ひだまりじょさんいん

ひだまりじょさんいん

私の恩師と学びの場


人生のよき相談相手でもあります。

昔産んだ人までが、何年もたって大きくなった子どものことを
相談に来たりするのです。

これは助産師として本当にすごいことだと思っています。

仕事に対して一途で、お母さんと赤ちゃんという2つのいのちに対する責任に
常に、真剣に向きあっておられる。

それに関しては何年も開業助産師としてキャリアをつんだ今も昔も変わっていないと私は思います。

人間的にすごく大きな暖かさをもった人です。

学生の頃、病院に就職してからも、暇を見つけては勉強に、
M助産院に通わせてもらっていました。

行けることが楽しかったし、先生に会えるのが嬉しかった。

M先生のところにいくときは、まず電話を入れます。
勉強したいとくる人をM先生が断ることはありません。
勉強したいという人皆に対して同じように接してくれています。

私が疑問に思ったことを聞くと、わかるまで、絵で書いたり、
道具を使ったりして丁寧に教えてくれます。

人に何かを伝えるための工夫が徹底してます。

手作りの毛糸で編んだ子宮、針金で作ってパンストを巻いた骨盤の模型、
骨重がわかるボール、手作りの20週くらいの赤ちゃんと胎盤など。
そんな道具を使って丁寧にわかるまで説明してくれます。

妊婦さんに対しても同じ。丁寧に、わかる言葉で説明をされます。

「その人がわからないのは指導の仕方がわるいからや」とよくおしえられました。

例えば赤ちゃんの位置、逆子になった人に対して、なぜ逆子体操が必要か、
どういう状態で赤ちゃんが治るからというのを人形を使って説明をします。

言葉だけではなぜ逆子体操が必要でどうして赤ちゃんが回るかいまいちよくわからないので、教えたやり方と違うやり方に結果的になっていたりすることがあります。
「こんな感じで逆子体操しているのですけれどこれでいいのですか?」
となぜかよそで出産する妊婦さんに聞かれることも良くあります。

人形を使って時間をかけて説明すると納得してもらえるので
正しいやり方で続けてもらえます。

私は、病院時代には、「実際に体操して見せる場所がないから実際にやってみせることができない」とか、「紙に書いて説明するからわかってもらっている」というのはこちらの思い込みだったことに気がつきました。

人の思い込みってこわいです。

先生は勉強会にもよく出ていかれます。70才を越えて(あ、いってしまった)勉強会で得た新しい知識を、実践に活かせるというのは、考え方が柔軟なのだと思います。妊産婦さんに良いということは何でも取り入れる。「良いということはなんでもやってみたら」は口癖です。

小学校にあがるくらいの子どもを連れて、自分の子に生まれた場所を見せてやりたい、取り上げてくれた人にあわせてあげたいという人もよく尋ねて来こられます。

こういうひとたちを見ると、私もいつかはこうなりたいと思うのです。
一生懸命2つのいのちに向き合った結果だと思うのです。

流産してしまった人に対する気遣いもすごいと思うところがあります。
流産していることがわかった人に対しては、自然と言葉と体で共感されています。
自然と、相手の人を抱きしめておられるのです。
「つらかったね、つらかったね」と・・。

流産された方は少し気持ちが落ち着いたらお礼を言いに来られます。
そして、また妊娠したらお願いしますといって帰っていかれるのです。

なかなかない光景だとおもいます。

そんなときは、ひとのあたたかさとやさしさを感じます。

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