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葉月プラスこうさぎの部屋
第六話~第十話
船に乗ってから、蒼梧はほとんと口をきかない状態だった。
どうも、口を開くと中身が出てくると思ってる様でもある。
「酔い止めは飲んだんだよね?」
コクリ。
「まだ暫くかかるから、ちょっと寝てるといいよ」
本当に??と疑ってる様な目で見ている。
「酔いそうな時には寝てる方がいいんだから。大丈夫。」
「グルルル・・・」
心配そうに十夜も見ている。
ギュ~っと十夜に抱きついてた。寝る様に顔を押し付けている。
暫くすると、薬のせいもあるんだろうけど、スースーと寝息が聞こえてきた。
「やっと、寝たみたいだね。
ちょっと息抜きしてくるから、十夜頼んだよ。」
「ガルルル」
やっと、船が種子島の西之表港に到着した。
船から車を下ろしても暫く蒼梧は寝ていた。
よほど大量に飲んだんだろうか?というぐらいだったが、
蒼梧の体質もあるのだが、薬が効きやすいみたいで、普通の量でも多いぐらいだった。
暫くして、目が覚めたらしい。
「ん?ここは?」
ちょっと寝ぼけているみたいだった。いつも寝起きは悪いのだが、今はマシか?
「やっと、種子島に到着したよ。
さて、小鉄が出した手紙の住所に向かうか。
手掛かりはそれぐらいだからね・・・」
「やっと、小鉄に会えるのね。
ちゃんと食べてるかなぁ~?」
「まぁ、手紙を出してくれるぐらいだから
ひどい扱いは受けてないとは思うけど。」
といいながら、慣れた手つきで車を走らせている。
「そうよね?
でも、おかしくない?手紙出させるなんて。
もしかしたら、罠だったりして!!きゃぁぁぁ~~」
と、十夜に抱きつきながら、はしゃいでいる。
「はぁぁ・・・もしかして、蒼梧ちゃん、かなり楽しんでないかい?」
ドキっ。
「そ・・・そんな事ある訳ないじゃない!
小鉄が心配にきまっててよ??」
それじゃぁ思いっきり動揺しているのが、バレバレだ。
「まぁ、いいけどね。」
それだけ言うと、稲童丸氏は黙ってしまった。
後部座席の二人はガタガタ震えているのだった。
暫く走っていると、目の前に発射台が見えてきた。
日本でロケットを打ち上げる唯一の場所、種子島宇宙センターである。
「蒼梧ちゃん、宇宙センターが見えてきたよ。」
「え?何なに?」
後部座席で震えていた2人が前の座席に寄ってきた。
「へぇ~あれが打ち上げる所なのね?」
「そうだね。まだ、しばらくは、打ち上げがないみたいだけど。」
「ふぅぅ~ん。」
~中途半端だけども第七話に続く。。。~
「さて、住所はここら辺りなんだけども・・・」
「太郎ちゃん、間違いない!と思うわよ?」
「どうしてだい?」
「だって、さっきからず~~~っと同じ塀が続いているもの。
それにね、十夜が反応してるもの。」
「じゃぁ、確かなんだろうね。
ここら辺りに車止めて様子をみてみようか・・・」
「そうね。で?こっから入るのかしら?」
と、横にある塀の高さを見ながらフンフンと言っている。
「この高さなら、大丈夫よ?」
何が大丈夫なのか・・・飛び越す気満々の様だ。
「いや、そうしたいけども・・・まだダメだよ。
良く見てごらん、あそこに警報機があるだろう?
あれに黙って貰わなきゃ、こっちの身が危なくなるからね。」
ニヤリ。流石、裏の世界にいただけの事はある。
普通の人が気がつかない物にきがつく。
「そぉ~ねぇ。じゃぁ、十夜を潜入させるっていうのは、どうかしら?」
「ダメだな・・・ちょっと目立ちすぎるね。十夜は大きいし、夜じゃないからね。」
「ダメなんだって、十夜。ヤル気マンマンなのにね。」
いやいや・・・それはおまえだけだって、と心の中で思ってるかもしれない。
その頃、塀の向こうの屋敷内では・・・
「ちょっと!まだ来ぃーへんやん?いったいいつになったら来るんや?」
「わからへん・・・でも、きっと兄ちゃんの事やからスグ来てくれる・・・はず・・・や」
「ご丁寧に、ここの住所まで書いてあげてるのに?
