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佐賀県発祥のメニューだと聞きます。以前に書いた沖縄県発のタコライスと、いくぶん似ています。いずれも平皿かカレー皿に、ごはん-肉-野菜-ソースの順で積み重ねた丼形式で、おかずとごはんを一品にしてしまったようなものです。シシリアンライスの語源は定かではなく、諸説あるようですが、有力な説もないので紹介は控えます。どちらかといえば作りやすいメニューなので、佐賀県人でなくても、お昼ごはんあたりに作ってみてもいいかもしれません。タコライスはひき肉を使いますが、シシリアンは薄切り牛を焼き肉のタレで炒めたものを、ごはんに乗せます。タコの野菜は千切りレタスやダイストマトですが、シシは細かくちぎったレタスのほか、きゅうりやトマトなどを適宜使います。タコはサルサソースという辛い調味料を掛けるのに対し、シシは市販のマヨネーズを格子模様に掛けるだけ。なんだかシシリアンのほうがお手軽というか自在というか、やる気のなさ?が浮かび上がってくるような気がします。タコライスは「タコスのごはん版」として企画された物なのに対し、シシリアンライスは、たぶん料理人のまかない飯だったという出自が影響しているのでしょう。「あり合わせ」「洗う食器は極力少なく」「見てくれは軽視で『腹に入れば一緒』的考え方に支配」されているのが、シシリアンライスなのです。さあ、そうと判れば、彩りにいり卵を作る必要もなく、刻みたくあんでもしば漬けでも好きな物をトッピングすれば良いのですから、気軽に作りましょう!
2011年02月24日
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根菜たっぷりの汁物といえば、けんちん汁。けんちん(巻繊)とは、細く切った根菜類を炒めて(ゆばなどで)巻いた物のことで、けんちん汁にそんな巻き物は入りませんが、細切りの根菜をごま油で炒めるところが共通しているからか、さらに豆腐を崩し入れ、醤油味の汁物に仕立てたものを、けんちん汁と呼んでいます。根菜以外では干ししいたけをダシおよび具材で使いますが、本来は精進料理であるため、鶏肉やかつおだしを使ったりはしないのが原則です。…とはいえ、修行の身でない限り、多少はお赦しいただくことにして(^_^;)、準備を進めましょう。大根やにんじんは、太い輪切りを縦に薄切りにし、さらに直角に薄く縦切りしてマッチ棒に。ごぼうは斜め薄切りを細く切って、やはりマッチ棒に。こんにゃくもマッチ棒、戻した干ししいたけは薄切り、れんこんは薄い半月切りにします。これらをごま油でよく炒めて、大根がしんなりしたら、使う醤油の1/4~1/3量を加えて、味をつけながらさらによく炒めます。そこへ人数分のだし汁と、食べやすく切った里芋を加えて煮込みます。ここまでは豚肉抜きの豚汁のようなものです (^_^)。最後に豆腐を崩して加えたら、醤油で調味します。もし鶏肉を使うのなら、食べやすく切って根菜類と炒めますが、この場合はがめ煮に似てきます。みそ仕立てではないので、以前に書いた根菜のみそ煮とは異なります。崩した豆腐を加えるのはまんばのけんちゃんと共通しています。繊維質たっぷりの汁物です。具だくさんに作りましょう。
2011年02月20日
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博多に暮らしていた頃、九州各県に一度は行こうと、よく日帰り旅行を試みました。大分は、修学旅行で九重高原には泊まりましたが、今度は温泉地の由布院(湯布院)に行ってみようと思いました。朝に博多駅をたち、久留米経由の特急で10時に由布院駅着。貸自転車で市内を回り、3か所の外湯に。それぞれ結構なお湯でしたが、夕食どきまで間が持たない。夕食は大分市内で食べようと、4時ごろ由布院を離れ、5時半前に大分着。駅前の居酒屋に入りました。そこで目にしたのが「りゅうきゅう」。たとえばアジには「造り」と「りゅうきゅう」があり、選べるのですが、これが何なのか分からない。聞くと「福岡でいう『ごまあじ』ですよ」。