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八木哲郎

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2008/01/10
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨夜は椿山荘で東京中小企業家同友会の祝賀会があり、そこで寺島実郎さんの講演を聞いてきた。圧巻だった。


まず世界は金融資本が肥大・独走する時代になったということ。
2007年の世界経済の平均実質成長率は3.5%、世界貿易の実質伸び率は7%、世界株式市場時価総額平均伸び率は14%。つまり倍々ゲームというか、やたらに株が高くなった。つまり投機が盛んだということである。
日本ではゼロに近い低金利だというのに、借り手がすくない、困って借りたい人には銀行は貸さない。だから金余り現象が起こっている。
21世紀ともなれば世界中に超大金持ち、金持ち、小金持ちがいっぱいだ。中東の石油成金だけでなく中国やロシアにまで超大金持ちが出てきた。そればかりでなく、日本の個人預金1500兆円が狙われ、一部が流れだしている。
ダブダブの金はどこに向かうか。金は10年で3倍になり、ニッケルは20倍だとか、銅、鉄、鉛までレアメタルは軒なみあがっている。株、国債はもとより、石油が投機商品化してバレル100ドルになった。1974年に第一次石油ショックがあったときはいきなり30ドル以上になって日本中が大慌て、銀座のネオンが消えてまっくらになるという騒ぎになった。しかし、100ドルになったのに日本は意外に平静。これはどういうことかというと、日本の石油利用効率が血のにじむ省エネ努力で36%減ったうえに、円高が高値を半分吸収しているからである。もしそうでなかったらショックは2倍で日本沈没だった。

日本でタダみたいな金利で銀行に預けているより、これをアメリカの銀行に預けたら、しかもですよ、銀行から金を借りて、右から左にそれをアメリカの銀行に預けたら、寝ていても2.5%の金利が稼げるだろうということは馬鹿な人でも考えつく理屈。いちおう規制で抑えられているにせよ、利口な人はやっているはずである。大口小口あわせて100兆円くらいが最近流れだしている。これを円キャリーという。
今、日本の利口な奥様たちが小口のお金でドル貯金や外国の債券を買っている。これがなんと細流が集まって大河になる理屈で、1兆円以上に達し、金融肥大経済の一翼をしっかり担っているのである。外国ではこれをミセス・ワタナベの小口円キャリーの脅威と言っているそうである。なぜワタナベかわからないが・・。






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Last updated  2008/01/10 10:19:35 AM


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