LOVE Family!

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☆一人目出産レポ☆

☆5月8日

昨日無事、37w1dで退院。

西松屋に連れて行ってもらい大興奮。 なんせ1ヵ月ぶりのお外なもんで(^_^;)


たくさん歩いて体力をつけるように言われていたので、両親にあちこち買い物に連れて行ってもらう。

夜から微妙にお腹が張る・・・えええ???もう???

微妙な痛さで眠れない。痛い・・・でもちくちく痛む程度。

☆5月9日

根性なしで心配性のため、午後から念のため病院へ。

入院中の回診では全く相手にされてなかった先生に診てもらったが、なぜかとっても親身に。

「痛いです~」と言ったら「そうでしょう、そうでしょう」と。

内診も痛くて思わず「うっ!」と声を上げる・・・

「ごめんね~臨月の内診は痛いんだよね。今日はちょっと出血するかも」

次の健診は?と聞かれ、12日と答えると「そこまでもたないかも。今夜から始まるかも知れないかね」

と。予言?なぜか気分が楽になる。

帰りに買い忘れていた赤ちゃん服用ハンガーと哺乳びんブラシをアカチャンホンポでゲット。

そして入院中から飲みたかったスタバのストロベリーフラペチーノを飲んで、やりたかったこと完遂。

(もう一つ食べたかった31のジャモカコーヒーとキャラメルリボンは退院の日に食済み)

思い残すことなしで帰宅。

すると夜の7時くらいから弱い陣痛が始まり10分間隔に、そして9時に7分間隔に。

でもごくごく弱い痛み。さらにおしるしもきた!

母が「おしるしはすごくきれいなピンク色のおりものだよ」と言っていたが、まさにその通り。

内診の出血とはちょっと違った。(これは個人差があるらしい。血の人もいるみたい)

そこで病院に電話。弱い痛みだというと5分間隔になるまで待ってみましょう、とのこと。

だんなにも電話。ダンナは大興奮でもう札幌に向かうとのこと。

さすがにそれは早いので、今日は寝てもらうことに。

ダンナはおばちゃんにも電話。するとおばちゃんが私から電話が欲しいとのこと。

おばちゃんに電話すると「いよいよきたとね!これから屈伸するような大きな動きで壁磨きとぞうきんがけをして陣痛を促進しなさい」

と指示され、まじめに行う。

けれど、なかなか進まず疲れたので今日は寝ることに・・・なのに、痛くて眠れない!!!

☆5月10日

朝5時までうとうと、イタタ、の連続でろくに眠れず。

5時に間隔を謀ると5分間隔。病院に電話をすると入院と言うことに。

ちょうど父の出勤時間。送ってもらい、母と二人で入院。

「いよいよだ・・・」

助産師さんに診てもらうと子宮口3センチ、破水しそうだとのこと。

「かすみさん、いよいよですね。破水したらすぐにお産ですよ!」

そこでダンナに電話。

すると彼はすでにこちらに向かっていた。

「10時くらいには着くから!」

今の状況を報告し、ダンナの到着を待つ。

しかーし。。。。ここから全然進まない。。。

朝の回診では先生に「ちょっと陣痛が弱いので、一旦家に戻ってもらって促進してもらうかも知れません」

えええええ!冗談じゃない。また家に帰るなんてごめんだ!

