先日の日曜に
娘の高校時代の友人たちがやってきて
娘に サプライズのDVDを作るから と写真をぱちり
そのときに 家族の動画を・・と頼まれたのですが
あまりにも突然すぎて 言葉がでてこない・・・
なので 手紙を書きます
ということに・・・
書いてみました
1989年5月11日 2,820gの小さな体で生まれたあなたは、
くしゃくしゃの顔で思いっきり産声をあげていたっけ
産湯につかって、お包みに包まれたあなたに会ったとき
その・・・ちょっと残念な顔にお父さんと目が合って・・笑ってしまった・・・
お兄ちゃんだけは「かわいいね~」と。
おかあさんのおっぱいをぐいぐい飲んで、離乳食もたくさん食べて
あなたは縦にも横にも大きくなったの
ちょっとおデブでも
ちょっとおブチュでも
ほんとうに「娘」はかわいくてかわいくてかわいくて・・・
わがままに育ててしまったのかもしれない・・・
幼稚園のときにはママ友から「娘ちゃんって 4,000 gぐらいで生まれたの?』と聞かれ苦笑い
小学6年生のときの校外学習では霞ヶ浦に落ちて先生たちをハラハラさせ
中学3年生のときの体育祭の部活対抗リレーでは剣道部所属のあなたは袴の裾を踏んで見事に転びみんなを笑いの渦に巻き込んで
高校受験では、担任が「まずは無理」と太鼓判を押す高校にまぐれで合格
合格発表の日の、掲示板の数歩手前でちゃんの腕をギュッと握って立ち止まったままのあなたと、ちょっと困ったような笑顔で娘とともに立ち止まってくれたちゃんを、昨日のことのように思い出されます。
今でも「○○●●高校に入学したこと」が信じられないけど、そのおかげで
こんなに素敵な友に、仲間に出会うことができたのよね。
高校生活はサッカー部のマネージャーがほとんどで、勉強よりもマネージャー でしたね
部員さんのケアーにスコアブック。アイシング用の氷作り・・果ては運動場のトイレの清掃・ゴミ拾い・落ち葉掃き・雪かきさえも「私たちが頑張ればサッカーの神様が微笑んでくれるはず!」と一生懸命取り組んで、泣いて笑って
大忙しの3年間。かけがえのない仲間ができました。
その御褒美は大学受験にも功を成し、「浪人生を作らないキャンペーン」中の
先生たちの目に留まり、学校長推薦という名目で見事に合格を勝ち取りました
大学で建築を学ぶあなたは、理工系に必要と思われる「物理」を高校の授業で取っておらず、見かねた教授がご自分のゼミの先輩たちに勉強をみてあげないさいと
そこで出会った彼ピ君と、今、こうして並んでいるんですよね
みんなが一生懸命の就職活動時期
あなたは卒業制作やゼミの活動が多くて、次々と就職を決めていく友人たちを「すごいんだよ!○○ちゃん決まったんだよ!」と自分のことのように喜び
自分に届く「お祈りメール」を見ては「ホントにもったいない会社だよね!
わたしに何回も会ったことがないのにお祈りメールだよ!磨けば光るダイヤの原石を見過ごすなんて・・・残念な会社・・さようなら」と。
そして心配する家族に「大丈夫!わたしを採用してくれる会社は絶対あるから!」と根拠のない自信で逆に励ましてくれ
唯一、本当に採用してくれた貴社さんに 入社しました。
ほんとうに大丈夫なのでしょうか?
娘はご迷惑をおかけしていないでしょうか?
もっともっと磨いていただけないでしょうか?
ダイヤは無理でもお役にたてる石になれば・・と親ばかは思っています。
そんなある日 彼ピができたと報告がありました。
娘とお付き合いをしている!という、奇特な彼ピさんに会ってみたいものだと思っていたのですが、実際にお会いしたら本当に素敵な彼ピさんで、
いつか一緒になれたらいいのに・・と思っておりました。
わがままな娘をそのまま包んでくれるような優しい眼差し
誠実そうなお人柄
そして何よりも、ご両親に愛されて大きくなったと感じられる方です。
顔合わせでお会いしたお父様お母様は、思っていた通りの素敵な方々で、
娘を託すのには、逆にもったいないような・・・申し訳ないくらいです。
彼ピ家の皆さま
わがままな娘ですがどうかどうかよろしくお願い致します
彼ピくん
わたしたちの息子になってくれてありがとう
これからも娘を支えてください
重いお尻に敷かれないように頑張ってください
娘
あなたの大好きな彼を産んでくださったご両親を大切にしてください
彼と同じように愛される娘になってください
皆さま
今日はありがとうございます
これからも若い二人をお願いします