野性的な愛?



私の中でアメリカ人の男性ってどんなイメージが
あっただろう?

アメリカ映画の中で見ると女性の耳元で
I love you honey.とか
You are so beautiful.
なんて甘い言葉をささやくシーンが多いし
愛情表現を全身で表現する…
そんなイメージがずっとありました。

でも現実は違っていました。
家のだんなの愛情表現は明治時代の日本人男性か
原生林に住む肉食動物並み。

アメリカ映画に出てくるアメリカ人男性とは
ちょっと…いいえ!
すごく違っていました。

大体付き合ったばかりの一番ラブラブの頃でさえ
アイ・ラブ・ユーなんて言葉聞いたこともない。

アメリカ人のだんな様を持つ人が
これを読んだらきっと、
え~~~信じられなぁ~い。
彼本当にアメリカ人なの?と聞かれそう。

何が明治時代の男性かって
彼いわく、

愛しているなんて言葉は薄っぺらだ!
そんな事は僕の態度を見ていればわかるだろう?
僕が君にしてあげてる事を考えてごらん?

新婚時代にどうして私に愛してると言わないの?
と聞いた私への答えです。
正直、呆れました。

そう言えば昔「ゴースト」という映画の中で
もいたよね。
愛してると言ってくれない彼。

何が原生林の肉食動物並みかって、
話せば長いけど、
例えば今日アメリカはマザーズ・ディ。
私が今日は母の日よ、覚えてる?
と聞いたら彼はこうほざいた。

えっ!サーフィンにいけないじゃないか!
ついてないよ。

冗談にしてもふざけてる。

機嫌を悪くした私は二階でテレビをずっと見てたの。
台所で2時間位ガタガタと音がするなと思ったら
自信たっぷりな顔で私にディナーを
運んできてくれた。

「これはとっても上等のステーキなんだ
お腹すいたら食べてね」

普段、料理しない彼にしてはアスパラガスや
メキャベツ添えの見栄え良い上等な出来。

機嫌を直して食事をしたら、又2階にやってきた。
やっとこさで平らげた私のお皿に
彼は肉の一切れを又ドサッと乗せた。
(-_-;)ふ~お腹一杯

This is the best part of my meat!
これは僕のお肉の一番美味しい部分だよ!

その種類のお肉には脂肪の近くに一番やわらかくて
美味しい部分があるの。
家のだんなはいつもその部分を
大切そうに食べる。

その美味しい部分を今日は
私の皿に惜しげもなく全部乗せた。

まさしくそれは親ライオンが獲物の美味しい
お肉を子供ライオンに差し出すような感じ。

これが彼の私に対する感謝の意味。
母の日おめでとう!の気持ちが込められてる。
8年近く一緒にいて理解するのに苦労した。
肉食動物の愛情表現と同じなんだもの。

I love you honey!
Happy mothers day (^_^)ε^ )チュ
他のアメリカ人の家庭はこんな感じなのかな?

家はそんな言葉も態度もないけど
それでも一応喜ぶべきなのかな?

今日はディナーも作って、お皿も洗って、
本当は私の番なのに子供をお風呂に入れた家のだんな。
今日私を怒らせた事を気にしていたのかな。

二人で育てよう!



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