宇宙はてない社の原発えほん

宇宙はてない社の原発えほん

2013年01月10日
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≪その1≫ からの つづきです。





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自然放射能より、危険が大きい人工放射能



生物は、長い進化の過程で、放射能を体内にとりこんだり、蓄積したりしないよう適応する力をつけてきました。けれども人工的につくられた放射能には、対応する仕方がわからず、天然にある栄養物などと同じように、無防備にとりこんでしまいます。体内に入った 人工放射能は、排泄されにくく、蓄積される ものが多く、長期にわたって影響を及ぼします。





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生態系の中で、びっくりするほど濃縮する放射能

放射能がごく微量でも、生物体内では何十万倍、何百万倍にも濃縮されることがあります。生物が栄養物といっしょに、くり返し取りこむ一方で、排泄されない放射能を、体内に蓄積させていくためです。 放射能は、成長期にあるものにほど早く、大量にとりこまれます 。動物だったら、胎児や成長期の子どもたち、卵などに集ります。また、授乳中の場合には、母乳にも集中します。

植物は、若芽や果実、球根などに放射能を集めます。これらは、おいしい部分でもあり、鳥や小さな動物たちが食べ、それをより大きな動物たちが食べ、それをまた人間がたべるときには、放射能がびっくりするほど高いレベルに濃縮されていくことがあります。





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事故のとき、まっ先に とびだすヨウ素131

原発の事故で大量に放出され、深刻な被害をひきおこす放射能に、ヨウ素131と、セシウム137、ストロンチウム90とがあります。

天然のヨウ素は、生物にとって、なくてはならない重要な栄養素です。生物は、放射性ヨウ素と天然のヨウ素とを区別することができず、体内にいち早くとりこみ、 甲状腺に集中させ、ガンや甲状腺障害をひきおこします 。甲状腺の小さい乳幼児は、おとなと同じだけの放射性ヨウ素をとりこんでも。5~10倍も強く影響をうけます。


チェルノブイリ原発の事故のあと、ヨーロッパの子どもたちはヨウ素剤をのまされました。甲状腺をヨウ素で飽和状態にしておけば、あとから入ってくる放射性のヨウ素をとりこむ量がへるのではないかというためですが、その効果については疑問視されています。




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まだまだ続く セシウムやストロンチウムの汚染

チェルノブイリの事故によるヨウ素の汚染は、今は、ほとんど無視できる量にへりました。半減期の長いセシウム137と、ストロンチウム90は、環境の汚染も体内の蓄積も、まだまだ深刻になるばかりです。

セシウムは全身の筋肉をかけめぐり ます。 卵巣などの生殖腺にも蓄積され、遺伝障害をひきおこします。ストロンチウム はカルシウムと性質がよく似ているため、 骨に集ります 。成長期の子どもほど蓄積される量も多く、強い影響をうけ、 白血病や骨髄ガンなどになります 。

核実験のたびに、赤ん坊の骨の中のストロンチウム90の量は確実にぐえつづけて、上の表のように、大がかりな核実験の五年後には、5~9才男子のガン死亡率が急増しています。





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晩発性障害には、これ以下なら安全という値はない

放射線を大量にあびて、数時間から数日間でおこる障害を 急性障害 といい、やけどや皮膚炎、吐き気やめまい、脱毛、脱力感、白血球減少などがあります。被曝してから症状がでるまで、かなりの時間がかかるものを 晩発性障害 といい、ガンや遺伝障害、加齢現象などがあります。

ガンは被曝して、数年から数十年たって、突然、あらわれます。乳幼児で被曝したら、おとなになったころ発ガンするわけですが、そのころには原因不明になっていることでしょう。

急性障害は、ある被曝量以下なら症状があらわれないという【しきい値】がありますが、晩発性障害にはありません。 たとえ、微量でも、その量に比例した確立で、ガンや遺伝障害がおこります 。





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機械では全く測定できない 体内からの被曝

原発からは平常運転のときにも、排気塔や排水口から放射能が少しずつもれています。政府や電力会社は、モニタリングポストで測定できない位の量だから安全だと宣伝しています。
けれども、生物は呼吸や食べものを通して、放射能を体内にとりこみます。体の中で、至近距離から強く照射されつづける被曝量を測定することはできません。 体内被曝は、まるで爆弾を体の中にとりつけられているようなもの で、とても危険なのですが‥

原発の中では、 事故や故障、定期検査などのたびごとに、多くの労働者が被曝 していますが、ポケット線量計で測定できるのも、体外被曝だけで、体内被曝については、ほとんど考慮されていません。





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猛毒なプルトニウムを200回も空輸する計画が‥

原子炉から取りだされた 使用済みの燃料 をきざんで、酸の溶液にとかして、 燃え残りのウラン235と、プルトニウムとと死の灰とによりわける所が再処理工場です 。原発が環境に放出している一年分の放射能を、再処理工場ではたった一日で放出してしまうほど、汚染のひどい工場です。臨界事故や、使用済み燃料貯蔵プールの冷却水喪失事故、化学爆発などの危険もあります。

日本の使用済み燃料の大部分は、フランスとイギリスの再処理工場に送り込まれています。そこで取りだされたプルトニウムや廃棄物をひきとらなければならない契約になっているため、2000年までに、一回、約250kgのプルトニウムを、200回にわたって空輸する計画がたてられています。






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耳かき一杯で、数万人を殺せるプルトニウム

プルトニウムを燃料として使おうという計画があります。新型転換炉≪ふげん≫では、ウランにプルトニウムをまぜて燃やします。高速増殖炉≪もんじゅ≫も住民の反対を押しきって建設中です。

けれども、たった1gで数万人を殺したり、肺ガンや骨肉腫にしたりできるほど毒性の強いプルトニウムを燃やすのですから、危険も大きく、汚染もひどいものです。プルトニウムの 半減期は実に2万4000年 です。ソフトボールほどの大きさで10kg位あり、この大きさにすると爆発します。プルトニウムさえあれば、簡単に原爆をつくることができるため、核ジャックなどを防ぐために、警察力や国民の管理も強められ、核武装への道にも直結するものです。








こんな原発!とめたいね  ≪その3≫ へ つづく








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最終更新日  2013年01月13日 18時25分48秒
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