宴一次会でほろ酔いのわれら はで 「エノテカ」でワイン購入。ホテル内のコンビ二でおつまみを仕入れるわれ等。部屋飲みにぬかりなしである。
「 日本のコンビ二ってすごいねえ~、スモークサーモンも生ハムも売ってるのねぇ~!
日本の便利さって恐いわねぇ~ 」
ぶっ。タイに住んでいる人ならではのコメント、ありがとう。
きらきら輝く目で店内を物色するちーさんに、外国人の店員にさんは鼻血を抑えるのに必死(嘘)。 持ち前のサービス精神で(?)なんとか持ちこたえた ようだ。
で、ちーさんのお部屋に集合!
お土産に買ってきてもらったシンハーを飲もうと、タイ式に氷をもらってグラスにビールをばとくとくつぎました。
しかしあたしは、ホテルの部屋に備え付けてあった謎の冊子から目が離せなかった。
「ねえ、ちーさん、これ、 バンコクだよね。 どう見ても。」
小さな冊子にはなぜか脈絡もなく夜景がうつっており、名前は忘れたけどどっかの保険会社の入っているビルや、ディシュタニらしきもの、サービスアパートの元チンハウス・・・これって バニヤンツリー上のバーティゴ から撮ると、ど素人でもきわめてこれに近い写真撮れるよね・・・ってやつ。
「えー?ほんとにぃ?えーっと、これルンピ二??・・・ほ、ほ、ほんとだ・・・」
鳥肌・・・
どうもその冊子の夜景の写真は、別にバンコクじゃなくてもよくなかったみたい。脈絡もなくバンコクナだけで、冊子の内容にはなんら関係ない。
わーわー、とういうタイ偶然に激しく身悶えるあたしとちがい、ちー様は「きっと都会的な夜景の写真がほしかっただけ!」と冷静ぶっている。
いんや、 この部屋にこれがあるのは運命やでー・・・→タイ馬鹿
からん・・・カラン・・・
ん?トランス状態(なんでや)になりそうになったけど、なんかの音でわれに返った(危ない)。
・・・「アイスもっといる?」
大人びた物言い、丁寧な氷の入れ方・・・
そう、ここはまるでうらさびれた新宿の路地の1軒のスナック・・・。
「ママ、俺よぉ、今日、仕事でぽかやっちゃってよぉ・・・取引相手のはげを怒らせてしまったぜ。」
「何言ってるの、よーさんったら。男は失敗して大きくなるものよ・・・。さ、もう1杯、作るわね」
「ま・・・ママー!」
って、40後半のおっさんよろしく、抱きつこうとしたら・・・ ち、ちびまろじゃないか!き、君は何をしているんだ?
しかもあたしたち大人の会話にけなげに入ってくる・・・なんともいえない、かわいいおとなっぷり・・・ お酒の氷の好みを聞いて、入れてくれるようになったんだよ、あの小さかったちびまろがよオ~!
「ちーさん。スクムビットあたりに、すなっく「ちびまろ」を作ろう。あたしがお金を払わずに逃げようとした駐在のおっさんを捕まえて「おきゃくさあん、こちらへ」って言ってぼこぼこにして金をまきあげるから」
「いやだー、スナックなんて。それにぼったくりバーじゃないの、それ。」
ちびまろの接待をうけながらわれらはいろんな話をした。
ちーさんに知り合ったのはとあることで身も心もぼろぼろにさ れた頃だった。そんな時、天使のようにあわられたお人。
おまけに本人はたまにものすごく忘れ去っているけど、何度となくあたしが極度に落ち込んだときに、雷が落ちたような助言をくれるのだ。
この日も実はそうだった・・・。
だめだってわかっていても、あまりにも落ちていて、あのまま死んでいればよかったんじゃないかって考えることがあった頃だった。
でも、 ちーさんの母としてがんばっている姿、ばりばり仕事しながらタイで力強く生きている姿 を見て、すごく元気が出たと言うか・・・それでも凛としてきれいさを忘れない彼女を見たら、あたしってだめだなあって思った。
自分がすごーく不幸だと思ったし、なんであたしってこうなんだろうって思ってたけど・・・ みんながんばってるし、みんな辛いんだし、みんな同じように立ち止まることもある だろう。
でもきらきら前向きなちーさんを見ていたら 「ばかやろー!」と自分で自分の顔を殴りつけて飛ばされてみたくなった・・・ん?想像したら恐い絵 になった。
「よっしぃ、先のことなんて、どーなるかわからないんだから、今、楽しければいいとか時にはそう思って行動してみなよ。私だって半年先のことも1年先のこともわかんないんだから。」
そうだよね。死に掛けてみて思った。どんなに将来を案じたって、老後の心配をしたって、現状は何も変わらない。それどころか 「ぼけて徘徊しまくっても100歳までいきたいなあ」など、周囲の迷惑顧みない発言をしていたあたしが、ぽっくり死ぬところ だったんだから。
そして大人なわれらは赤のスパークリング、とってもおいちい赤ワインで唇を真っ赤に染めつつ語り合い続けたら・・・
「ひゃひゃひゃー! ビール、シンハーと生ビールでしょぉ(実はこの前に部屋でエビス500ミリ缶をちーさんを待つ間にあけていたことは秘密である)・・・ワイン4杯でしょぉ、赤ワインボトル一人1本 って、うひゃらー・・・」
ちーさんも、対等に、ものすごい飲んでくれたよ!知り合ってこんなに二人で飲んだの初めてだよね!
その間、ちびまろはすやすやとおねんねして、ほんと、前みたいに興奮しすぎて眠れない、という感じでもなくなっていた。
「今度から同じ部屋でいいかもね、割り勘にできたらもっと広くてよい部屋に泊まれるよ」
「んだね。またスナックちびまろやってもらえるしね」
なんて言いつつ、各自部屋に帰ってみたところ・・・うぎゃー!ちょ、ちょっと 夜中の3時半 じゃないのー!?
当然これだけ飲んだので、翌日見事な二日酔いでうんうんうなっていたら(ちゃんぽんしちゃったしね)、となりの部屋からの「よっしぃ~」っていう「内線ちびまろ」声で起こされた・・・。何時だ!?うひゃあ、まだ8時30分やないけー・・・?
ちーさんは退屈したちびまろをつれて、お散歩兼、朝ごはんの買出し・・・ちーさん、一応、二日酔いだそうです。
ママは強し・・・
いやー、こういう飲みっていいねえ。いつもやらない贅沢だから、たまーにこういうのやってみるのいいかも!もそもそと、おきながら思ったうよっしぃであった。
つづく・・・
↑ 二日酔い二人&すなっく「ちびまろママ」
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