うたよみひと

うたよみひと

昔の私 2002/09/04~



時間が無い 時間が無い
1日が 24時間では足りないと いつも思う
じゃ 何時間だったら・・・
結局 何時間あっても 足りないだろう

「たいくつだ 暇だ どうやって過ごそう」
と 言ってみたい
始終やる事が山積みで いつもどれかを 省略している

それは どの部門においても生じる
仕事をしていても
家の中のことにしても
友達関係にしても・・・

遣り残しばかりの 人生になりそうな 気配である

もし 人生の限りを 自分自身で決める事が出来たとしたら
もう少し 落ち着いて 日々過ごす事もできるのだろうが
限りはあるゆえ 欲張りとなる

この「欲」というのは どうして発するのだろう
お金も 物も 知識も もてる限りもてたとして
死んでしまえば 終わりとなる
もちろん 文化として 残る事も有るだろうが
本人は なくなってしまうのだ

にもかかわらず 「欲」に突き動かされる
見たいものがあり 聴きたいものがあり 触りたいものがあり
動かしたいものがあり 側におきたいものがある

満足などということは 瞬間時あったとしても
続く事は無く また「欲」が出てくる

つまらない 分析を したりしているから (笑)時間が無い




「ハンニバル」2002/09/06<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

レンタルビデオが 100円というので
なんとなく 借りた
「ハンニバル」

怖かった

人は 脳を切開されてる途中でも
話すことが できるのか・・・

第三者で 客観的に観てるから いえるのだろうが
死んでしまう人は どうみても 死んでしまう方向に進んでいる

普通 そこまで計算高く ずるい人や 強かった人や
いろんな悪の間で 経験をつんだ人が 簡単にコロリと殺られてしまうものか?
大抵の悪役の 死に様はあっけない
そんなものなのだろうか

それと 映画の中だけなのだろうが
大抵の金持ちは ばかげた生き方を している場合が多い
あれで 資産を維持することなど できるのだろうか・・・
不思議だ(笑)

まぁ なんにせよ ハンニバルは 怖かった
人が 人を 傷つける
度を越している・・・

医学の発展には 残酷が つきものなのだろうが
やはり 惨いのは 苦手だ
牛や豚を 平気で喰ってる 
もちろん 食べ物用に バイオで作り出された切り身などではないから
誰かが さばいているのだろうし
例え トレーに きれいに陳列されていても
肉は肉なのだが
やはり 惨さを 思い出したくは無い

あの映画は 怖いだけじゃなく
殺人鬼と 捜査官の 心模様も ある
私が あの 捜査官だったら・・・
うーん 基本的に 自分があまり 頭がよくないので
頭の切れる人には 惹かれる
自分の知らない事や 学習しきれない事 習得しきれない事を
さらりと こなせる人を見ると 男女にかかわらず
「すてき!」と 思ってしまう節が有る
つまりは
レクターを 肯定してしまいそうで ちと怖い

どの角度からみても 怖い映画だった・・・




「疑い」2002/09/09<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

誰でも 悪口を言ったり 言われたりというのは あるだろう
もちろん 私も 両方経験ありだ

倉庫の事務仕事のほうで 
ちょこちょこ 私的な用事のために 休む同僚が居る
最初の頃は まぁ 若いからだろうくらいで済んでいたが
先月の終わりくらいから 一度も出てこない・・・
理由は風邪
人間だから 病気もするし 事故もあるだろう
家族が居れば それなりに 急用も おこるだろう

けれども ちと 連休しすぎたようで
回りの人間が 「本当に病気???」と騒ぎ始めた
同性や 同僚からの あれこれ憶測話は いいとして
異性の 立場が少し上の人から あれこれ 訊かれるのは困る

事務仕事というのは いっくら忙しくても どこか飽きがある
いろんな不満もある 
それを吐き出すのに 今回 彼女は格好の餌となってしまった
確かに いい加減過ぎるとは 思うが
尾びれ背びれに 胸ひれ 鱗まで ついた話が 飛び交っている
案外男性のほうが 噂話や 憶測話は 好きらしい
やれやれ・・・