待ちくたびれたわよ。全く!
このわたくしを待たせるなんていい度胸やで!!」
そう言った少女に見下ろされる形で小鉄は柱に後ろでにくくりつけられた状態でブルブルと震えていた。
見た目はそう怖そうには見えないのだが・・・この小鉄が恐れるぐらいなのだから
この少女きっと曲者である。
関西弁を話しているのが、少々気になる所だが・・・
間違いなく、ここは種子島である。
「きっと、きてくれるんや。」
ブツブツと呪文の様に言っている。
が、一瞬外に止まった車の音を聞いた小鉄の表情がパァ~っと明るくなった。
「やっぱ、来てくれたんや!兄ちゃん!!」
普通の人間では聞き取れない程の音だ。道からこの部屋までかなり距離がある。
だが、この小鉄の耳には普通に聞こえているようだった。
「はぁ?何急に騒いでんのよ。誰が来たって?誰もおれへんやん。」
「誰って兄ちゃんや!あ、蒼梧ちゃんもや。あ~あと・・・・
あうう~苦手な十夜まで来てるわ。どないしょ・・・」
状況を飲み込めない少女が苛立ってる様に声を段々荒げていく。
「だから!何急に騒いでんのよ!あんたは!気持ち悪いわね!」
「わからへんのん?すぐそこまで来てるで、皆。」
「?!何ですって?本当なんやろうな、それは。
嘘やったらどないすんの?」
「そんな事ない。この音とにおいを間違えるはずないもん」
「そう・・・じゃぁ、丁重にお迎えしなあかんね」
というと、スタスタと小鉄を置いて部屋を出ていくのだった。
「兄ちゃん・・・蒼梧ちゃん大丈夫かなぁ~」
ちょっとだけ心配そうに窓の外を見るのだった。
~第八話に続くはず。。。~
「ねぇ太郎ちゃん、気のせい?何か横騒がしくなってない?」
「気のせいじゃないね、蒼梧ちゃん。前みてごらん」
「あら?何もしてないのに?残念だわ、全く。」
いつの間にか車は黒服のいかがわしい感じの男達に囲まれていたのだった。
「どうすんの?太郎ちゃん。」
こういう状況だというのに、平然としている車の中の人間達・・・
どんな心臓をしているのか?
「ま、いったん降りますか。」
というと、手をあげ降参のポーズをとりながら稲童丸氏がまず車から降りる。
そのとたん周りを囲まれる。
続いて蒼梧が降りようとした時、先に十夜がズイっと降りだった。
一瞬空気が張り詰め、逆に取り囲む輪の大きさがズサっと広がった。
が、次の瞬間輪が縮まる。
「十夜お坐り。」
の一言で、蒼梧の横にちゃんとお坐りをしたのだった。
中には、表情には出ていないが、
『きっとこれは黒豹に見えるが、実は大きい黒い猫か犬なんじゃ?』と。
残念ですが、これは紛れもなく黒豹です。犬の様ですが、黒豹です。
黒服軍団の中のリーダーらしき人物が声をかけてきた。
「奥でお嬢様がお待ちだ。さっさと歩け。」
「んま!聞いた太郎ちゃん。お嬢様だって!悪いわねぇ~」
「そ・・・蒼梧ちゃん?今の状況わかってるかな?」
「太郎ちゃんらしくない言葉ね。どうしちゃったの?
約束通りおとなしくしてるけど・・・」
黒服軍団は自分達の存在を無視したかの様な態度の蒼梧に驚きを隠せなかった。
「蒼梧ちゃん・・・まだここに小鉄が無事でいるかって事がはっきりしない以上
おとなしくしてる方が無難だからね。お願いだから問題起こさない様に。」
と、くぎをさされてしまった。
プク~とほっぺたを膨らませて不満顔の蒼梧だったが
しぶしぶ、いう事に従って屋敷の中に入っていくのだった。
「やっぱ、兄ちゃん達や!どんどんにおいがきつうなってきてる!
