■悟空物語■ 【第3話】




みあげる





2005年8月26日、反り耳トラネコは晴れて貧乏OL宅の飼い猫となった。


実はその前日、反り耳トラネコを抱っこさせてもらったのだ!
飼おうと決心したものの、とんでもないアバレンボウ、
又は噛み癖があっては可哀想だが飼うことができないではないかっ。


反り耳トラネコは体長の割にはとても軽く(当時2.5キロ)、
これが猫なのか!?と思われるほどトゥルットゥルの毛並みであった。


そして、な、なんと!!


トラネコは私に抱っこされ「ゴロゴロ」のどを鳴らしたのである!!


ノックアウトじゃ。チーン・・・。


週末から一緒にいれるようにとその日は引き取らずに帰宅し、
翌日「なごにくにく」と一緒にペットショップへ。


トラネコ自体は38000円だったはずが、ワクチン2回分、保険、
「はじめての猫セット」でなぜか80000円になってしもうた。


私は「リボ払い」でトラネコを購入したのだった・・・。
分割ですよ、ネコ、分割で買っちゃった!!


しかも、驚くことにトラネコは耳ダニ治療中だったのだ!
「治療が完了してからお渡ししますか??」と店員さんに笑顔で聞かれたが、
今日から猫を飼うつもりだった私はそのまま引き取ることにした。


一度引き取ってしまったら治療は有償。
しかしペットショップの保険に入れば3ヶ月間治療費ゼロとのこと。
甘い罠だ・・・・。
なので保険に入るはめになってしまったのである。
(現在アニコムにも加入してるのでW保険だっ!)


また「アメリカンカール」だなんてネコは、田舎者の私は知るはずもなく、
一体どのようなネコなのかお店のお姉さんに聞くも、
お姉さんは「ワンコロ寄り」だったらしくまったく要領を得ない。


私の顔はみるみる曇り、あと一歩で般若になってしまうところであった。
しかし、ココは付属病院を併設しているペットショップ。
ここでキレテは今後の関係に響きます。


私は努めて明るく振舞い、ダンボールに入ったトラネコを引き取り、
その他推定30キロはあるのではないかという「ネコ初めてセット」を抱えて
帰路についたのである。
(もちろんネコ係りはなごにくにく、荷物は私)

(続)

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