まったく 話は変わって 今度は 言われるほう・・・
昼間の仕事で 店長室に用事があり入った
部屋といっても 2帖あるかないかの PCと事務机一つの部屋だ
誰も居なかったので 事務机に書類を載せて 作業をしていて
机の上にあった 開いたノートを ばさりと 落としてしまった

ノートは 店長と 店長代行者の引継ぎノートらしく
日々の事が あれこれかかれている
読むつもりなどまったくなかったが
落としてしまって 一体どのページが 開かれていたのか
判らなくなってしまったので とりあえず 本日の日付をと
ぱらぱら めくると

ふと 私の名前が目に入った
「しばらくレジからはずす事」
日付は2ヶ月ほど前・・・
その頃 レジのお金が 5000円づつ連日無くなるということが 起きていた
つり銭授受のミスか 盗難か・・・ わからず終いだった
丁度その頃 私は レジにデビューしたてで
かなり 不安げに レジ業務を していたが
あるときから ぱたりと 業務を はずされている
もちろん 別の業務で それなり 忙しかったし
新しいスタッフが 入って 通常業務のほかにも あれこれ あったので
別段 疑問にも思わず
逆に 不安な業務から 離れて かなり 嬉しかった

ある意味 私が 疑われていて 
誰でも 読もうと思えば 読むことができる ノートに 記載されていて
しかも 2ヶ月も経って その事実を 偶然知ってしまったのは
物凄くショックである
疑いが あるために 業務からはずすのならば もっとはっきりと
注意なり 処罰なり 欲しかったが 何も無く
影でどれほど 言われてたであろう 悪口を思うと 
どこまでも どこまでも 落ち込んでしまう

ちらりと 転職を 考えた 雨の午後であった



「涙腺」2002/09/10<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

夜 車で帰宅途中
道路を 横切る 子猫がいた
幼い容姿は 車の往来の合間を 見計らっていたのであろう
必死に走って 向こう側に 無事到着

生きろ! 生きて生きて 生きるんだぞ

心の中で 叫んでしまった

野良猫の平均寿命は 2年くらいだそうだ
病気や 事故で ほとんどのものが 死んでしまう

何に生まれ どのくらい生きたら 幸せなのかは わからないが
あの子猫は 厳しい現実の中で 生涯をおくらなくてはならない
なにに どう 同情したのか 自分でもよくわからないが
涙が出た

一日12時間拘束 10時間労働は さすがにきつい
そんな風に感じるのは 年なのか
疲労が 涙腺をゆるませたようである




「弁当」2002/09/13<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

昼食を どうするか
夏 暑さで 食品が傷むという理由から
弁当作りを さぼりつつけ
かといって
外食三昧できるほど 収入が無い
最初の頃は コンビニに通っていたが
コンビニ弁当というのも 高くてまずい
おまけに 防腐剤が これでもかというくらいかかっている
栄養価もひくいだろう

そこで 開拓したのが 弁当屋
職場の近くに パチンコ屋があり
そのとなりが パッケージの工場がある
パッケージとは 
よく スーパーマーケットや 弁当屋で 使用される容器のことである

その工場を営んでいる家族(たぶん)が
まったくの個人経営で 11時から 売り切れまで
よくある 家庭のお惣菜と ご飯を 売っている
安い
例えば ハンバーグ250円これには 生野菜がついているし
煮物は 100円くらいである
500円も出せば 男性でも おなかいっぱいになるくらい 買える

自宅から 白ご飯だけを 持参し
この弁当屋で おかずを買う
200円から 300円で まずまずの昼食となる
問題は 買いすぎてしまうこと
おなかの量を 計算できず
気分が悪くなるくらい 食べる事になる(笑)

忙しいと 食事を 作る事も 食べる事も 面倒になる
けれども 体が 野菜やら ご飯やらを 要求してくる
カロリーメイトとか ビタミン剤の類ばかりだと
どうしても 生野菜サラダとか ひじきご飯とかが 
食べたいのだ