ほんまに来てくれたんやぁ~~」
一人部屋の中に取り残されてた小鉄。ちょっとウルウルしている。
その瞬間、部屋のドアがガチャリと開かれた。
「「小鉄!大丈夫だった?」」
「「兄ちゃん!」」
小鉄と蒼梧が言うのが同時だった・・・
だが、蒼梧は聞き逃してはいなかった。
「ちょっと!小鉄!!何で太郎ちゃんだけなの?私は??」
「あ、蒼梧ちゃんも。」
「きぃぃ~何つけたしてんのよ!心配してたのに!」
周りの人間はあっけにとられて、しばし無言で立ちつくしてしまっている・・・
が、それも一瞬だった。
二人が話?をしている間に、この部屋に入ってきた少女が、
腰に手を当て仁王立ちして、スウっと息を吸い込むと・・・
「ちょっと!あんた達何このわたくしを無視して会話してんねん!!
いいかげんにしいや!」
かなりのご立腹状態らしい。
「?誰、この人。小鉄知り合い?な訳ないわよねぇ。」
ケタケタと笑いながら蒼梧が言った。
一瞬空気が張り詰める・・・
「仕方ないから、こっちから名乗ったげるわ。
わたくしの名前はな・・・
と、言いかけた瞬間、横から稲童丸氏が、
「この人は、南種ヶ之島 緋瑪乃さんだよ。」
(※みなみたねがのしま ひめのって読みます。)
小鉄、蒼梧・・・はい?!って感じで固まる。
「ちょっ、ちょっと待って?何で太郎ちゃんが、こいつ知ってるのよ?」
かなり動揺している蒼梧と対象的に、落ち着きはらってる稲童丸氏。
「いや、少し前に蒼梧ちゃんのおじさんから、見合いって話っていわれてね。
その相手の人が、彼女ってわけ。だから知ってるんだよ。」
~第九話に続く・・・~
「はぁ?この子と太郎ちゃんがお見合い??信じらんない!しかも聞いてないし。」
「住所と名前みて、まさかと思ったけどね。」
「じゃぁ、何で小鉄がここにいるのよ?関係ないじゃない」
「なんでや?関係あるやん、思いっきり。」
と、黙っていた緋瑪乃がきっぱり言い切った。
「「思いっきりぃ??」」
小鉄、蒼梧がはもってしまった。
「この子は、稲童丸様をここに呼ぶエサなんやから。関係あるやろ。」
「「エサぁ??」」
又々はもっている。
「こんな事しなくても、近々来たのに。」
「うそや。来てくれるはずないやん!わたくしきいたんやで?
全くわたくしなんかに興味が無いって言ってたって。」
言葉のキツサの割に、少女らしい発言の上、目が心なしか潤んでいる。
一同、稲童丸氏の反応をみる為に一斉にみる。
だがしかし、当の稲童丸氏は、焦る事もなく微笑んでいる。
恐るべし心臓・・・というか、度胸の持ち主。それとも相当場数を踏んでいるのか??
その稲童丸氏が口を開いた。
「でも、これはちょっとやりすぎなんじゃないかな?緋瑪乃ちゃん。」
「だって・・・こうでもせーへんかったら・・・あわらへんかったし・・・」
それだけ言うと、涙をこらえてうつむいてしまった。
「それと、小鉄?何度も知らない人について行っちゃいけないって話したよね?
守れなかったのかな?」
ビクっとなる小鉄。よほど怖いらしい・・・
「ちゃうねんで?にいちゃん。」
「言い分けがあるのかい?」
「あううう・・・てか、このねえちゃんと、蒼梧ちゃん似てるやろ?
匂いがちゃうんやけど、似てんねん。で、気がついたらここに来ててん。
ついて来たんちゃうで?」
「でも、禁止してた右手を使わなかったのは偉かったね。」
「えへへへ。」
誉められて、かなり嬉しげな小鉄。
が、そこで蒼梧がすかさず・・・
「使えばよかったんじゃない?そしたらこんな所簡単だったんじゃ?」
「そんなんあかんって!使ったらあかんって言われてるんやから!
