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August 11, 2004
カテゴリ： 詩
音もなく淋しくなる。
それは、時を重ねるたびに
だんだん欠けていくから。
天気はいつも気ままだけど、北風の溜息は続く。
ひとりの散歩にマフラーは泳ぐ。
視線は地面へ。そこには欠けていく月
子供の頃の自分、思い返してみる。私は満月だったのかな？
もっとうまく もっとやさしく 世界、信じていたかもね。
月が欠けた部分を見ると
音もなく さみしくなる。
雨でもないのに、水溜りに靴が浸る寒さ。
この頃の自分、思い返してみる。
私は境界線を探す。
あんな嘘と、こんな本当を、区切る、境目の場所を。
私は欠けていく月。明と暗で「本当」を探す。
子供の自分の作文が本棚にあった。
私は私の言葉を咀嚼する。
それは、私が私であった時の詩。
そこで、私は私と出会った。
ベンチ横切る風も紳士めいてくるから
視線を空へ。そこには満ちていく月。
もっとうまく もっとやさしく、信じる。自分を、世界を。
今日の私は満月。そこに、うそもほんとうもない。
ただ私はここにいる。
空に向かって笑ってみせる。
私は満ちていく月。
もっとうまく もっとやさしく、信じる。自分を、世界を。
月が欠けた部分を見ると
私は、勇気が出る。
それは、時を重ねるたびに
だんだん満ちていくから。
私も、満たしていくから。
―――――――――――――――――――――
日記の更新が出来ないので（時間の都合で）、
たまたま見つけた、僕の詩をのってけておきます。
折角来てくれた人に悪いしね、って事で。
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