あんよは上手 ♪

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03東京喜多マラソン



らじお
私の念力で台風は温帯低気圧になり無事開催したのだった。
主催が北区ラジオ体操協会なので開催宣言後は皆でラジオ体操。
台風はなくなったとはいえ、時々風と一緒に強烈な雨が落ちてくる。
まだ痛む

私は先週の山岳レースの後遺症でアキレス腱、ふくらはぎに痛みを残し、しかも十二指腸潰瘍が最近ぶり返しこれも多少の痛みを残したまま出走。
ランナーの世界に今年引き込んだ友人二人も初のフルマラソン。
しかし、一人は練習中に痛めた膝の故障をかかえたまま絶えきれず3キロ時点でリタイア。
もう一人は半年まで体重100キロだったが80キロ台まで体重を落とし、ガッツのある20代後半の熱血漢。
だめかと思った。

結果はどうだったかというと、地獄の味わいでした。
給水所はぬるい水のみ。
たまには甘いものも口にしたいし、腹は減るし、スタミナきれるし、走り初めからずっと足の故障は緩和されず、
痛む一方で何ともなかった左足まで辛くなってくるし、背中も痛いし、十二支潰瘍は終始痛んで痛むところに親指あてながら走ったし、
いつまでたってもやはり給水所はぬるい水ばかりだし、唯一中間点にはバナナがあったので一息つけたかな。

精神的ダメージ
コースは荒川河川敷の同じ所を2週するのだが、これが精神的にかなり辛いのだ。
景色も単調だし、またここを通過しなければならないのかと思うと「やはり俺は山だ。トレイルランまたやりてぇよ。」とこみ上げてくる思いを押さえ付けていないとこの場でリタイアしたくなるのだ。

歩いちまった。
走るリズムもぼろぼろでついには歩いてしまった。
計1時間は歩いたと思う。
歩くのさえ辛く、立ち止まったり、尻餅ついて両足を上げて乳酸抜きしたり。
しかももともと大会出場者は多くなくおそらく300人程ではないのか?
どんどん追い越されついには後ろを振り向いても人が見当たらん。

やはりリタイアか
6時間の制限時間ももうすぐだ。
「俺はびりなのか?でもまだそうじゃないだろ。」「制限時間越したらゴール付近に誰か残っているのか?」「制限時間越える前にリタイアして勝手に帰っちゃおうか。
どうせ自由解散だし。」歩いたり少し走ったりしながらそんな事ばかり考えている。終盤になると前にも後ろにもランナーは極端に少ない。

かなりよれよれ
しかし、私同様、辛そうに足を引きずってよれよれで走っているランナーもいる。
私を一度は抜いて行ったがしばらくして追い越した。
そんな30代前半の彼にすれ違いざま何度か「大丈夫ですか?もう少しですよ、がんばって!」と励ましてやれた。
ゴールは5時間30分でした。初フルマラソンの時より1時間もオーバー。
もうほとんどゴール近辺には人がいませんでした。
ゴールにはリンゴ、バナナがでました。もっと早くくれよ。

少ししてよれよれの彼がゴールした。
側にいって「おつかれ!」と声をかけてやりました。
いやあ、きつかった。スタートからずっと。
辛かったがはまったらしい

ところで80キロ台の友人は私より早い5時間10分でゴールしました。

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