Brog Of Ropesu

Brog Of Ropesu

2011年11月01日
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カテゴリ: 些末な日常




BGM



====










~現在・???~









「ナーサリーライムプロジェクト……こんな笑えない冗談に”始まりの少女”の名前を付けるなんてどうしようもない程に愚劣なセンスね」










「……イシュトーは?」













「まだグロッキー気味。でも、吐くだけ吐いたから、もうしばらくしたら復帰出来ると思うぜ」







フラッ……












「……いえ、もう大丈夫です。迷惑かけるワケにもいきませんので」
















「……構わねぇよ。”アレ”は流石に俺もヨーヘイも……堪えた。

まだまだガキんちょのお前が”アレ”を見て平気の平左だったら、俺がブン殴ってるところだ」






















「……え? 曇気味ですが別に……うわっ!」








むぎゅっ!








「あーホントだー!こりゃ雨宿りしなきゃなぁ!ほら!行くぞ!イシュトー!早くしろ!馬鹿!」






むんずっ








「……わ、ちょっと! 引っ張らないで下さいよぉぉォォォ……」







ずるずるずる……













「認めない……絶対に認めないんだから…………!」

















「こんな……こんなワケの判らないぐっちゃぐちゃになった赤い塊があの子だっていうの?! 私は絶対に認めない!

こんなの……!こんな再会なんて……あんまりじゃない!!」








ぎゅっ










「……風邪ひくぞ。傘くらいなら、貸してやる」















……けど!けどっ!何で涙が止まらないかなぁ……。

今なら、赦してあげても良いかなって思ってたのにっ……!

結局!結局……!私が意地っ張りだったせいで!……つまらないプライドの所為で!最期まで仲直り……出来なかったじゃない……」







===








~数年前~




















「あら? どうしたの? お姉ちゃんはまだお仕事だよ?」









少年1(フラン弟1)「だから来たの!お姉ちゃんのお仕事中のかっくいーとこみたい!」




フラン弟2「みたいみたい!」





フラン妹「お姉ちゃんのお仕事は剣で悪い人をやっつけるんでしょ? あのね! 街のみんなも言ってたの! ”私たち、へーみんから きし になれるぜんれーなんてない”んだって! お姉ちゃんはとってもと~っても凄いんだって!」










「う~ん……ごめんね。お姉ちゃんもね、見せてあげたいのはやまやまだけど、まだ騎士になったばかりだからきちんとお仕事しなくちゃいけないの。だから今は見せられないかな~」







フラン弟1「だいじょぶ! お姉ちゃんがいつも遅くまで剣の稽古してるの知ってるもん! 頑張り屋のお姉ちゃんならすぐに偉くなれるよ!」






クシクシ……








「うん!お姉ちゃんガンバる! 早くアーサ様やミルファレーナ様の力にもなりたいし!」







コツコツ……







兵1「騒がしいと思ったら……何をしているフランチェスカ。交代の時間も守れんのか?」












「も、申し訳ありません! 直ちに持ち場に……!」








グリグリ……(足を踏み付ける)








兵1「……もうよい。元よりお前如きに何の期待もしていない。あれは家族か?」











「……っ!はい、そうですが……」








兵2「お前に似て品性の欠片も無い……宮の景観が損なわれたらたまったもんじゃない。さっさと追い出せ。

そもそもお前の様な平民風情がここにいる事自体がおかしいのだ。皇女様の寛大な登用に甘えるな、この売女が。

どんな手段で皇女様取り入ったかは存ぜぬが恥ずかしくはないのか?

……ああ、失礼。平民だからこその厚顔無恥であったな。判りきった事を聞いてしまってすまなかった」











「…………っ!」







フラン弟1「お姉ちゃんをイジメる悪いヤツめ! お前なんかお姉ちゃんがバビッとやってけてやるんだぞ!」















???「……さっきから見苦しわね。邪魔よ。視界に入らないでくれるぅ? みすぼらしいったらありゃしない」









兵1「おぉ! 貴殿もそう思われますか? 少々お待ち下され、今どけますので」












「何か勘違いしてなぁい? ウザったいのはアンタよぉ? さ、解ったら早く私の視界から消えなさい」









兵2「貴様……! その侮辱、国家の僕である我々への反抗。即ち、国家への反逆と受け取ったぞ! 私は女子供であろうと秩序の為なれば、容赦はしない!」











「誰が? 誰への恣意行為ですって? そんだけ平民平民連呼する以上、アンタらも貴族の端くれでしょう? 私が誰だか解らないのぉ?


雑兵風情が分を弁えなさい!アンタの僭称たる侮蔑は許されざる大罪よ!」












兵2「貴様の事なぞ知るか! 待っていろ!今応援を……」







兵1「おい……!おい!コイツは……いや、このお方はリーガッセン家の……。

ラスティーア地方総領主殿! 来度の非礼お詫び申し上げます。……どうか、この場は何卒、お納め願いたい」











「ん?別にぃ?どうもしないわよぉ? 思えば私も貴殿を侮辱したしね。お相子お相子」






兵1「……それでは!」











「……ならば、名誉を……家名を穢されたら、決闘をもって祓うのが、我々貴族のルールでしょう?

さ、剣を取りなさい。掟に基づいて、いざ尋常に参りましょう。アンタらの言う”化物”の技……とくとご覧あれ」








チャキッ!







兵1「ひぃいいい!何卒!何卒!命だけはご勘弁を!……おい!相棒!お前も謝罪しろ!」











「もう一人のお友達は見捨ててとっくに逃げ出したわよぉ?……無様で惨めね。

誇りを持たぬモノに貴族を名乗る資格は無いわ。斬る価値も無い雑種風情が!目障りよ。迅速に視界から失せなさい!」








兵1「はぃいいい!!」






ダッ!











「ホント、くっだらなぁい……よってたかって自分よりも弱い立場にいる者しか攻撃できないのね」









「ひっく……申し訳ありませんミルファレーナ様……えぐ……私の所為でお貌に泥を塗ってしまいました……」






フラン弟1「ひっく!お姉ちゃん泣かないでよ!僕も悲しくなっちゃうよ!うえ~ん!!」







フラン弟2「びゃぁああああ!」





フラン妹「うぇええええ~ん!」












「……ったく。アンタらもいい加減泣き止みなさいよ。鬱陶しいわね」










「私がまだまだ弱いから……もっともっと強くならないと。もっともっともっと……!」










「……これ、あげるわ。だからとっとと泣き止みなさい」






フラン弟1「……? カッコイイお姉ちゃん! これなぁに?」










「……マカロンっていうお菓子よ。庶民の口には馴染まないかも知れないから、マズかったら捨ててもいいわよ」











フラン弟2「ホカホカしておいし~い!」








フラン妹「こんなの見た事ないよ!……もしかしてお姉ちゃんが作ったの? すっごーい!すごーい!」










「……さて、どうかしらね。そんな事どうでもいいでしょう?」










「……少し落ち着きました。来度の情状には無限の感謝を。礼が遅れた事、大変申し訳ありません。貴女は……」











「私はシャルメロン。かたっくるしいのは苦手だし、シャルゥでいいわよ」











「私は……」












「フランチェスカでしょう?

知っているわよん? 毎晩毎晩、宮の稽古場で無様で滑稽な見苦しい剣を見せてくれるからね」













続く






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最終更新日  2011年11月01日 22時33分33秒
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