大分ではごまさば、ごまかんぱち、などと言わず、さばのりゅうきゅう、かんぱちのりゅうきゅう、と言うのだそうです。語源は「琉球」かもしれませんが、不明です。ごまさばの項で「かつおごまは見かけない」と書きましたが、「…のりゅうきゅう」なら何にでも使えますね。先日、家でも「ツバス=若いブリ」のサクを買ってきて、一口大のさいころに切り、醤油大さじ2、みりん大さじ1、すりごま多量、ツバスに付いてきた青じそのせん切りを混ぜたものであえました。さいころ切りでも薄切りでもいいと思いますが、ごまをいっぱい使うと美味しいです。ごまツバス、と呼ばないのであれば、「ツバスのりゅうきゅう」でいいでしょう。ちなみに、大分駅前でりゅうきゅうとお湯割りを楽しんだあとは、夜8時台の特急に乗って小倉経由で博多に戻り、結局午前様でしたが、いちおう日帰り旅行ではありました。
2011年02月15日
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釜揚げ、とも言うのかもしれませんが、湯溜めのほうがわたしはしっくり来ます。陣笠をひっくり返したような、というか、うどんすき用の鍋というか、縁の傾斜がゆるい鍋にうどんをいっぱい茹で、それを食卓の中央に置いて、めいめいが自分のつゆが入った小鉢(そばちょこ)に取って食べます。わが家には残念ながらそのような鍋が無いので、30cmの中華鍋を使っていますが、そこにうどんを6玉茹でると、重くて、食卓に運んでいくのさえ往生します(^_^;)。つゆは、生醤油、だし醤油、めんつゆなど、お好みで用意し、必要ならうどんを茹でた鍋のお湯で薄めて、うどんをつけていただきます。薬味としては、刻みねぎ、すりごま、大根おろし、おろししょうが、刻みのりなど、お好みで。薬味以外に、かまぼこ、わかめ、甘く煮付けた薄揚げなど、おかずも添えれば豪華です。ひと鉢ひと鉢、違う薬味で味わうことができますし、この1杯は薄揚げと一緒に食べる、など、何通りものうどんを食べることになりますよね。家族の人数にもよりますが、煮ながら食べると、うどんがのびる心配があるので、やはり「湯だめ」がいいと思います。鍋に入りきらない分は、別に小鍋で台所で茹でておき、鍋のうどんが少なくなってきたら麺だけを追加投入すればよいでしょう。寒い季節にはぴったりのメニューだと思います。…と書いてきて、そうか、これは夏の冷やそうめんの「冬版・太い版」なのかと思い至りました。薬味や具は共通していますし、だんらんメニューとしても良いですね。
2011年02月12日
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これは料理名としては何と呼ぶのか知らないのですが、とりあえず標題のように書いておけば、そのまんま分かると思います。夜、寝しなに物を食べてはいけないとは分かっているのですが、おなかがクゥクゥ言ったままでは寝られないので、油分の少ない、暖かいものを少し食べるようにしています。先日、そのような状況になり、台所を探ったら、個別包装の小餅がありました。ガス火で焼くためのひと手間はかかるけれども、始めてしまえば短時間でできます。餅焼き網で強めの火でこまめに餅を返しながら、香ばしく焼きます。餅が中まで軟らかくなればいいですが、膨れればなお良いです。焦げ目も少しあったほうが風味が増します。魚など、蛋白質の焦げには有害な物質が含まれる場合がありますが、ほぼ炭水化物の餅なら害は少ないでしょう。餅が膨れそうになればお椀を用意し、焼けた餅をお椀に移したら、すぐさま塩適量を振り、熱湯を餅の上に注いで、できあがり。塩を昆布茶に代えれば、なおさら上等ですね。5年前に醤油焼き餅を書いたときに、この「焼いた餅にお湯を掛けたん」にも少し触れましたが、今回、美味しさを再発見しました。塩の代わりに、だしの素と乾燥わかめ、醤油に、お湯を注いでお吸い物を作っておき、そこに焼けた餅をジュッと浸すと、即席雑煮のようにもなります。胃に入ってしまえば「こなれ」はいいと思いますので、寒い季節にはぴったりの虫養いになりますね。
2011年02月09日
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