熊本 ひかりゼミナールのブログ

熊本 ひかりゼミナールのブログ

2025/04/26
XML
カテゴリ: 高校入試情報
文部科学省は、公立高校入試で
一つの高校しか受験できない「単願制」の
見直しに向けた検討を始める。
複数の高校を志願でき、
志望順位と入試の点数などに基づいて
​自動的に合格先を割り振る
​「デジタル併願制」​ 導入の可否を​

デジタル庁と探る。

4/23毎日新聞​ yahooニュース ​より​​


先日与党で合意した
私立高校の所得制限なしの
授業料無償化に続いての
高校教育の改革のニュース。

7月に行われる参議院選挙に向けて
石破さんが「やってます」感を出した
政策か。


授業料無償化で私立高校の人気が
上がることへの
対抗策として
公立高校の生徒の減少を防ぐ
システムになるのだろう。

政党間での大人の事情も感じるが…

色々ニュースを見てみると
愛知県では以前から実施されているらしい。

​塾屋として「アリ」だと思う。

「熊高・済々黌どっちにしよう?」

「済々黌に行きたいけど
 無理だったら第一でもいいな」

このような生徒たちにとって
勝負の受験ができるシステムになる。​​



入試問題は統一なので
そのまま実施できる。
英数のAB選択は廃止すればいい。
熊本市立高校も共通問題にすれば
全ての公立高校を選択できる。

今の各高校で採点する方式の場合
採点基準の統一に難がある。
そのため教育委員会に
採点の部署を設置して
全県一斉採点にするか
いっそのこと県立高校も
マークシートにしてしまう。
そうすれば令和8年度入試から
実施できてしまう。

もしも熊本県の公立高校入試で
併願制が実施されればどうなるか?

令和7年入試での
熊本高校の受験者数は595名
合格者406名、不合格者189名。
併願制の場合は半数以上は
済々黌を併願するのではないか?

熊高と済々黌の入試合格点の差が
15点~20点。
熊高不合格者189名のうち
50名から100名は

済々黌で合格ってことがあり得る。

すると済々黌合格者​がはじき出される。
また、済々黌不合格者も
第一・第二・北高に流れて…

その結果、公立高校普通科は
高校間の格差がより鮮明になる。

実業系の高校は

部活や就職希望などで
「そこしか行きたくない」生徒も
多いので影響は少ないだろう。

それ以上に影響があるのが私立高校。
熊高不合格者189名のうち
半数以上は学園大付属に進学しているはず。
その生徒層がかなり減少することになる。
同様に九州学院・文徳・ルーテルなど
公立高校不合格の場合の
いわゆる「滑り止め」の高校に影響が出る。

私立高校の偏差値レベルは下がる。

でも、ちょっと待て?
私立高校授業料無償化で
私立高校の入学者は増えるはずだよね?
で、そのあとに公立高校併願制で
私立高校の入学者が減少して…
結局元通りになるのか。​

なんか、中3理科の食物連鎖・食物網の

食べる食べられるで最終的には元通り、
みたいな感じになってきた(笑)

そこまで計算しての
石破さん(自民党)の政策なのか?​


本来は公立高校入試は

その地域独自のシステムで機能しており
国が口出しする分野ではないはず。
教育は​各地域の状況に合わせて
地域ごとに決定するのが良い。

政府が突然言い出して
果たして実施されるのか???
まぁ実現したとしても
数年先になるだろうが。


ひかりゼミHPは ​​​ ​​​​​​​ こちら





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025/09/26 04:19:32 AM
コメント(0) | コメントを書く
[高校入試情報] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: