弱者の幸福



 そのような態度は、金で人の横面張り倒す金持ちや、権力をかさに他人をコントロールしようとする政治家、会社での地位立場を利用して人の人格に土足で上がりこむ輩、等々となんら変わりない。

 かく言う私も、借金はある。財産はない。

 しかし、生活と正面から向き合うつもりだ。

 ゲーテも言っている。
「自由も生活も、日毎にこれを闘い取ってこそ、
 これを享受するに値する人間といえるのだ」
(「ファウスト」)


 困っている人を助けたいと思うのは当然のことだし、そのような人たちに福祉が行き渡って欲しいと願うのも自然なことだ。問題は、自分が弱者でもないのにその場しのぎに「弱者」になるものがいる、ということである。





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