その2


Aちゃんは、突然チャイナタウンへ行って見たいなんて言うものだから、ガイドブックを見て2番のバスで行ける事が分かった。
5分位待っていたら2番のザ・バスが来たので、運転手にチィナタウン?と聞いたら、黙って頷いたので2人分の3ドルを料金箱に1枚ずつ挿入した。

バスに乗ったら驚いた。
日本だと降りる時は、ブザーがついているが、ザ・バスにはブザーが無い。
窓ガラスに沿ってロープが張ってあるのだ。
降りる人は、そのロープを引張ると運転手に伝わり、次の停留所に止まるのである。
もうひとつ、いすが高いのだ。
座ると、足のかかとが床に着かない、つま先が着く程度である。
Aちゃんは、足をブラブラさせている。
私の足はそんなに短かったのかと思う。
(公共のトイレも足がブラブラする)

ザ・バスは色々な所を通るので、方向感覚が薄れてくる。
本当にチャイナタウンに行けるのか不安になってきた。
なるべく綺麗な女性に質問しようと思っているところへ、本当に若くて綺麗な女性が来たので、片言の英語で聞いてみた。
あと4つ位の停留所で着く事が分かりホットした。

チャイナタウンの停留所では、半分くらいの人が降りた。
バスを降りたらまた雨が降ってきたので、近くの路地にあるマーケットに入った。
色々な食品が並んでいるが、ワイキキの近くのスーパ-より安いような気がする。
大きな肉のかたまりが11ドルである、買って帰りたいがハワイ初日である。
マーケットの中を進んでいくと、食事の出来るテーブルが並んでおり回りに食べ物屋さんが10件くらいあり、その1件は写真に番号が振ってあったのでナンバースィックスと言ったら、日本語でワンタンメンですねと言われた。
俺は、東洋人でも中国人には見えないのかな~。

Aちゃんは食べないの?と聞いたら「お腹いっぱい」と言うので1杯だけ注文した。
2ドル50セントを支払った。
出てきたワンタンメンは物凄く美味しい。
「Aちゃん美味しいよ」「ちょっとだけ頂く」・・・・
半分食べられた~。

帰りのバス停が分からなくなった。
ちょうど警察官がいたのでAちゃんが「エックスキューズミー」「ハイなんですか」と日本語で帰って来た。
Aちゃんは警察官の肩をちょっとたたき。「なんだ日本語話せるの」「・・・・・・」警察官はニコニコしながら英語としぐさで停留所を教えてくれた。


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