戦争に反対する市民の会
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現在、政党再編が着々と進んでいる。個人の(マスコミ的)人気とまたその紋切り型のものいいで多くの支持を得ている大阪市長橋下と大阪維新の会は国政に打って出ようとしている。またこの動きと連動して都知事石原の新党結成の動きが加速化している。「資本主義経済の悪化、長引く不況、失業に対策を打てない既成政党に嫌気がさしている国民に圧倒的な支持をえながら差別主義排外主義の下、反対勢力を弾圧し対外戦争に突入すること一点のみで景気を回復しその意味でまたプロパガンダは国民を鼓舞するがごとく勇ましく、さらにその支持を得ていく」とはナチスドイツのファシズムを説明する文だが非常に現在の状況に似ている。彼らの大阪都地方独立構想は、一見華やかな構想で不況を打開する新案に見えるがその実、中身は何もない妄想である。「大阪都ができたら」のタラレバの世界で具体的なものはあまり見てとれない。 しかし、これがヨーロッパに端を発する「恐慌」による経済のさらなる悪化と結びつくと人民の目には唯一の打開策と映るかもしれない。それで圧倒的な支持の下、軍備拡大へ、ファシズム化していくのではないか。もちろんこれは今の段階では想像でしかない。だがそれが現実となる前に何らかの手を、市民のの手で打っていかなければならないと思う。
2012.01.31
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