僕のなにかの日記

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樹液に集まるクワガタムシ



樹液には多くのクワガタムシが集まる。
コクワを筆頭に、ノコギリ・ミヤマ・オオクワと。
初めは見つけれないヒラタ、ネブトも、慣れてくれば結構見つかる。
また、少し標高が高い山に行くとスジ・アカアシと変わってくるのが面白い。

ドルクス系
1・オオクワガタ
カブトムシと並ぶ人気者だが、採集はかなり難しい。夜間樹液を吸いに来るが、すぐ引っ込んでしまう。
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↑自己採集のF1♂。<兵庫県、川西市>
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↑自己採集のWD♀。<兵庫県、川西市>

2・コクワガタ
初心者でも採集できる、クワガタムシ。都会でも、大きな公園があればいることがある。ピーク時には、1日50匹も採れる。
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↑夜、クヌギに飛来した小さな♂。<大阪府、豊能郡>
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↑樹液が出る木の割れ目にいた♂。<兵庫県、西宮市>
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↑樹皮の下に隠れる♂<兵庫県、川西市>
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↑カシの木の隙間に入り込む本種。<兵庫県、伊丹市>
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↑地上3メートルほどの樹皮めくれにいた♂。木に登っているため片手での撮影。<兵庫県、三木市>
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↑本人は隠れているようだがまる分かり。♀もおりペアだった。<兵庫県、川西市>
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↑♀を必死にかばう♂。<兵庫県、神戸市>

3・スジクワガタ
コクワガタと似ているが、やや小ぶりで大顎の形が全く違う。小さい固体や、♀にはくっきりと上羽にスジがある。コクワガタに比べ、やや山間に住んでいる。
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↑頭隠して尻隠さず!!。<兵庫県、川西市>
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↑夜間、クヌギの樹液に来ていた小型の♂。<兵庫県、川西市>
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↑樹液が出る樹の近くにいた♀。<兵庫県、芦屋市>
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↑顎だけ出して樹液を吸う♂。<兵庫県、神戸市>
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↑六甲登山中に見つけた細いクヌギに来ていた♂。<兵庫県、芦屋市>

4・ヒラタクワガタ
完全な夜行性でオオクワガタ同様とても臆病なクワガタムシ。少しの振動ですぐ隠れてしまう。大顎の力は強く、うかつに手を挟まれると中々痛い。
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↑昼、木の隙間に隠れながら樹液を吸う中型♂<兵庫県、加東市>
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↑真夜中、樹液に来た♂。<兵庫県、神戸市>
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↑昼間、クヌギのメクレに隠れる♂。メクレは重要な隠れ場所だ。<兵庫県、神戸市>
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↑目だけが見える。ヒラタは狭い場所が好きなようだ。<兵庫県、神戸市>
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↑夜間、隠れ家から出てきた♂。<兵庫県、神戸市>
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↑クヌギの幹と幹との間に隠れる♂。<兵庫県、神戸市>
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↑日没直後、樹液に来た♀。<兵庫県、神戸市>

5・アカアシクワガタ
その名の通り足が赤いクワガタムシ。
本州の場合、標高の高い場所に生息し主にヤナギの木に集まる。日中ヤナギの皮をはぐ光景が見られる。
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↑自己採集でやっと羽化した♂。<大阪府、豊能郡>

ドルクス系以外
1・ミヤマクワガタ
やや山間部に生息するクワガタムシ。オオクワガタのように、臆病ではなくすぐに逃げることはない。よく飛び、外灯によく集まる。
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↑案内板に載っていた♂。なかなか大型固体は最近いない。<大阪府、豊能郡>
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↑カシの樹液に来た♂。草が生い茂り少ししか見えない。<徳島県、神山町>
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↑昼、樹液が出ている近くで休む♂。<兵庫県、宝塚市>
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↑クヌギの根元で休む♀。<京都府、南丹市>
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↑クヌギの樹液を吸う小型固体。<兵庫県、川西市>
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↑夏も終わるころ、樹液に来た小型の♂。<京都府、るり渓>

2・ノコギリクワガタ
コクワガタ同様都会にもいることがある。その曲がった大顎から人気が高い。
コナラ以外にも、たくさんの木に集まる。
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↑樹液に来ていた極小固体。<兵庫県、川西市>
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↑樹液に来た小型の♂。<兵庫県、宝塚市>
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↑中歯の♂。下に♀もいた。<大阪府、能勢町>

3・チビクワガタ、4・マメクワガタ
樹液には余り来ない種類。一生ほとんど朽木で過ごす。
画像準備中

5・ネブトクワガタ
だらだらと勢いよく流れる樹液を好む。
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↑小型の♂。<大阪府、能勢町>


お願い
*樹皮を剥がさないで下さい。樹皮を剥がすとクワガタムシなどの昆虫が棲めなくなり、樹液の出も鈍ります。
これまでの経験で樹皮やウロを壊されオオクワガタの採集実績があった場所にもう、オオクワガタは来ませんでした。

*バナナトラップは樹液の少ない場所(離島等)では効果が多いですが、本州ではほぼ意味はありません(カブトムシ・クワガタムシ)。また、仕掛けた後の残骸が多く目立ちます。仕掛けた後は回収するよう、お願いいたします。

最終更新日2010.7.18

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