが、古林と義姉・峯子の密会場面に出くわす。古林は英二を殺害。手に朋子の着物の切れ端を握らせる。それから23年後、生活に困っていた古林は英二殺害の件で峯子にたかる。それがパーティーの夜。朋子の姿を追って鍾乳洞に向かった杢衛は、古林と峯子が揉めている場面に出くわす。古林は杢衛を殺害。英二の時と同じことが繰り返された。一方、峯子は離れようとしない古林を殺害、その罪を「鮎川君江」に押しつけようとした。しかし宮田が殺害現場を目撃していた。追い詰められた峯子を助けるため宮田は峯子を殺す。泣きながら峯子の首を絞める宮田。「死んでくれ・・・こうするしかないんだ・・・許してくれ・・・なぜ相談しなかったのか。一人で抱え込んで。馬鹿野郎。だけどな峯子、安心しろ。後は俺がきちんとやるから。だから成仏してくれ」。宮田は都のことも憂いていた。金田一は全てをマリに話すと慎一郎を招き入れる。慎一郎はマリが康雄をブラジルに連れて行くと聞いて都の面倒も見てほしいと頼む。「喜んで・・・」「これでやっと玉造と矢部の血が結ばれます・・・そっくりだ。よく似ている」。慎一郎は朋子と生き写しのマリを見て涙を流す。マリも初めて父親・慎一郎と対面し号泣する。窓の外に蝶が飛んでいる。「私は帰ってきます。蝶が死んでも甦るように私はきっと帰って来ます。いつかきっと」。お・わ・り不覚にも涙。悪魔顔した山本昌平が寡黙な慎一郎役を演じたのが意外だった。複雑なお話をスッキリと見せるためか、金田一耕助を狂言回し役にしたのも良かった。血のつながらない親子の話にこだわる野上龍雄。のちに『新必殺仕事人』で血のつながらない殺し屋の親子の物語へ発展します。
2019年12月26日
コメント(0)
今年の自分へのクリスマスプレゼントは自分の本50冊。横溝正史シリーズⅡ 不死蝶 第二回「ボク金田一耕助デス」の名セリフと共にスタート。杢衛、鍾乳石を突き刺されて即死。近くに潜んでいた古林を神父さんが発見する。警察から事情聴取を受けるが古林にアリバイあり。23年前、英二の死体を発見したのは古林だった。先日、教会の近くで玉造朋子を見かけたが「鮎川君江」と名乗っている。そこで好奇心から玉造朋子が身投げした鍾乳洞へ行ったところ「あんなところに外人がいたら誰だって逃げ出しますよ」。その後、金田一は慎一郎から父・杢衛殺しの犯人捜しを依頼され鮎川マリ、康雄、神父さん、宮田らに聞き込み開始。康雄は何かを隠している。「マリさん、僕は何も言わなかったよ。頑張ろうね」。神父さんは鍾乳洞の構造から古林はわざと捕まったとしか考えられないと証言。真犯人を逃がすため?真犯人は鮎川君江?日和警部も鮎川マリに聞き込み開始。君江の出身地を尋ねるが「過去を一切話さなかったため知らない」。射水を選んだのは「何か心惹かれるものがあったから」と答える。どうも不自然ですなあ。慎一郎と妻・峯子の仲はいまいち。峯子は尽くしているが、慎一郎は今も玉造朋子のことを引きずっている。矢部家と玉造家が近づくと必ず血が流れる。峯子の父親はかつて杢衛の力になった。杢衛はそのことに恩を感じ、峯子を慎一郎の婚約者として矢部家に迎え入れた。そんな事情があったため杢衛は慎一郎と玉造朋子の結婚を絶対に許さなかった。その後、戦争でフィリピンに行っていた兄の宮田も矢部家の世話になることに。宮田から話を聞いた後、金田一は古林と峯子が何やら話をしているところを偶然見てしまう。古林は宮田を批判する。杢衛が死んで一番得をしたのに宮田だと言う。金田一が鮎川君江はもうこの世にはいないと目星を立てるが、教会の鐘楼に立っている黒づくめの鮎川君江を神父さんらが目撃する。連絡を受けた金田一は鮎川マリを直撃するが微動だしない。明日には警察は鍾乳洞を大捜査する。「見つかるといいですね。見つからなくてもボクは大して驚きませんがね」。日和警部たちが鍾乳洞に向かっている頃、慎一郎のアトリエを訪問。玉造朋子の肖像画があったが鮎川マリに似ている。慎一郎はアルコールで手を消毒しながら、今さら朋子が君江だろうがどうでも良いことだと話す。消毒の癖は年々酷くなっているとも。さらに古林が話していることは全て嘘だと証言する。英二を殺したのは男に違いない。杯を突き破るほど鍾乳石を突き刺す力は女には無い。古林のアリバイは崩れた。鍾乳洞で弁当の食べカス発見。君江が潜んでいた証拠か?しかし同時に鍾乳石で殴られた古林の死体も発見される。さらに何故か宮田が現場にいた。黒づくめの女が突然飛び出し、逃げられてしまったと話すが。頭を掻きむしる金田一。つ・づ・く次回、感動の最終回。
