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というわけで、連休の前半で読み終えました。リリー・フランキー氏の『東京タワー』。副題が「オカンとボクと時々オトン」ということで、もちろん家族の話。ノンフィクションなのでしょうが、これほど母親とのエピソードを鮮明に覚えている人というのも珍しいんじゃないかな。子供の頃から現在まで、山ほど出てくる母のエピソードの濃密さ。もちろん氏の表現力の非凡さもあるのでしょうが、すべてが実際にあった出来事だったとしたら(そうでしょうけど)、よほど母親を愛していたんだろうと思うんです。ワタシはそこまで思い出ないもんなあ。

東京に呼び寄せるまでは、オカンの愛情を水道水のように使いまくった著者。自分のことはすべて後回しで、最後まで息子や周囲の人たちのことを心配しながら去っていったオカン。
最後、「箱」の中から何が出てくるのかと思ったら、特別にドラマチックなものはなく、オカンらしいものばかりで(ちょっと『ニューシネマパラダイス』みたいなのを期待してた)逆にしんみりしてしまいました。ごく普通の人のごくありきたりな人生。だから重い。ワタシのような、人生と折り合いの悪い人間には沁みる話です。
ふと『ゆんぼ君』の最終話を連想してしまいました。

少年時代のエピソードがワタシとシンクロする部分も多かったのでもしやと思ったら、ワタシとリリー氏は同い年でした(誕生日も1ヶ月しか違わない)。





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最終更新日  2005年12月24日 19時01分24秒
コメント(6) | コメントを書く


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Re:『東京タワー』(12/23)  
ちゃと0508  さん
あの時、わけのわからない感想文書いてすみませんでした。
もちろん、人によって抱く感想はかなり違いますし、きっと「ふーん」で終わる人があってもおかしくないとは思いますが、私はあの時、もう細部は書けなかったですね。

あのですね、舎路人さん…
ですからぁ、私も舎路人さんも著者もみーーーんな同い年なんです。
ですので、私に姉さんはおかしいかと。(爆)

あの頃のエピソード、図柄で蘇ってきました、同い年連の私にも。 (2005年12月24日 19時16分41秒)

Re:『東京タワー』(12/23)  
よ、読まれてしまったのですね…。
私ゃ、本代が惜しくてまだ読んでません(爆)。

何の話かはわからなかったのですが、オカン主体の話なのだとしたら、マザコンの私には号泣必至だと思われます。

(2005年12月24日 19時44分29秒)

Re[1]:『東京タワー』(12/23)  
舎路人  さん
ちゃと0508さん

ワタシ的には、著者が学生時代ロクデナシの生活をしているときのオカンのやさしさに泣けましたね。
あの本の感想が男女でどう違うのか関心があります。男性はやはり著者に自分を重ねるでしょうし、女性はオカンに感情移入するのかなあと。

それと「姉さん」というのはワタシなりの敬称ですので許してやってください。 (2005年12月24日 19時57分51秒)

Re[1]:『東京タワー』(12/23)  
舎路人  さん
桑輝 さくらさん

本、読み終わったので送りましょうか?メールでご住所を教えていただければ郵送しますよ。読んだらきっと桑輝さんはぐずぐずになるでしょう。 (2005年12月24日 19時59分48秒)

再び  
ちゃと0508  さん
>あの本の感想が男女でどう違うのか関心があります。男性はやはり著者に自分を重ねるでしょうし、女性はオカンに感情移入するのかなあと。
→私の場合はやっぱり著者に自分を重ねていましたね。
オカンへの感情移入はなかったです。
子供がいる女性ならまた違うのだろうとは思いますが、読んでいるうちに著者の年齢の近さがすでにわかってしまい、まあ最後に同い年だってわかったわけですが、カラーで切り取ったような画面が頭の中でいくつも浮き上がってきました。

>それと「姉さん」というのはワタシなりの敬称ですので許してやってください。
→痛し痒しではありますが(爆)これからもよろしくお願いします。 (2005年12月24日 20時56分02秒)

Re:再び(12/23)  
舎路人  さん
ちゃと0508さん

感想ありがとうございます。オトコの場合は、おそらく子供を持ってもオカンには感情移入できないような気がします。どんなに愚かな子供でも自分を犠牲にしてまで尽くしてしまうのって、やはり「おなかを痛めた」女性のものではないかと。
著者がずっと独身というのは分かる気が・・・。 (2005年12月25日 07時11分33秒)

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