明日天気になぁーれっ～天使になった赤ちゃん～

入院3日目の夜。。。

思わぬお産の進行に悩んでいたけど、悩んでも始まらないので気持ちを切り替えるように頑張った。。

そして、夕食時に妊娠中によく食べていたアップルパイを買ってきてもらって
病院食を食べた後にも関わらず食べてしまう。。

晴君きっとこれ好きだったんだろうなって思いながら食べた。。。

そして、コンビニで旦那が気分転換の為に温泉雑誌を買ってきてくれた。

「退院したら少しゆっくりしような。。晴君のためにも元気にならなね。

温泉とか旅行とかいっぱいしような。。」

と励ましてくれた。

本当にその言葉に救われた。。。

本当にこの旦那がいなければ今の私はいないだろう。。。

こんな子供を産めなかった妻に対して優しくしてくれる旦那なんてあんまりいないんじゃないかな。。。

本当に旦那でよかったと心から感謝した。。

そして、夜に義母と義妹が晴君が退院する時に着せるおくるみやくつ、おもちゃやお菓子を買ってきてくれた。。

いつでも生まれてもいいように。。。

お棺に入れられるように。。。。

そして2人になり、旦那と買ってきてくれたものを開けてみた。

ミッフィの布おもちゃセットに水色のミッキーの靴、赤ちゃん用のお菓子に
白いきれいなおくるみ。。。。

とってもかわいかった。。。

着せてあげたかった。。。

これで遊んで欲しかった。。。

こんな思いがこみ上げてきて2人で号泣。。。

そして、晴君に着せてあげるものを確認するために私の入院セットに入れていたベビー服などをあけて見る。

2人で選んだ水色のコムサのカバーオール、手作りのスタイ、布オムツ、
オムツカバー。。。。

1つとして一人では買わなかった。。。
すべて2人で選んだもの。。。
そして思い出がいっぱい詰まっているもの。。。
希望をこめて買ったものばかりだった。。。

2人とも涙が止まらない。。。

「ごめんね。。。晴君。。本当にごめんね。。。
　もっと遊びたかったな。。。
　これ着てかっこよく一緒にお散歩したかったなぁ。。
　パパもオムツの練習してたのにね。。。
　オムツさえも替えてあげられないんだね。。。。
　本当にごめんね。。。」

しばらく泣き崩れて旦那が
「頑張って絶対に幸せになろうな。。晴君の命を無駄にせんとこう。。」

と言ってくれた。

本当にこの一件で夫婦の絆や家族の絆が強まった気がした。

晴君はこの世に元気に生まれてくる事は出来なかったけど、本当にみんなに
いろんな事を学ばせてくれました。

そして、人と人のつながりを強く深くしてくれました。

本当に人の気持ちの分かるいい子だったね。。

本当にありがとう晴君。。。

この夜は疲れていて2人とも熟睡出来た。。

次へ♪

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