心が壊れる子どもたち



子育てにお役立ちブックス





「心が壊れる子どもたち」(宮川俊彦著、角川文庫)

この本は、次の作文(小学二年生の)で始まっています。

「おとうさまのしごとは、おいしゃさまです。
人をたすけてあげます。
いつも学校につれていってくれます。・・・(中略)
 わたしはおとうさまがきらいです。」

最後の一文で、が~んと来る作文です。

裕福で幸福そうな家庭なのに、子どもは本音を
作文にもらしているんですね。

そんな子どもたちの心のようすが、
これでもかこれでもか、と登場します。

読んでいて、気持ちがおもた~くなる本です。

ただ、後半に「では、どうしたらいいか」という
話が出てくるので参考になります。

それはこんな内容です。

「もう大人の理想論を押し付けても
うまくはいかない時代に、子どもたちは生きている。

もしも学校でうまくいってなくて悩んでいるなら、「ほかの国にも学校はあるさ」など、もっとしたたかにずるがしこくなることを教えてはどうか。」

まじめな親ほど悩むのは当然のこと。
中学受験や代々の家業(お医者さんとか)を継がなければならないなど、
子育てにプレッシャーがかかっている方にも参考になるかもしれません。


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◎ドラネット 作文・読解

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