明日天気になぁーれっ~天使になった赤ちゃん~

晴君との本当のお別れ。。(後編)


天使ちゃんはね



晴君をお座敷に寝かせてから、旦那は晴君の右手。。。私は左手。。を持ち、

しばらくの時間を過ごした。。

何気の無い事を話しながら。。。

「こうやって歩きたかったな。。。」
旦那はそういった。。。

本当にそう思ったと同時に妊娠中にどうやって子供と3人で歩くのかを良く言い合っていた事を思い出した。。。

でも一瞬でもこうやって晴君と3人で手をつなげた事は今でもとってもいい思い出です。。。


昼食ものどを通らずとりあえず晴君と一緒にいたかった。。。

だってもうすぐこの肉体も晴君はお空に行ってしまうから。。。

そんな事を思うとまた号泣した。。。

そして、とうとうお寺の方がみえて晴君のお棺から離れなくちゃいけなくなった。

私はお経も分からないので泣き続けた。。。

とうとう。。晴君の体に触れる事が出来ない。。。

話しかけることも出来ない。。。。

お経が終わり火葬まで、1時間くらい時間があったのでまた蓋を開けてもらって

晴君に触り続けた。。。


私が泣いてばかりいると曇ってきていた空がまたまぶしいほどの晴天になった。。。

私はその光を見ながら少しずづ気持ちが晴れていった。。

旦那は
「きっと晴ママの気持ちが晴れて来たから晴君が天気にしてくれたんだよ。
 笑顔で送り出してあげよう。。。そうせんと晴君が悲しむよ。。。」
と言ってくれた。

その言葉を聞いて、私が頑張らないと晴君が心配で天国にいけない。。
と思い直し、少しずつ晴君に笑顔で話しかけることが出来るようになった。。

そして2人で
「2人で負けずに頑張るから。。。安心して天国にいってな。。。」
と誓った。。

そしてお棺に朝に書いた晴君へのお手紙をいれた。

すると義妹や義母さんや親戚のおばさんなども晴君に手紙を書いてくれてみんなで晴君にお手紙を入れた。。

「晴君はこんなに愛されていたんだよ!!良かったね。。天国で勉強して頑張って読んでね。。。」
と話した。。



そして、火葬の時間が迫ってきたので晴君のお棺の中にお花をそれぞれ入れていった。。

何度も
「晴君。。元気でね。。天国で幸せになってね。。。」
と言いながら入れ続けた。。。


きれいなお花に囲まれた晴君の顔は今までで一番かわいくきれいだった。。。

これなら天国にいけるかな。。。なんて思った。。
そして笑顔で最後のお別れをして笑顔で見送った。。。

火葬場に行くのはショックが大きいだろう。。。と私は行かなかった。

そして、旦那に晴君を任せてお願いして、晴君は車に乗っていってしまった。。。


お母さんも火葬場にいけたらよかったのに。。。本当にごめんね。。。

でもお父さんがついてるから。。。


本当に短い時間だったけどたくさんの幸せをありがとう。。。


そして、晴君は小さなつぼに入り帰ってきました。。

そして、私が勇気を出して晴君の遺骨を見られたのは四十九日の夜。。。

立派な骨をしていました。。。



次へσ(o・∀・o)♪ベビー



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