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八木哲郎

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2014/02/17
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山田洋次監督が中島京子さんの直木賞小説を映画化した「小さいおうち」がベルリン映画祭にノミネートされ、黒木華さんが見事最優秀女優賞をしとめた。

昭和の初め頃は中流以上の家庭ではどこも女中さんを雇っていた。
私の母の実家もちょうどこの小さいおうちに雰囲気もそっくり似通っていた。
昭和10年頃から終戦にかけて実によく時代が表現されている。

女中さんの縁談は雇った家が世話したものだ。女中タキに持ち込まれたのはなんと50過ぎの老人の後添えで、黒木さんがこの縁談を断るときいの涙がういういしい。
松たか子演じる奥さんとタキが主人の会社の社員である玩具デザイナーに淡い恋愛関係が生まれる。

私の子供時代の記憶では、昭和15年は実に豊で、日本橋の三越や高島屋には贅沢なものがあふれていた。銀座に行くときまってはのんびり歩き、三好埜などによく行った。それが15年の末頃になると急転直下世の中の状況が変わった。統制経済になり、物は配給制になった。世の中が急変する恐ろしさといったらない。国家によってむりやり資本主義の構造が変えられた。
昭和16年に成ると油もなくなり天ぷらなどはつくれなくなった。砂糖がないから甘菓子も羊羹もお汁粉も食べられなくなった。

母の実家は焼夷弾が落ちたが幸い消し止めて無事のこった。





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Last updated  2014/02/17 01:48:45 PM


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