ソウルも眩しい時を





遠い国からのラブレターと思わないで下さい

空は分け隔てなく青いのです

サランサランと流れる雲も

サラムサラムに馳せるのです



だから国境を遠くへやれば

あなたも僕も

窓枠の外へ向けるまなざしに

薄い白を混ぜていると思うのです



今日、木蓮の花を見ました

桜も桃も木蓮も一緒に咲くソウルでは

あの黄色が春を彩っています



桃が好きだなと思ってみたりします

丘の駆け上がり方が穏やかだから

風も匂いを様々に運んでくれます



あの色を見て あなたの肌を憶うのです

そう、黄色に引き立てられた桃色



どうですか 来年の春頃 一緒にソウルを歩きませんか

あなたの肌がソウルの木々に溶けたら

僕が風となってソウルをあなたの匂いで

包みましょう



でも、もうソウルの人々は覆われているかもしれません

きっと、あなたはここにいるのだと思えるほどの

まぶしさが僕の目の前に広がっている木々にはあるのです



なのに声だけが聞こえないから

僕は目を落として木の根ばかりを

見てしまうもどかしさを拭えずに

いるのです



どうですか。来年の春、一緒にソウルを歩きませんか

覚めた葉の艶やかさも ここにはあるのですから


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