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05.9/22はじめの一歩へ


会社説明会、研修、そして実際現場での仕事。「実力主義」「歴史のある英語学校」「コミュニケーションを必要とする仕事」、そのすべてに魅力を感じて決めたはずだった。
でも実際現場に出て働いたら思い描いたものとあまりにも違っていた。目的は英語学校の紹介、そして入校への営業です。でも毎日することは街角や、本屋や、展示会場でのキャンペーンのアピール。道行く人々に声をかけてキャンペーンの葉書を渡しアンケートに答えてもらう。もちろん大半の人は無視したり、「ウザイ」などの言葉を発して通り過ぎてゆく。
周りのメンバーは確かにプロでした。僕が声をかけて駄目だった人にすぐまた葉書を渡しにいき、そしてその子は立ち止まってアンケートに答えていました。
見知らぬ道行く人にペコペコして愛想笑いを振りまく…。目的はあってもこれではティシュ配りの仕事と変わらないと思った。ティシュ配りの仕事が悪いと言っているのではなく、僕がやりたいことはこんなことではなかったということです。
カナダで苦手な英語を克服して、何度も挫けそうになりながらも卒業した大学。英語、幼児教育、そしてカナダで培ったものが何一つ生かせれる気がしなかった。
何よりも僕はこのような仕事をこれから毎日、1ヶ月、1年としていく気にはなれませんでした(誇りを持って働けないと)

今なら最小限の迷惑でやめれると思い、思い切って上司に打ち明けそしてやめました。苦労してやっと仕事についた、会社説明や、研修、メンバーの人にも色々お世話になった、もちろんその感謝と罪悪感はあります。
また「まだちょっとしか仕事をしてないじゃないか?もう少し頑張れば慣れてどうにかなるんじゃないの?やめると決めるにはあまりにも早い選択じゃあ?」と思う人もいるでしょう。でもこんだけ早期にこの仕事についてあまりにも色々なことを感じずにはいられませんでした。「社会人の適応性がない」「根性がない」と思われているでしょう。そう思われても何も言い返すことができません。

でも磁石のN極とN極は引っ付かないように、僕にはこのような仕事は無理だと感じました。「辛いから」「仕事がなかなか覚えれないから」などではなく「合わない」と言うのが正直な気持ちです。
やめたことに罪悪感は感じています(みなさんに迷惑をかけたのだから)でも後悔はしていません、これで良かったと思ってます。でもこの結果が吉と出るかはこれからの僕の行動にかかっていると思います。同じような過ちは二度とできません。

やめた日からさっそく仕事探しです。なぜか(自然と)教育系を探している自分がいました。
両親にはまだ言っていません(言えません)。必ず、情けなく思い、悲しむのをわかっているからです。でも僕が短期間ながらしていた仕事姿を見たらもっと悲しんでいたと思います。

お金も大切ですが、一番大切なことを忘れずに仕事を探したいと思います。「はじめの一歩」を踏み直したいと思います。


『働くことは
生きることのすべてではないにしても、
生きることそれ自体の重要な部分であり、
生活や人生の全体とつながっている。』
(「良い仕事」の思想、杉村芳美)

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