from:カキカキ_φ(* ̄0 ̄)ノ【ビリア】ペタッ

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悲劇の伝説【シレナ】



 昔々、ハガニア(アガニア)の村に“シレナ”という名の若い乙女が住んでいました。彼女は、何よりも泳ぐことが大好きで、母親からお使いを言い付けられる度に、用事はそっちのけにして、泳ぎに熱中していました。
 ある朝、母親はシレナに炭に使う椰子の実を取ってきてくれる様に頼みました。母親が、シレナに急いで取って来るように言い付けたにもかかわらず、いつもの通りシレナは泳ぎたい誘惑に負けてしまいました。待っても待っても帰ってこないシレナに、椰子の実を取る代わりに泳いでいるに違いないと思い、母親は怒りをつのらせました。つい腹立ちまぎれに「シレナなんか魚にでもなってしまえばいい」と言ってしまいました。

 この母親の言葉を聞いたシレナの祖母は、すぐに母親の所にやってきて、その言葉をすぐに取り消すようせまりました。しかし、腹を立てていた母親は、腹立ちまぎれに再び「水の中がそんなに楽しいのなら、彼女なんか魚になってしまえばいいんだ」と呟いたのです。

 祖母が、何度も何度も母親の言葉を取り消すように頼んだにもかかわらず、母親は3回目には「魚になってしまえばいい!」と罵ったのでした。

 その時です。水の中にいたシレナは、自分の体に変化が訪れたことを知りました。彼女は、岸に泳ぎだそうとしましたが、体は反対に水面から下へ下へと引っ張られていました。

 その時になって、シレナは椰子の実を取りに行く用事を思い出しましたが、既に手後れでした。シレナの祖母は、母親が3回目にシレナの事を罵っている最中に「神の力にすがって彼女の人間の部分を残したまえ」という言葉をさしはさんでいたのです。こうしてシレナは、半分が魚で半分が人間の人魚になってしまいました。その時以来、誰もシレナをみかけた人はいません。しかし、ハガニア(アガニア)の河口に立てば、シレナが静かに歌を口ずさんでいるのが聞こえてくる、という言い伝えがあります。

※上記の内容は【GVB グアム政府観光局】 リンク にて、そのまま文面すべて引用したものです。こちら側へ質問、要望は一切受け付けておりません。ご了承頂きますよう宜しくお願い致します

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