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八木哲郎

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2007/11/18
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私が日本の銀行からお金を借りようとして断られた理由に「人様から預かった貴重なお金ですから、慎重に審査して納得したお客さんでなければお貸しできません」と言われた。担保をつけると言っても断られた。

ところが、アメリカ人は老後の安心のためにライフ・セキュリティという年金に入っている以外は、銀行に貯金しない。郵便貯金もない。株・証券投資をする。お金もうけの上手な人がやっているファンドのようなものに入ってお金を回してもらう。
すると、銀行がもっている資金はどこからくるのかというと、お金持ちが個人あるいはグループが出したお金である。彼らのお金で州法銀行をつくり、高利で貸す。したがって小銀行が圧倒的に多い。1930年代の終わり、全体の3分の2にあたる銀行が預金高100万ドル以下だった。預金高5000万ドル以上の銀行はわずか133行だった。1958年でも預金高500万ドル以下の銀行は8339行だった。つまり日本のように個人預金が集まらないから、支店を増設できない、また州法によってきびしく制限されるので支店増設はできない。それで大きくなれない。
大都市にある大きな銀行は小さな銀行が株を出し合って作ったものである。主に企業を対象に預金、貸出、振替、両替などの事務を行う。
つまり冒頭で書いたように、アメリカの銀行は「人様から預かった貴重なお金」でなく自分のお金であるから経営のコンセプトがおのずから違ってくる。日本の銀行のように零細なさや稼ぎや送金料かせぎではすまず、お金もうけの可能性を鵜の目鷹の目で探してもうけるしかない。





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Last updated  2007/11/18 10:52:22 AM


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