2019年12月19日
コメント(0)
俺もお前も名もない花を踏みつけられない男になるよ。横溝正史シリーズⅡ 不死蝶 第一回いわゆる第2シーズンというやつ。昭和三十年。日和警部は金田一耕助に信州・射水へ行ってほしいと頼む。県会議員の矢部杢衛(小沢栄太郎)がある人物の調査を依頼。寒いので渋るが日和警部が預かってきた手紙を見てやる気を出す。「命が惜しければ射水の町に近寄るな」。ちょうどブラジルのコーヒー王の養女になった鮎川マリ(竹下景子)も里帰りしていた。金田一は玉造康雄(江木俊夫)と矢部都(栗田ひろみ)が東京へ行くだの話しているところに出くわす。さらに鮎川マリについて町の人たちから色々聞く。教会に大金を寄付、射水の出身か不明、23年前の殺人事件など。そして教会から黒ずくめの女が出てくる。矢部家の遠縁・古林徹三(松山照夫)は「朋子だろ?」と近づくが否定される。金田一は矢部杢衛を訪ねる。次男の英二は23年前に鍾乳洞で殺された。長男の慎一郎(山本昌平)は頼りない。杢衛は力を貸してほしいと頭を下げるが話の筋が見えない。矢部家の番頭・宮田文三(植木等)は金田一が来たことを聞き「古傷をほじくり返せば皆が痛い思いをするのに」と独り言。その夜、康雄は鮎川マリにパーティ中止を願い出る。玉造家は没落し今は康雄だけ。そして23年前の事件について伝えたいことがあった。一方、鮎川マリも玉造家の人に話したいことがあった。そのやり取りを窓越しから眺めている古林。金田一は杢衛から「鮎川マリの母親・君江と玉造朋子が同一人物だと証明してほしい」と頼まれる。23年前の2月7日、英二が殺害された際、朋子の着物を握りしめていたことから朋子の犯行と断定。朋子は見つからなかったが遺書を発見。「蝶が死んでも甦るように私はきっと帰って来ます。いつかきっと」。教会の裏手に鍾乳洞への抜け道があったことから朋子は教会へ逃げ込んだ。その後、教会の神父・パウロはスペインへ転任。朋子も連れだしたに違いない。矢部家と玉造家は代々対立してきた。それにも拘らず長男の慎一郎は朋子と駆け落ちしようとした。英二は朋子をぶん殴って来ると出かけたまま帰ってこなかった。ところが杢衛は一ヶ月前に朋子を目撃した。黒づくめで顔は見えなかったが英二の墓に立派な花を供えていた。鮎川マリは朋子そっくり。つまり鮎川マリの母親・君江は玉造朋子に違いない。明日は英二の命日。鮎川マリは町の有力者を集め玉造家の別荘でパーティーを開く。杢衛にも出席を依頼する。杢衛は出席する気満々。金田一は都から杢衛も玉造の女を好きなったことがあったと聞かされる。「皆バカね」「そうかなあ?」。皆それぞれの時代の因習と戦って生きてきた。「だからバカだなんて言っちゃいけないよ」。その夜パーティーに金田一と日和警部も出席する。そんな中、古林は慎一郎の嫁・峰子に接近していた。鮎川マリはブラジルの言い伝えを披露する。恋が成就しないまま死んだ女は一匹の蝶となって生まれ変わった。杢衛は鮎川君江がいないことに文句を言う。2階から下りてくることもできないのかとねちねち。「分かりました。連れてきます」。その頃、康雄と都は黒ずくめの女を目撃。一方、鮎川君江がなかなか姿を見せないことに杢衛にやにや。そこへ都が駆けつけ鮎川君江が鍾乳洞に向かっていたことを告げる。鮎川君江は時々徘徊するとのこと。そんなこんなで全員鍾乳洞へ出発。奥へ進むと「朋子発見~」と杢衛突撃。しばらくして「ぎょえ-」と悲鳴が響く。杢衛の死体を発見する金田一。つ・づ・く
2019年12月16日
コメント(0)
全3件 (3件中 1-3件目)
1