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今回取り上げたいのは、放送当時から大変話題になり、2021年上半期のテレビドラマの賞を総ナメにしていったドラマ、
『大豆田とわ子と三人の元夫』
です。
私はオンタイムでは観ておらず、Amazon Primeで一気見しました。次はどうなるんだろう?次は?次は??と、観始めてとても楽しかったので、一気見がちょうどよかったです。
それもそのはず。
このドラマは、
「新感覚ロマンティック・ラブコメディ」
「役者の演技を楽しむドラマ」
ということをコンセプトに作られているそうで、タイトルコールの前に、その回の内容を ダイジェストでネタバラシをする
と
いう構成になっており、大きなストーリーや伏線というより、その場面に至る過程や役者の演技など、ドラマの細部に目が行くように考えて作られています。(※Wikipedia参照)
その構成が、斬新で新鮮で、とても面白かったです。
■ ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫
■ Wikipedia
松たか子さんをはじめ、元夫を演じた3人の俳優さんみなさん、さすがの実力派ばかりで本当によかったのですが、特に私が注目したのは、
角田晃広
さんです。
キングオブコント2009優勝、単独ライブのチケットはいつも即完、エンタの神様でのキャッチフレーズは「三つ巴の笑劇場」、今一番おもしろいコント師といわれて久しい、コントトリオ・東京03のメンバーです。
プロダクション人力車 公式プロフィール
■ Wikipedia
コント師というだけあって、その演技力には申し分ありません。
コントはその設定が重要であると同時に、演じる芸人には相当な演技力を求められ、大道具・小道具・照明・効果音を駆使し、ありそうでない世界感を数分のうちに作り上げ、適度な強弱、適度な間などなど・・・それらを総合してはじめて「笑い」になります。
そんなコント師が、ドラマで活躍できないわけがありません。
コントでは主に、大ボケの立ち位置である角田さん。
主人公・大豆田とわ子(松たか子)と、1番目の夫・田中八作(松田龍平)、3番目の元夫・中村慎森(岡田将生)と、みごとな掛け合いを見せていました。
ドラマの中でも、コントのときと同じように会話の「フリ」としてすっとんきょうなことを言い出したり、誰かが始めた会話を面白く発展していくような、そんな役割を担っていました。ツッこみもしてくれるので、まわりの3人も、気楽に自由にボケているようにも見えました。
角田さんは、この4人の演技を楽しむための、ある種「肝」となる存在だったと言えます。
「視聴者に役者の演技を楽しんでもら」という制作陣の思惑通りに4人の演技を楽しめたのは、角田さんの貢献が大きいと思います。
大人気のドラマだっただけに、観てないという人は少ないかもしれませんが、まだという方は、ぜひ、いや、必ず観てください
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