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ワタシが高望みしすぎ? 
もしくはウェブデザイナーという仕事を勘違いしてるんですかね?

たとえば先日、あるデザイナーにキャンペーンページ(ホームページの簡略版
と思ってください)を依頼したときのことです。
「これはこういうコンセプトで、こういう点をアピールして欲しいわけですよ。
 原稿はこれ、画像はこれとこれとこれの中から良いやつを選んでください」
するとそのデザイナー氏、こう答えました。
「どんな感じのイメージにしたいか、参考になる例ってありますか?」
「うーん、A社が前にやってた新商品キャンペーンなんか良かったね。
 上品な色使いなんだけどすごくインパクトがあったし」

この後どういうことになったか、同業の方なら予想できるでしょう。
数日して出てきたデザインは、A社キャンペーンサイトのレイアウトや色使いを
そのままに、ワタシの出した原稿と画像をはめこんできたものでした。
ワタシは電話で説明を求めました。

「あのー、これってまんまA社じゃん」
「そちらがそう言ったんじゃないですか」
「出したのは参考例です。参考って、そのままパクれって意味じゃないでしょう。
 それよりコンセプトとか強調して欲しいポイントとか、そういうのはどこへ
 行ったんですか」
「・・・そんな抽象的な指示では仕事できません」
「それじゃ何? 画面のココに原稿を入れて、この辺にこの画像を入れて、
 文字の大きさはこのくらい、色は赤とか黄色とか、そういう指示をしろと?」
「そうですね」

「そうですね」って、おい、それって「デザイン」なのか? 
それだとこっちがイメージしている以上のものは出てこないでしょうに。
あっけにとられて言葉を失っていると、「自称」ウェブデザイナーは調子にのって
こんなことを言ってきました。

「作業は手間がかかりますし、できてから気に入らないと言われても困るんです。
 だから間違いのない細かい指示が必要なんですよ。
 今回お出ししたのがダメでやり直せというなら、コレは納品とさせてもらいます。
 そちらの言ったとおり作ったんですから。
 その上で再度イチから別料金でいただくことになりますけど」

ポカーン。
そういうのってコイツだけ特別だろ?と思いますか?
たしかにここまで極端なのはそういませんが、でも総じて「こちらの指示した
以上の仕事ができない」ヤツが多いですよウェブデザイナーというのは。
出てきた仕事を見て「すごい!」と驚かせてくれることなどまずありません。

昔話で恐縮ですが、まだパソコンなどなかった頃(そういう年なのよ!)、
ワタシがパンフレットやポスターを発注したグラフィックデザイナーは、
もっとプロの仕事をしてました。
コンセプトを伝えて原稿や写真などの材料を渡したら、さすがと思わせる
仕事をしてくれたものです。もちろん「アテが外れた」こともありますが、
あくまで趣味や嗜好の問題であることが多く、「デザイナー」を名乗る人は
プロとして最低限のデザインスキルを持っていました。
だからデザインや色やフォントに関して、例のつもりでも「こんな感じで」なんて
言ったら嫌な顔をされたものです。
「それはこっちの仕事じゃけ」というプライドがありましたから。

それが、今の大方のウェブデザイナーって、デザイン力そのものが低い。
っつうか、今回のヤツなんて「ない」と断言させてもらいます。
画面構成や色使いを考えるという作業を客に委ねてしまっているんですから。
だったらその職種はデザイナーじゃなくてただの作業代行業です。でしょ?
お客の要望を聞いて、そこにプロの知識やノウハウを加えて視覚化することが
デザイナーの専門技能でしょう。
「画面を作れますよ」程度の水準で「デザイナー」を名乗るんじゃないよ!

・・・でもなあ、今はそれが通用して食えてしまうんですよ。
今は絶対的にウェブデザイナーが不足していますから。

何言ってやがんでい、そんなボンクラとワシらホンマモンのウェブデザイナーを
一緒にすんじゃねえや!という方がいらっしゃったらぜひご連絡ください。
仕事出しますよ、マジで。





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最終更新日  2006年07月03日 15時00分11秒
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