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2005/05/21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
しばらくブログを休みましたが、5月12日から16日まで、シンガポールに行っていました。それから帰ってきて会誌の発送、農林研修所の図解講師などをやり、暇がありませんでしたので、ブログを休んでしまいました。そのかわりずいぶん材料を仕入れたので、これから10日分くらい書きます。

この間、ずいぶんいろいろ勉強になり、新しい発見がありました。
シンガポールのメインストリート、まあ東京で言えば銀座ですが、オーチャード通りの裏手にあるヨークホテルというところにとまりました。
シンガポールは77%が中国系、17%がマレー系、のこりがインド系とのことで、圧倒的に多いのが中国系ですからここは中国系住民の町といえると思います。
接触した人たちは息子の友人や添乗員、ホテル、店員などほとんど中国系でした。
シンガポールで添乗員の名前を聞くと、リチャードだとか、ヘンリーだとか、トーマスだとか、イギリス風の名前を言います。その下の名は何かと聞くと、ワン、だとかウエンだとかの中国姓です。どうみても、リチャードだとかヘンリーだとかトーマスだとかにはみえない中国人の顔だから滑稽ですね。ところがマレーシアにいくと中国系は27%くらいになり、イギリス色がなくなります。
こういう中国系の人たちはどういう祖国愛をもっているのか関心が出ました。こういうことはあまりダイレクトに聞けない話ですから、息子との話の中で、こんな結論になりました。彼らの祖国は中華民族だと。私がフィリピンに1年いた経験からも納得しました。地図でインドネシアまで囲んだ範囲を大中華圏だといいますが、たしかに中国系の人たちが実権を握っているという点ではそういえると思います。そこにいる華僑の人たちは、同じ中国系でも大陸系なのか、台湾よりなのかというと、そういうことはいっさいノーコメントですね。
ところで大中華圏でくくられる台湾の話ですが、台湾の人は、中国式の顔をし、北京語を話し、中国風の名前をつけていますが、いまや、これを中国系といえるかどうかということを考えました。

日本の領有時代は約50年間続き、戦後は蒋介石の国民党が敗れて台湾に逃れてきました。この人たちは外省人といわれ、日本時代から居た人やその子孫は内省人といわれ、対立があったようです。台湾の陳総統は台湾オリジナルの人で、台湾独立派です。この人たちは中国系とはいえない人たちです。しかし、外省人である人たちは台湾独立には反対であるか疑問をもっている人が多く、その点では大陸と共通しています。
日本が戦った相手は蒋介石政権で、蒋介石は昭和9年頃までに共産党を追いつめて延安の洞窟地帯に10万人を押し込めるまでに行っていましたが、その後、満州事変が拡大し、日中戦争になって日本軍に重慶まで追われるようになりました。国民党からいうと、日本のおかげで国共内戦が挫折し、ついに政権を共産党に奪われることになったと考えている人が多いのです。日本政府は戦後、大陸に共産党政権が誕生し、ニクソン訪中につづいて田中角栄内閣が日中国交回復するまでは、台湾の国民党を擁護していました。私は、この時期は、迷惑をかけた台湾の国民党に日本が義理を果たしていた期間だと考えるようにしています。
日本が、台湾問題に巻き込まれると、最悪の事態になるおそれがあります。私の分析では、将来、アメリカが中国と戦うという可能性はないと思っていますが、きわどいところまでいって、その間、日本がずっとアメリカに追随する態度を取ると、国民党系の人も共産党系の人も反日で徹底的に固まる可能性があります。日本に対する復讐心がかならず強まってくると思っています。
このときに気をつけねばならないのは、台湾オリジナルの人たちの行動に対して日本がどうかかわるかということです。この人たちは、自分たちは中国とはまったく関係がないという意識ですから、他の華僑の人たちとはちがう言動をします。それでこの人たちを中国系とみたらいけないということです。
台湾オリジナルの人には「黄」という姓の人が多く、私が天津で過ごした小学校にも中学校にもこの姓の子が居ました。言葉も中国なまりがなく、完全にネイティブな日本語を話していました。今、さかんに中国批判、韓国批判をして日本人を喜ばせるようなことを書いている黄文雄という人が居ますが、この人もその部類で、もともと中国とはきれているから、そういうことを遠慮なく書けるのです。
このあたりを間違えてはいけないと思っています。
これから、シンガポールを創ったラッフルズという人の話や、マラッカに行って見聞した話、日本軍のシンガポール攻略作戦の話などを書きます。
今日はこれまで。





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Last updated  2005/05/21 11:45:53 AM


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