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2007.12.04
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カテゴリ: 家族・夫婦
皆さん、こんにちは。このブログ、本当にご無沙汰してしまいました。


夫や家族と一緒にいろいろと考えた末、夫の実家で出産することを決め、

10月の初めに日本から移動しました。それから夫の実家にお世話になること、

約2ヶ月。一週間前に出産しました。


遠いアフリカで仕事をしている夫は、出産予定日を目安に、12月初めに到着

することになっていました。夫が到着してから出産したかった私は、毎日の

ようにお腹の赤ちゃんに話しかけていました。早くこの世の中に出て来たい

かもしれないけれど、良かったらお父さんが来るまで待ってあげてね。

お父さん、あなたが生まれてくるのに立ち会うのをとても楽しみにしている




だから、予定日より一週間以上早く陣痛が始まった時は、少し複雑な気持ち

でした。ついに生まれるんだ、という喜びやドキドキした気持ちと、夫の到着が

間に合わなかったことの残念さとが胸の中で交錯しました。


とうとう、出てくることに決めたのね。そんなにまで、早くこの世の中を見て

みたいのね……。定期的にやってくる陣痛で眠れなかったその夜、赤ちゃんに

話しかけながらふと、廊下の天窓から光が差し込んでいるのに気がつきました。

見上げると、満月がこうこうと光を放っていました。めったに見られないような、

澄んだくもりのない月でした。気が高ぶっていたせいもあったのでしょうが、

何か特別な神秘的な美しさを感じさせる夜でした。赤ちゃんがその夜を選んで

生まれてくるのが、何となく分かるような気がしました。


翌朝赴いた病院で無事に出産しました。初めて我が娘と対面し、感動と興奮で



やはり体力的に少々ハード。夫の家族の全面的なサポートがあっても、寝不足と

疲労でぐったりすることもありました。この世に出てきたばかりの赤ちゃんは、

やはりお腹の中の環境とのあまりの違いにとまどうのか、ひどく心細そうに泣いたり、

少しのことで緊張してしまったりすることがあります。そんな姿を見ていると、

上手に対応して安心させてあげたいと思いつつ、何をどうしていいのか分からない




こんな私でも、この先ずっとやっていけるのかな……。そんな弱気になることも

ありました。夜中、慣れない授乳に疲れて、ふと天窓を見上げると、ちょうど陣痛が

始まったあの夜と同じように、月が見えるのでした。毎夜、少しずつ欠けていく月を、

名残惜しいような、いとおしいような気持ちで眺めました。あの夜の特別に美しい

満月をもう一度見たい思いに駆られながら。そうすると、なぜか不思議に心が癒され、

眠れぬ長い夜を何とか乗り切ることができるのでした。


娘には月にちなんだ名前をつけることにしました。心身ともにあの夜の満月のような

美しさを持った子に育ってくれることを祈りつつ。彼女がこれから私たち夫婦に

どんな喜びをもたらしてくれるか、そして私たち夫婦が彼女の人生にどのように

役立てるか、楽しみです。





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Last updated  2007.12.04 12:31:47
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