言いつけは守らなあかんねんで!針千本飲まなあかんねんで!」
と、言ってる拍子に小鉄の右手首のリストが引っ掛かって外れてしまった。
瞬間ぐるぐる巻きにされてたロープがなんなくブチっと切れた。
事情が飲み込めない周りの人間がズサっと距離を開ける。
「あ!やってもた・・・あう~~~」
そんな事全く関係なさげに、蒼梧がかけよる。
「いいのよ、小鉄。気にしない!弱かったのよロープが!」
ちょっと周りの反応で悲しげな表情の小鉄に蒼梧がフォローする。
「どないしよ?」
「いいの、ほっといて。それより右手貸しなさいよ。」
と、外れてしまったリストを拾い、小鉄の右手首に巻きなおしてあげている。
「ほら、これでいいでしょ?止め金壊れなくってよかったわね。」
少し手をブンブンとふってみる。
「ありがと、蒼梧ちゃん。大丈夫やわ。」
「全く信じられないわよね。こんなリストで怪力が制御されるなんてさ。」
~第十話に続く。~
「何やのん、制御とか、このバカ力といい・・・。説明してや。訳わからへんわ。」
恐る恐る緋瑪乃が話し掛けてきた。
身の危険を感じるのか、距離はあけたままだが。
「えっとぉ~~・・・どう言ったらええん?なぁ、にいちゃん。」
一生懸命説明しようとする小鉄だが、稲童丸に助けを求めている。
「そうだね、かわりに俺が説明した方がわかりやすいのかな?」
「誰が説明してもエエけど、わかる様にしたってくれるか。」
怖い割には、ちょっと偉そうな態度である、流石お嬢様!
「じゃぁ、いちから話すと長くなるから、質問形式にしようか。」
小鉄にかわって、稲童丸が切り出した。
「質問形式?なんですのん、それは。」
「聞かれた事だけ答えるってこと。その方がわかりやすいだろ?
緋瑪乃ちゃんが疑問に思った事だけを聞いてくれればいいんだよ。」
と、いう風に説明をしているが、実のところは、
正直、出来るだけ小鉄の事は秘密にしておきたかった。
いや、秘密にしておかなくてはいけなかった。
こんな形で表立ってしまっては、これからの生活にも何らかの
支障がでると判断した、稲童丸の機転でもあったが・・・
相手が、単純でよかったと言うべきか。
「じゃぁ、単刀直入に聞きますわ、この小鉄って太郎さんの何です?」
さっきまで、しおらしくしていた人物とは思えない程堂々としている。
ひらきなおり・・・だろうか。
「大事な家族の一員かな?」
「家族!もしかして隠し子なんて事じゃ?!」
「まだ、そんな年じゃないんだけどね。訳あって預かっているんだよ。」
「訳って?」
「それは・・・」
と答えようとした瞬間、横から小鉄が口をはさんだ。
「俺を拾ってくれてん。研究所から逃げ出した時や。な!にいちゃん。」
「?研究所から逃げ出した??」
「わ~~違うでしょ?小鉄!あたしんちの親戚の遠縁でしょ?」
慌てて蒼梧もフォローに入った。
実のところ、小鉄はバイオ研究をしているある研究所で人工的に作られた人間だった。
耳や鼻が利くのも、狼の遺伝子の掛け合わせの為、身についているものだ。
あと、右手だけ手が加えられていて、人の50倍の力が発揮できる様になっている。
先ほど、外れてしまったリストがその力を押えるものだった。
兵器用として極秘に作られていたのだが、最終段階で脱走して今に至る。
そして、その事を知っているのは、偶然助けた稲童丸と蒼梧と、蒼梧の父だけだった。
今までその事が知られない様に努力してきたのに・・・
これ以上知られては、逆に緋瑪乃達にも危害が加わる可能性もある。
ただでさえ、今まで何度も危ない目にあっていた。
「俺、蒼梧ちゃんとこの親戚やったっけ?」モゴ!
稲童丸、蒼梧に口を塞がれてジタバタしている小鉄。
「「でしょ?」」
今度は稲童丸も一緒に蒼梧と言っていた。
「何かかなり怪しいけど、この子んとこの親戚なんやね?」
納得はしてなさげだが・・・
「じゃぁ、次はこの子や。」
と、蒼梧を指さした。
「へ?私??」
当の蒼梧はビックリしている。
「私は・・・」
言いかけてるところに、又稲童丸が説明しだす。
~第十一話に続く・・・~
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