隣にいた助産師のKさん(結局この人に取り上げてもらった)が笑顔で

「今日は産めないと思うから♪頑張って~」と言われ、本気で恨む。

ダンナ到着も話を聞いてがっくり。。。

「俺、11日までしかいられないんだよね。。。」

するとその時、切迫で入院中いつもお世話になってた看護師さんが申し訳なさそうにやってきた。

「かすみさん。。。言いにくいんですけど、産道感染してるか否かの検査結果が出てないのでまた点滴なんです。。。

それも4時間毎なの。陣痛は弱いけどいつ始まるかわからないから、もしも産道感染してたら

赤ちゃんが髄膜炎になったりする可能性もあるからここに残ってもらうことになるけど良い?」

私は覚えている。36週でやるはずの検査を先生が「来週でいいや!」と言ったのを・・・

37週でやったから結果が出てないのだ。でもそのおかげで帰らなくて済んだんだから結果的にはオッケーだったのね。

私がうなっている間に隣のベッドに破水した患者さんが。どうやら特別な外来にいた人のようで

バースプランを提出していたせいかアロマでの陣痛促進を希望していた。

ダンナはキツイニオイが大嫌いで怒っていたが、経産婦さんだったようで

すぐにLDRへ行ってしまった・・・うらやましい。

看護師さんも「お隣は経産婦さんなのでお産は早いですけど、気にしないでね。」と。

後からわかったけどその妊婦さん。8ヵ月の健診で会ってて会話した人だった。

しかも予定日が私と1日違いの5月26日で5月10日に産んでた。

私と全く一緒。(5月27日予定日の5月11日出産。)なので後日仲良くなるw

結局陣痛は強くならず、9時の面会終了時間に。

ダンナも昨日から興奮状態だったので睡眠不足。

「俺、かすみ実家に泊まってくるわ~」

私もダンナの緊張感が心配だったので泊まってもらわずに帰ってもらった。

しかし私の両親も同じように緊張状態だったので9時ですでに爆睡状態。

ダンナは泊まりたいと言い出せなかったよう。。。

近くのホテルに泊まることに。その夜からダンナとメールのやりとり。

これから生まれるしまさんのこと。。。私に対する思い。。。。

ダンナは新しい家族が産まれることを本当に本当に楽しみにしていた。

☆5月11日

夜中の2時。私の陣痛がきつくなってきた。どうやらさっきのアロマが私に効いてきたらしい。(爆)

助産師さんもモニターで「ちゃんとお産は進んでるよ。でもまだ弱いんだよね。。。」

朝4時頃、また隣に妊婦さんが。また破水。

破水なんてしたくなかったけど、今の私は「破水すればすぐお産」と言われているので

「いいなあ破水。」と奇妙なことを思う。

痛みが増してきたので5時にダンナに電話して来てもらう。

ダンナは今日までしかいられないので絶対今日産みたい。

しかも今日は母の誕生日。今まで入院中お世話になった母にビッグなプレゼントにもなる。。。

8時に母が来る。やっぱり心配だったようだ。いつもより早くお見舞いに来てくれた。

この間ナースステーションでは申し送りをやっていたそうで、看護師さんの間から

「かすみさんの体力が消耗しているので、促進剤を使ってあげて下さい。」と先生に申し出があったそう。。。

入院中から見ていてくれた看護師さん達の言葉に先生もオッケーを出してくれ、回診で即

「今日は促進剤を使います。でも一番弱いのを使うので心配しないで。

効くかどうかは使ってみないとわからないのでまずは一番弱い点滴から。」

ちょうどその時ダンナは私の食料を買い出しに。回診時に廊下に出ていた母にも先生は説明してくれた。

でも母は促進剤と聞いて嫌な顔をしたらしく、先生が「大丈夫。安全ですから。」と丁寧に説明してくれたらしい。

戻ってきたダンナも同じ反応。でも私はもう産みたかった。。。

10時。促進剤点滴用意。新米看護師さんが思いっきり点滴失敗。

私が入院した時に採用になった人だけど、この人は何か勘違いをしているようで

患者に謝ることはタブーと思っているらしい。針を差し違えたのに謝りもしない。

しかも促進剤の針。普通の点滴より太い。陣痛が来てなかったら激怒してたぞ~

そこに登場、今日の助産担当Kさん。昨日の笑顔で産めないと予言した彼女はさっくり針を入れてくれた。

「さあ、効いてくれますように。どんどん早さあげていくから!」とそら恐ろしい言葉。

でも今の私には「早く産ませてくれるなら帝王切開でも良い!」という気分でしかないのでスルー。

なんと点滴開始30分後から激痛開始。痛いの何のってこんな痛みが世の中にあるなんて!

