Heikの狂暴温泉芸者

Heikの狂暴温泉芸者

2015年05月27日
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昨日は京都文化博物館にて、ドキュメンタリー映画の名作と誉れの高い【東京オリンピック】を
観てきました。アジアで初のオリンピック開催となり、日本という国が、国民が、イベントを
支えた裏方で働く人々が、いかに熱狂と情熱を燃やしたかが、よく伝わってきた作品でした。
1965年(昭和40)東宝作品、実に169分という膨大な上映時間でした。確かにオリンピック
という国をあげてのイベントを収録・記録するには、これでもまだ時間が足りないくらいの
ものです。選手たちの人間味・生活感・存在感さえリアルに伝わってきました。でも競技によって
割かれる時間の長短の意味がよく分かりませんでした。独特に放たれる日本の習俗・民族感が
私にとってはまるで、他のアジアの国民的祝祭のように目に映り、違和感は最後まで払拭されずに
終わりました。これって果たして「名作」なのでしょうか。ふんだんに回されたフィルム、

トボトボと歩いて帰途につく深夜、なんだかしっくりこない異物感がどうしても抜けません。
これが時代の隔たりというものなのでしょうか。まぁとにかくこの難物をひとつの作品として
まとめ上げた市川崑監督、そして映画の裏方に回った映画制作者の沢山の方々のご苦労に関しては
大いに敬意を表したい気分です。今度改めて開催される東京オリンピック。それにどれほどの
大変な労苦が費やされるか、莫大な予算が費やされるかと思うと、目がクラクラしそうです。夢・
時代の徒花・コマーシャリズム・ドーピング問題などなど含めて、清濁併せ呑んで私たちは
新しいオリンピックを目撃・体験・体感することになるのでしょうね。

~1964年10月10日から24日まで日本で開催された東京オリンピックを収めた超長編記録映画。
この作品は、オリンピック規約に基づいて公式に記録するために企画された。決定的瞬間を記録
するために記録映画映画界・劇映画界から集められたキャメラマンは164名、18mmから
2,000mmのレンズを使用し、用意されたキャメラは103台、撮影されたフィルムは

起用し、撮影も劇映画の名匠・宮川一夫を総撮影監督に据えた。それまでのオリンピック公式記録
映画の枠を取り去り、競技の勝敗や我が国の選手の活躍を記録することよりも、トップ・
アスリートたちの美しさと人間性を表現することに焦点が当てられた。後にこの制作態度は
「芸術作品か記録映画か」という国民的論争を巻き起こした。~





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最終更新日  2015年05月27日 13時58分43秒
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