『中庭同盟』


「中庭同盟」とは、サークル名「猫猫組」により発行された同人誌で作者は小野不由美先生自身です。

内容は悪霊シリーズの番外編8本と十二国記の番外編2本が書いてあります。
大きさは縦209mm×横148mm×厚さ11mm 重さ165gのA5版です。

色は淡い茶色で紙の質はもみがみ、真ん中に「中庭同盟/The union in The PATIOAT The NIFTY-Serve」と書いてあります。
内容は
・はじめに
「猫猫組」から「中庭同盟」についての説明

・CONTENTS
目次

・INTERVIEW at NIFTY-Serve
パソコン通信で行われました小野不由美先生とご友人の方々、作家の管浩江さんとの小野先生の作品についての対談(チャット形式です)

・「見えない横顔」
ぼーさん、ジョン、綾子、安原さんによる飲み会の話。
実はお酒の強いジョンとか、綾子の男関係についての情報が得られます。
また安原さんがジーンについての疑問に思った事を呈したり。
(あくまで、ただの飲み会です。笑)

・「白い鳥のための告悔」
ナルとジーンの恩師による話。
このころからナルはやっぱりナルだったと・・・・。

・「GENKI」
麻衣の下宿での日常風景を描いた話で、大家さんのおばあちゃんなどが出てきます。  話によるとおばあちゃんはとても元気で強い方です。

・「千年の王国」
ジョンの日常と過去の話。
日本の協会に住んでいて、大学教授の翻訳のお手伝いなんかもしています
ただ、ちょっと貧乏な話です

・「彼の現実」
ナルとリンさんの日常の生活の話。
ナルの小さい頃の話が出てきますが、ちょっと悲惨です(幼児虐待に近いです)リンさんは実は財閥の御曹司という事がわかったり、
なんと!!リンさんの年齢などが・・・(笑)

・「衛星の軌道」
真砂子の日常の話。
真砂子のマネージャーはお母さんの妹という事。
真砂子のお母さんは真砂子がTVに出る事を良く思っていなかったり、
お父さんは真砂子が霊が見える事を異常だと思っているようです。
最後に衛星の軌道にのって、好きな人から電話がかかってきます(と言えばあの人しかいないでしょう!)

・「THe Green Home」
ぼーさんの日常の話。
ペットの「梅吉」が出てきます。ぼーさんはビルを除霊した御礼にそのビルの最上階に住ませてもらってるらしい(家賃などはタダだとか)
ほのぼのして良い話です。

・「Engene」
ジーンが生きていた頃のナルとジーンの日常。
ナルと入れ替わりに講義を受けていたり、なんと!
ナルの笑顔が見れたりもするおいしい話です(笑)

・「書簡」
陽子と楽俊の往復書簡の話

・「函丈」
その後の祥けいの話

・おわりに

現在この「中庭同盟」は発行中止になっており、なかなか手に入りにくい状態になっております。
しかし、同人誌専門の古本屋などでは運がよければ手にはいるかもしれません。オークションなどでは10万円以上はあたりまえ、噂では15万で取引されたというプレミア付きの同人誌なのです。

悪霊シリーズ、十二国記シリーズファンにはぜひ読んでもらいたい
一押しの同人誌です

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