☆★☆荒くれ魂☆★☆

イケニエの人　～12月5日と2日間の感想

12月5日（東京楽日）　　～世田谷パブリックシアター　　Ｋ列

☆前日と違ったな～と思ったところだけ書き起こしてみます。

☆小春（猫背）が豆を投げて巻貝（顔田）が口キャッチするシーン。
4日は全部口に入ったが、5日は一個も入らなかった。
拾って食べていた巻貝。

☆研修のアピールシーン。
ラジコン操作しながら出てくる波目（村杉）
4日はラジコンが舞台から落ちて拾いに行ってた波目。
5日はラジコンは舞台上のまま。

☆研修のアピールシーン。
フワフワしたはたきの様な物で柱をはたく巻貝。
4日はビリーが突っ込み、巻貝が『これ綿棒なんです。』というところまで聞いてあげてたビリーだった。
でも5日はビリーが突っ込んだ時点で波目としゃべるビリー。
巻貝が『これ綿棒なんです。』というセリフとかぶる。
振り返って迷惑そうな表情のビリー。
多分ビリーがセリフ飛ばしたっぽい。
巻貝がバツが悪そうにしていた。

----------終演後のカーテンコール------------

松尾さん『今日は楽日です。色々至らない点があったと思います。（ここでザワザワした笑いが起きてた）これからもよろしくお願いします。』
みたいな感じでした。
4日は1回だったのですが楽日は3回カーテンコールありました。
3回目のカーテンコールは松尾さんが手持ち無沙汰で変な動きをして舞台に一人。
しばらくしてから他の役者さんたち出てこられたのですが、皆川さんはもう既に着替えようとしてた衣装をまた着ながら出てこられました。

阿部さんは3階席から1階席まで右左くまなく小さく手を振ってらっしゃいました。
宮藤さんは俯きかげんの半笑いで舞台を後にしてらっしゃいました。

私は好きです。イケニエの人。
難しくて理解出来ないところが多かったけども好きです。
だって・・・ビリーと雨利、せつねーよ・・・。
雨利は宮藤さんだと忘れるほどの健気な可愛さ。
『小指詰めたら・・・指きりげんまんできひんよぉ・・・・』
『えぇチュウしたと思ったんやけどなぁ・・・・』
涙出そうになります。

4日の終演後、味とめという居酒屋でイケニエ帰りの30～40代くらいのベテランファンの方々が数人集まってらっしゃったんです。
そこでイケニエの人の分析をしてらっしゃいました。
『マジっすか！』と思った事があったのでちょっと書き留めてみたいと思います。

私は冒頭のシーンがラストシーンだと勝手に思っていたのです。。。

でもその方々の話によると私の思ってたのとは全然違うみたいッス。
初めのシーンと物語のラスト近くで雨利を刺したシーンはビリーの妄想だということなんです。
その証拠に冒頭のシーンのラストで『思い出してよビリー・・・』と遠くから聞こえる雨利のセリフ。
このセリフは雨利を刺した後のシーンでも聞こえてくるそうな。
そして冒頭のシーンの血しぶきが赤テープという抽象的なものだったのもその為じゃないか、ということ。
それからラストシーンで刺したはずの雨利が出てきた。
そして『悪いループになってる』という雨利。
それなのに手には血がついているビリー。
ビリーははっとした表情をしていたが雨利はそれに気付いてない。というか見えてない。
だからビリーの『悪いループ＝妄想』だという風に分析されてました。

で、分からないところが他にもいくつか・・・。

１）バスターは携帯を持ってたってことで明美でいいんですかね？
でもおかみに簡単に銃殺されたじゃないですか～。
結局おかみがキ○ガイということで話が終わってる・・・？
なんだかイマイチ腑に落ちません。
余座の狙いもイマイチ分からなかったし・・・。

２）波目と不入斗の声が入れ替わるところがあったじゃないですかー、
あれの意味がよく分からない。
ほんとに入れ替わったってことなの？どうなのよ、コレ。

３）カンクローラジオで乙骨が肉を食べるシーンがある、と言われてたですが
私、このシーン見れてません！
もしかして雨利とビリーのシーンの後ろで食べてた！？
肉を『捨てます』と言う乙骨のセリフと『私が食べます！』と言う日鮒のセリフの意味もなんか重要っぽい気するんだけども・・・？
んだけども、理解が（私の頭じゃ）伴わない・・・。

４）日鮒が乳癌だったっていう設定の意味。

５）結局、どのシーンがラストなのか。なんなのか。
ラストなんて元々ないのか。どうなのか。

-------こんなに分からない事だらけだけど、ホロリとくるシーンも多くてＢＧＭも良くて、ほんとに良かった素敵だったです。
映像になる日を心待ちにしてます。

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