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6日、上野公園に出てターナー展を観た。ターナーという画家は19世紀前半の水彩画家でずいぶんたくさんの絵を描いているのに驚いた。うすぼんやりともやがかかったようなうすい彩色の中にリアリズムの筆致で風景が描かれている。19世紀の前半頃の英国人はあのような風景をみなれていたのであろう。このような風景画のあとで印象派がまるっきりちがった感性でどっとでてきたことがよくわかる。
そのあと池袋から丸ノ内線に乗り換えて国会議事堂前に言った。今日は参議院で特定秘密保護法案が採決される日である。行ってみるとたくさんの人たちが特定秘密保護法案反対のプラカードをもって出ていた。太鼓を威勢良くならして秘密保護法反対、悪報反対、絶対通すな、とシュプレッヒコールしていた。私が若い頃によく参加したデモのことを思い出した。あのころとちがうのは、昔は大量動員、赤旗の林立、プラカードは木でつくっていた。今は紙のプラカードは誰かがくばってそれを人々が胸の前に張り出している。石破のいうような付近に民家などないからすこしばかり連呼してもまったく迷惑にならない。すごく抑制のきいた人々だった。警官もそれほどものものしくなく楯は後ろにまとめて置いてあった。私は6時すぎに帰ったが、あのデモの人たちは深夜までいたようだ、近くの日比谷大会場では1万5千人が参加していた。この人たちは本物である。私は元気をもらってうれしくなった。それでもこういう国民の意思を押し殺して結局法案はごり押しして通してしまうだろう。自民党はこんなだと、長続きはすまい。こんな極端なファッショ政治はかならず打倒される。日本人はそんなに馬鹿ではない。