2007年06月26日
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カテゴリ: 各地のうまいもん
家庭で普通にはできないことを、まずご承知おきください。「茹でだこをブツ

と揚げるのが、この「たこのてんぷら」です。一度食べると、もう類似のもの
は食べられません、というか、別のものだと思えてきます。かつて岡山の倉敷
に住まいしたときに、初めて食べて感動しました。以下は、わたしなりにどう
作っているかを考えたものですが、ぜひ本場で本物を味わってみてください。

使うのは、生だこの足の太い部分です。これをできるだけ薄くそぎ切りにし、
片栗粉か小麦粉をはたいてから、硬めの水溶き小麦粉の衣を薄く付けて、高温
の油でからっと揚げます。揚げ加減は、身が「半熟」というか、半分火が通る

茹でだこになってしまうと、身が硬くなってしまいます。その中間のたこは、
さくっと歯で噛み切れるぐらいの食感で、このてんぷらはそれを目指します。

揚がれば余熱でも火が通りますから、熱いうちにいただきますが、天つゆでも
塩でも、どちらでもいいでしょう。1切れを半分かじって、噛み切れれば、た
ぶんうまくできています。倉敷では、粉をはたいただけの「唐揚げ」も食べま
したが、カリッと揚がって、しかも食べた感じはまさに生だこでした。通常の
たこのてんぷらは、揚げれば揚げるほど水分が出て、身が硬く締まってしまい
ますが、そういうレベルでは全くない、プロが作る「たこのてんぷら」です。





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最終更新日  2007年06月27日 01時43分01秒
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