そろそろ 食欲の秋 涼しくなってきたし
弁当を ちゃんと 作るかなぁ・・・
2002/09/13 23:50:40

無題
暑さは まだ 残っている そんな表現で いいくらい
夏は 少しづつ 秋へと 交代を しているようだ
明け方 本当に 涼しく なんといっても 寝心地がよい
つまりは 朝寝が 心地よい季節となった

夏の疲れか とにかく眠い 朝がとてもだるい
休日は 片付けやら 雑務やら 普段溜め込んでいる家事やらを
やる予定ではある 
いつも 予定は立てている 

大抵は 寝て寝て寝て 半日が 過ぎる
やれやれ

友達が 社会復帰した
子育てで しばらく遠ざかっていた お金を稼ぐ仕事に 戻ったというのだ
どんな仕事?と きいて あまりの 待遇のよさに 羨ましくなった
学校給食の配達だというのだが
制服は 靴まで支給
8時30分に家を出て 15時には 帰宅できるという
昼食は 学校給食だという
しかも
日給が 8000円!!!
私は へとへとになるまで 働いたところで 
時給900円だから 一日7200円・・・
しかも 拘束時間は 10時間くらいになる
仕事のよさを 何処で比べるかは 微妙だが
単に金額と 時間だけで 比べれば
羨ましいということになる
まぁ 転職しつづけるというのも いいかもしれないが
今の仕事を 納得するまで
自分の中で消化できるまでは 続けるつもりだ
が 
こんなにハードで 一体何年勤まるのだろう・・・ふと不安になったりはする




「人身事故」2002/09/16<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

事故りました
初めての人身事故です
信号で 停止して 70メートルほど 出たところを
斜めに突っ切る形で 駐車場から 自転車に乗った女性が飛び出してきた
それなりの交通量のある道路

カッパをきて 郵便物を配達する為に
10キロ(おまわりさんが計りました)の荷物を後ろに載せ
道路を斜め反対側に 抜けようとしたらしく
(斜め反対側に団地に通じる道路有り)
飛び出してきたのです
どうして 70メートル先まで 自転車をこいでくれなかったのか
どうして 一時停止して 車の往来を 確認してくれなかったのか
どうして 
どうして
どうして

対向車があり 右には逃げられず
雨で路面が濡れていた為 サイドブレーキも使えず
0.0001秒くらいの間に あらゆる回避を考えてブレーキを強く踏む
どんっという鈍い音とともに自転車が 倒れるのを
感じました 
飛び降りて 女性の状態の確認と
携帯に 110番をし
意識の確認
名前
電話番号
時間
・・・・上級救命講習受けておいたのは 幸いしました

もちろん 女性に対して 言いたい事は 山ほどあります
ぶつかっていなかったら 怒鳴っていたかもしれません

女性は 鎖骨と肋骨を折りました

救急車が 女性を 病院に運び
警察が到着し
事情聴取と
確認
免許証 保険証 車検証 の提示
必要以上に 大きな声で 答えていましたが そこまでは割ときちんとはなせていました
フロントガラスの傷を 指差し 警官の一人が
「ここ 頭ね」というのを聞いた瞬間
胃液を吐き 嘔吐がとまらない状態
何が起きたか 実感の無い感覚

ひき逃げしてしまう人や
事故直後に 自殺してしまう人の 気持ちが
物凄くよくわかる

なにしろ 現場から離れたい
吐きつつ思った

偶然というのだろうか 縁というのだろうか
女性をお見舞いに行き 同時に 警察から指示されていた診断書について
看護婦さんと 話をしたところ
それはそれは 親身に 聞いてくれ
丁寧に応対してくれたので なぜそこまで・・・?とおもったら
「ほんとに 偶然で ちょっと 信じられないんですけど
 その事故のとき あなたの車の 3台後ろに 私居て
 ○○さんが 倒れたのも 見てましたから」と・・・

え!

同情してくれているようで
「大変でしたね」と・・・
地獄に仏な 夜でした

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