コーヒーは飲めません

コーヒーは飲めません

2007.07.30
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透明の箱があります。

今、この箱の中身によって、
耳垢のタイプが決まるとしましょう。


この箱にはボールが2つ入ります。

今、箱に入れられるボールは、
赤(=W)と青(=w)の2種類があります。


箱に入れる組み合わせとしては

赤・赤(=WW)か

赤・青(=Ww)

になります。


入れたボールによって箱の色は変わりますよね。

両方赤を入れれば赤い箱になるし、
両方青を入れれば青い箱になります。


ここで、「W」というのはしっとりにする遺伝子です。

「w」というのはかさかさにする遺伝子です。


つまり、WW(赤赤)という遺伝子の組み合わせを作れば
耳垢はしっとりタイプになるし、
ww(青青)という組み合わせを作れば
耳垢はかさかさタイプになる、



では最後のWw(赤青)という組み合わせは
どうなるのか。


普通に赤と青の絵の具を混ぜたら紫になります。

耳垢もそうなるか?

左耳はしっとりで、右耳はかさかさとか。




「W」と「w」が1つずつ組み合わさったとき、
「W」の形質が優先されてしまいます。

ですから、「Ww」の人の耳垢は
しっとりタイプ、になります。


赤と青のボールが入ってても、
1つ赤いボールがあると箱は赤く染まってしまう、
ということです。


つまりこれが「優性」ということです。

「W=しっとり」と「w=かさかさ」が一緒になると、
表向き目に見えて現れる形質は、「W=しっとり」の方だけである、
ということ。


W>w というふうに考えれば分かりやすいでしょうか。

「W」があったら、必ず「W」の形質が
表に出てしまう、ということです。


これが「メンデルの法則」といわれるものです。


他に分かりやすいところでいうと、目の色なんかもそうです。

たとえば、日本人の瞳は黒ですが、、
外国の方には青い方もいらっしゃいます。


瞳の色素を決定する遺伝子は、黒が青よりも優性です。

黒い目の方が子供に現れやすい、ということです。


まぶたでいうなら、
二重と一重では、二重のが優性。


普通の「遺伝」というのは
このように決まっていくのですが、
通常赤か青しかこないところに、
まれに、緑のボールが入ったりします。


そんなふうに、全然違う変化がいきなり起きてしまった遺伝を
「突然変異」と言います。


アルビノと言われる動物などはその典型例です。

体色がなくて、真っ白に生まれた個体を
アルビノと言います。


分かりやすいとこだと白ヘビがそうです。

ホワイトタイガーとか、ホワイトライオンとか
たまにいますが、ああいうのもそうです。


アルビノは、通常あるはずの
「体の色を表す遺伝子」に突然変異がおきて、
色が出る予定のものが、出なくなってしまったものなのです。


生物の体というのは、こんなふうにして、
形質が決まっていくのです。


他にも、三毛猫の♂がいない理由や、
AB型からO型の子供が生まれない理由、
その他諸々、こういった遺伝子の話で解明できます。

ちなみに、同性愛も遺伝子上の問題なんだそうですよ。





で。

一番最初の画像、意味不明な方は、
画像にカーソル合わせてください。


あたしも、頭固いなあ。














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最終更新日  2007.07.30 15:48:55
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