★銀次郎の合格ブログ

2020年12月31日
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令和2年度宅建試験(12月実施)
今回も合格点は史上最高か?


令和2年度12月実施の宅建試験ですが、大手予備校では例年のよ
うに多くのデータが集まらず、数少ないデータと問題の難易度で
推定ボーダーを出しているようです。日建学院でも本試験当日に
合格推定点を出せず、翌日の午後12時にアップしたほどですから。

また、日建学院では本試験当日のデータで推定するとボーダーは
37点、翌日のデータだと38点と説明しているように、37点から
38点が一応の目安といえそうです。しかし、当ブログでは38点
又は39点で決まる可能性が高く、37点はやや低めとみています。


それはなぜか?  5つの考察


【1】12月試験の受験率は予想を大幅に下回る「64.0%」であっ
たことから、絶対合格するという強い執念のある者だけがコロナ
禍でも試験会場へ向かい、受験したと考えられます。そうすると
当然のことながら、戦意喪失した合格可能性の低い受験予定者は
排除され、中上位層の争いとなるので、ボーダーも高くなります。


【2】今年は宅建史上初の年2回実施となりましたが、試験実施団
体はそれぞれの試験を単独のものとみなし、合格点を決定すると
話しています。つまり、10月試験と12月試験は別個のものですか
ら、それぞれの試験で上位15%から17%の狭いレンジで合格点が
決まるわけです。12月試験だけ特別に合格率が18%を超えること
などなく、例年通りの試験水準を維持すると考えてよさそうです。


【3】12月の試験は全国47都道府県で実施されたのではなく、東
京や神奈川、大阪など11の都府県のみで行われました。そのうち
岩手と福岡を除く9の都府県は、10月試験の合格率でトップ10に
入るほどですから、受験者レベルも他より高いと考えられます。


【4】次に12月試験の難易度ですが、10月試験と比べて権利関係
と宅建業法はやや難化したものの、法令制限や税その他、免除問
題はやや易で、全体としてみれば10月試験のボーダーより0.5か
ら1点ほどのダウンとなりそうです。


【5】では、合格点は37点が濃厚かといえばそうではないのです。
10月試験の合格点はなんとか38点で収まったものの、39点寄り
の38点だったことが合格率17.6%から容易に推測できます。宅建
試験の試験水準は「上位15%から17%」に設定されており、平成
元年以降では合格率18%以上の年は一度もなく、10月試験の合格
率17.6%は、平成21年の17.9%に次ぐ2番目の高さです。10月試
験の合格点が「39点」なら合格率は14.6%前後と推定されますの
で、あと少しずれていれば15%台に届き「39点」で決まっていた
はずです。



<結論>

12月試験の難易度は10月試験と比べて「やや難」でしたが、それ
だけをもって合格点が1点ほど下がるとは到底考えられず、12月
試験の合格点は上記5つの考察より「39点よりの 38点 」で収まる
か、宅建史上最高点となる 39点 での決着となるか、このいずれか
と考えています。LECやTACの大手資格スクールのデータがない
現在では、本命38点、対抗39点、37点の可能性は低いとみます。





12月31日現在
最新合格予想ライン

38点 ○39点 △37点


38点

39点

37点
55%
35% 10%





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最終更新日  2020年12月31日 16時32分40秒


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