「ぎゃああああ」とお構いなしに叫ぶ私。あせってなだめるダンナ。

「い、た、い~」隣にお産を控えている妊婦さんがいることなんて構っちゃいられない。

廊下に聞こえる絶叫でも押さえられない。痛い、痛い、痛い~

その間にも看護師さん達が入れ替わり立ち替わり点滴のスピードを上げに来る。

「その痛さが来ないと産めないの。頑張ってね~」

ぎゃーぎゃー言ってる私にダンナは「かすみ、吐く息に注意だよ。ふー、ふー」とリード。

ダンナのシャツを握って離さない。「助けて~誰か~痛い~」

ダンナが立ち会いを拒否したのは、苦しむ私を見たくないからだったはず。

もうしっかり見せてしまってるよ~

誰だ???陣痛に一休みの間隔があるって言った人は???そんなの私にはなかったぞ。

母は「赤ちゃん出てこないで、って使ってた薬が効きすぎて子宮口が開きにくかったと思うよ。

それを今度は促進剤で開くわけでしょ?だからかすみちゃんの痛みは想像を絶する物だと思う。

普通は”お産はみんな痛いの!我慢して!”って言うところだけど、普通の陣痛とは違う痛みだと思ったから黙ってたの・・・」

と後から言うくらいひどい絶叫。

促進剤使用して1時間半後、Kさんが子宮口を確認してくれた。

「あら!もう8センチ!頑張ったね!いよいよお産だよ。LDRに移動しましょう。」

ここからはダンナも私も時間を覚えてないけれど、ダンナは11時45分にLDRに入ったと言う・・・

母も11時半は間違いなく過ぎていたと言う・・・なぜ時間にこだわるかは後で。

陣痛室から私の物をカートに乗せ、自分も移動しようとするが痛くて動けない。

Kさんは私より小柄だが、171センチの私を抱き起こし、

「さあ、かすみさん。車いすが来るまで待てないよ。私に掴まって、片手は点滴を引いて裸足で移動するよ!」

と言ってLDRまで20mくらい裸足で移動。

ごろんとベッドに横たわって、ダンナも母も荷物を置きに来た。

看護師さん達が余裕で準備を始めてるとKさん、

「もう全開!お産が始まるよ!」

看護師さん、ダンナ、母が一斉に

「もう???!!」

と言った直後、私は

「お母さん、Hさんありがとう!あとは私が頑張る!」

そして

「30すぎてて絶叫で根性なくてすみません!」と言ったので

一同爆笑。

Kさんは「ある意味すごく冷静なのに絶叫なのよね~」そして

「立ち会いしますか?」と母とダンナに聞くと、これも一斉に

「いいえ!」と言って出てってしまいました。

さあ、ここから私の出産が始まるんだ!

Kさんは手際よく準備をしてくれ、上手にリード。

「足にカバーかぶせるから、足あげて」と言われて両足を一度に上げようとして

「あがりません~」と言って自分のことしか考えず、痛がってる私にも優しく

「おもしろいけど、片足ずつで良いよ!」と。

準備が出来てすぐ「さあ、かすみさん!もう何しても良いよ!」と。

あれ?息んじゃダメとかあるんじゃないの???と思いつつも

「う゛う゛う゛ー」と息む私。

Kさん「あら?すっごく上手。もう赤ちゃんすぐそこまで来てるよ!はい、もう一回」

「う゛ぎゃー」「かすみさん、口閉じてう゛ーって。そうそう、上手!」

でもここで酸素マスクをつけられる。そして看護師Wさんの手を握って離さない!

「かすみさん、深呼吸して、はい吸って~」

でも吸えない。自分は吸ってるつもりなのに。。。

「今は赤ちゃんに酸素を送るのがかすみさんの仕事なの。

さあ、深呼吸したらもう一回息んで。もうすぐだよ!」

と言ってう゛ーと息むと・・・・

ずるって何かが出てきた。はああああーと呼吸する私。

それと同時に「ぎゃー」って声が。。。。。

Kさん「はい、おめでとう!元気な男の子ですよ!頑張ったね~」と私の胸の上にしまさんをのせてくれた!

分娩台の上でしまさんに会ったら号泣すると思ってた。

でも私は

「良く来たね~頑張ったね~」と気の利かない言葉でご対面。

でもこれがホントの気持ちだった。

切迫で入院してしまさんと二人で頑張った日々。落ち着きのない私が絶対安静でしまさんを守った日々。

それに答えるように子宮口を閉じさせてくれ、お腹の中で大きくなるまで育ってくれたしまさん。

そして無事に産まれてきてくれた。

あんまり頑張ったね~というもんだから看護師さん達も「お母さんも頑張りましたよ」と言ってくれた。

ダンナではなく看護師さんの手を握り出産、そして気の利かない言葉でママに迎えられたしまさんことふみは

予定日よりも2週間ちょい早い、

5月11日午前11時54分、

体重2772g、身長48.4センチの小さめベビーとしてこの世に誕生。

「パパのところに行ってきますね~」と看護師さんが言った瞬間

鼻ちょうちんをつくった。ママのキャラをわかってるなあ。(爆)

ダンナは大喜びでふみを抱き、すぐに手を確認したらしい。

なんと片手は「ますかけ」。ダンナの家系である証の手相。

母が「足があるか確認させて」というのも取り合わず

「産まれてきてくれただけで十分」と言って確認も、抱かせもしなかったらしい。

ダンナと会ったのは12時15分。なぜ覚えているかというと

「ずいぶん来るの遅いねえ」と思ったから。

ダンナに「いつ産まれたの?」と聞かれたので「11時54分」と言うと

「えー?そんなに早かったの???だからKさんが”まだ赤ちゃんに会ってないんですか?”と聞いてきたんだ。

ふみに会ったの、ついさっきだよ。」

母が「かすみちゃん、頑張ったね。分娩台に上がって30分たたないで産むなんてなかなかないよ。」

ダンナは「30分もかかってないかも。下手したら10分くらいしか分娩台の上にいないかもよ」

と笑って言った。

個室が取れて部屋に移動した後、帰ってきた母子手帳には

分娩時間28時間24分と書いてあった。

入院から28時間陣痛室にいて、分娩にかかった時間24分程度。

これが私の初出産でした。。。。

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